東京喰種を観てきましたレポ

いやー!!!すごかった!!!
良いもの見た!!!
エンドロールが一番怖い!!!(※個人の感想です)

ビックリマークはここからは控えて行きたいと思います。
表題の通り、映画の東京喰種を観てきました。
予備知識、ほぼナシ。映画館の垂れ幕を見て、面白そうー!これにしよっかー!くらいの軽ーいノリで入ったのでした。

……ここからネタバレしようと思います……
(基本的に敬称略)
(感想をぶちぶちに唱えているだけ)




いやーグロいのなんの。
すーごい。絵面が基本的に赤黒い。
血がベター。そのベターなった血を舌でズリー。
すっごい愛おしそう(美味しそうかつ不気味)にぺろぺろ舐めてるけどそれたった今殺した人!もしくは今仕留めようとしてる人!ぎゃー!

登場人物の名前はひとつも覚えられなかったけど、清水富美加がすっごい良い役やってました。すっごい良かった。
これきっと続編続々編出るんだろうなーっていう内容だったけど、今後どうするんでしょうね…。原作読んでないから彼女が話の中で今後どういう立ち回りしていくのか全く知らないんだけども…。

序盤は食べるシーンが執拗に強調されていました。
テレビ等での宣伝から蒼井優が窪田正孝の肩をガプーするのは知っていたので、いつ食われるのかな!わくわく!ガプー待機!くらいな気持ちで追っていましたが、あのー、窪田くんかわいい。優男。かわいい。純情。かわいい。

…からの落差。
いやー。そこからしばらく絶望的にグロかった。
CGが良い仕事しすぎて何も言えない。

そんなグロッキーが続いた中で出されたコーヒーが全く、全く信じられなくて、いっくらマスターがブレンドだって言ってもそれ血じゃないの!?人間の血だよね!?それを飲んじまったからには今日からお前もグールの仲間入りだぜウェヘヘ的な展開じゃないの!?と思ってたら本当にコーヒーでした。コーヒーは正義。コーヒーだけが正義かもしれない。

警察側の生き残りの白マント(海軍みたいな肩パットすごい真っ白なコート)の背中部分にスモーカー大佐よろしく『正義』って見えた。私には見えた(※実際にはありません)。

顔の右側が人間、左側がグール、と綺麗に使い分けられていて、情報の整理されっぷりがすごかった。スッキリ!
描かれている問題が難しいからいらんとこで考えさせない配慮と言うべきか。すごいなあ。

なーんの下地もない人が突然人種差別の狭間に立たされるの耐えられると思えないよ強靭だな!豊かな教養の力か!?と思っていたけど、片親である母との別れがわざわざ描かれていた理由に今更気付いた。
ずっと狭間には立たされていたんだなあ…。
しなやかに成長していく様は見事でした。きちんと現実を見て悩み選択していくことができるいい奴。

話がグール寄りだったから赤黒いシーンの方が多かったけど、人間は白、グールは黒、グールを武器に取り込んで戦う大泉洋は灰色、眼帯とシャツ(カフェの制服。人間好き)は真っ白、エプロンは黒…。
色としての棲み分けもわりとはっきりしていたなあと思いました。

清水富美加のスタンド(違う)の羽根が魅力的で、SEもサクサク聴きやすくて、いやー本当に良い役どころだなあー好かれるように撮られているなあーと思った。
スタンドつながりで(違う)、女の子のお母さんが殺されるときに、それだけは嫌…、とわざわざ言っていた理由があとで回収された!おおー…大泉洋ー…おまえー…と思ってたら娘さんのスタンドばーん!!!(だから違う)
わかりやすくて結構好きです。

佐々木希が思った以上にチョイ役で、拍子抜けしたのでした。ほぼモブみたいだった。美人すぎるモブ。次回作できっとキャラ立ちするのかな!と思った。
あとサケロックの人。あの人良いにいちゃん!もっと見たい!次回作に期待!
あんなに現場のエグそうな作品気軽にぽんぽん撮れるとも思えないけど。

本編終わってエンドロールに移る時の、歌の歌詞の刺さりっぷりがね、エグくてね、ピアノとボーカルしか要素ないから歌詞聞かざるを得なくてね、すごく怖かった。認識してからじわじわ効いてくるタイプの刺され方。
基本的にはピアノとボーカルなんだけど本編で使われていたSE(に近い音?)がぼんぼこ足されていって、でも映像による情報の補足がないからなんの音かわからなくて、ひたすら恐怖だった。何なら一番怖かった。フィクションです!とも言ってくれないしな。作品から現実に返す役割だけど、現実こそが怖いよね、という返し方。

たぶん繰り返し観ることによってまた違うし、原作もまた違う面白さがあるんだろうなあ、たくさん触れたいなあと思いました。
とりあえず漫画を追ってみようと思います。
良いもの見たなー。すごく良かった。

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