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三枚目のカードを引いた

「自分を見つめろ」という一枚目、
「体を超えろ」というニ枚目。さて三枚目は。

Art Oracles


三枚目は、ジョージア・オキーフだった。ご存じの方も多いと思うが20世紀アメリカを代表する画家だ。
カードの絵はちょっと見、東洋、日本でもおかしくないような喪服のような黒と白を身にまとった老女だ。(そういう写真もありました)オキーフといえば動物の骸骨とともに花の絵が浮かんでくるから、これはちょっとさびしい気もした。


カードのことばは「自然は秘密を守ります。フロイトを当惑させ続けましょう。自分自身からは逃げられませんが、他人からは逃げるのがかなり生産的です。」

なんと安らぐことばだろう。
三枚目にして。これは今の自分の強い望みだと思った。
フロイトを当惑させるかは別にしてこれが必要でこれがほしいのだなと。
知るだけでも慰められ、満たされることがある。

写真で見るオキーフは、どこか華奢な感じに見える。その絵はシンプルでどちらかというとリアルだが抽象画のようでもある。
花の絵は接近して描いているように一部が拡大されて描かれることが多い。近いが、溺れてはいない。たしかに性的だが、どこかすっきりして潔いようにも感じられる。
そうした特徴から、なんとなく「この人乙女座があるなあ」と思っていたが、チャートルーラーのひとつが乙女座の火星だった。

アストロデータバンクより

1ハウス蠍集中がすごい。自分のスタイルをどこまでも追求した人なのだろう。フロイトはいつまでも当惑させておこう。秘めるにはさらけ出すことだ。

IC魚座でルーラーのひとつはアセンダントに飛んでいる。彼女はヨーロッパになびかなかったし、人生の後半彼女はニューメキシコに住んだ。オキーフの「愛国心」ということばが浮かんだ。月並みな意味ではなく。その土地は彼女にとって特別だったのだろう。
二枚目のマリーナ・アブラモヴィッチもそうだったけれど、サビアンが思わせぶりで興味を惹かれる。

月は蠍座26度
「新しい領土へ移動した後にキャンプを作るネイティブ・アメリカン」
水星が蠍座29度
「ネイティブ・アメリカンの女性が酋長に子供たちの命乞いをする」
金星天秤座8度
「人の住まない家で燃え盛る暖炉」(オキーフはニューメキシコで廃墟のような家を買い再生し造り替えて住んだ。)
などはベタにまんまだなあと思ってしまう。

三枚目でそれなりの充足を見たのでここで了。

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