よくわからない話

大量の本を売ったらカスタマセンターのようなところから電話が来て「お客様がこちらに送った本のダンボールの隙間にクレジットカードが一枚入っていました」と言われて「え?それはすみません。こちらに送ってもらうことってできますか。」そしてこの話は超スピードでよくわからなくなっていく。
「それは出来ません」
「え?じゃあ取りに行けばいいですか?」
「いえ、お客様にお返しすることはできません」
「え?」
「このカードの名義がお客様のお名前ではないからです。ご本人にしか返却できません」
「え?名義って誰ですか?」
「それはお教え出来ません」
「え?」
「個人情報ですので」
「え?」
「お客様のお名前ではない、としかお教え出来ません」
「え?」
「こちらのカード、いかがいたしますか」
「え?」
「こちらで破棄、というかたちでよろしいでしょうか?」
「え?それはだめです」
「では、いかがいたしますか?」
「え?名義を教えてくだ
「出来かねます」
「え?

失礼ですが、これは、何を確認する為のお電話ですか?」
「このクレジットカードをいかがいたしますか?という確認でご連絡しました」
「え?」

「このクレジットカードを、いかがいたしますか?」

「………じゃあ、破棄してください」
「かしこまりました。では、そのようにいたします。ありがとうございました」
「え?」
「では、失礼いたします。」

「え?」

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