範宙遊泳「心の声など聞こえるか」感想
イタかった。序盤はとにかく。範宙の作品を生で見るのは本当に久しぶりで、前回の「バナナの花は食べられる」は配信映像を見た。生で見て気づいたのは、配信だとそのイタさから目を背けられるということだった。自宅なら、適宜目を背けたり、乾いた笑いでリアクションが出来る。だけど劇場だとそうはいかない。どうしようもなく目の前にあるし、笑おうにも、そのイタさが微妙なテンションで、笑おうか笑うまいか迷ってる間に次が来るのだ。困る。困った。たぶん周りもそうだったと思う。あのイタさをどう受け止めよう