フィリップ・K・ディックが、わからない
時々ちくま文庫を適当に買うんだけど(ちくま文庫を適当に買って読むと4冊中3冊ぐらい面白い)『トラウマ文学館 ひどすぎるけど無視できない12の物語』という謎本を買い、読んでいたらその中にフィリップ・K・ディックの短編があった。
私は昔から、フィリップ・K・ディックがなぜか全く理解できない。
みんな大好きフィリップ・K・ディックじゃないですか。なぜだか全く理解できない。面白くないとかのわからないじゃなくて、話がよくわからない。どれを読んでもわからない。たぶん、フィリップ・K・ディックが、というより、SFがわからないんだと思う。
が、これは短編だからいけるんじゃない?
と思って読んだけど、やっぱりよくわからなかった。
もしかして
「宇宙」「人類」「時間」
この3つのうちどれか一つ、どれか一つ以上の概念をそもそも理解していないんじゃないかしら。
と思って、Wikipediaの「宇宙」を読んでみた。
よくわからなかった。
「人類」
わかった。面白かった。
「時間」
あまりにも理解できず。
「宇宙」と「時間」がよくわからないことがわかった。
バカか?という感じかもしれないけど読書は苦手ではない。
でも映画が苦手、とか小説が苦手、とか、音楽が苦手、とか人それぞれあるけどそもそも得意 苦手とはなんぞやという話で、私は、得意だ、というのは「誤解しない」「間違えない」ということだと思う。これは相性の問題で、例えばなんでかすぐ誤解する人っているじゃないですか。普通の会話なのになんでか、
「私そんなこと言ってないじゃん!!」みたいな。「なんでこの話でそう思うの!?」みたいな。そういうのって、相性が致命的なんですよ。頭が悪いとかじゃないんだ(私の頭が悪いとかじゃないんだ)、誤解を招きがちな関係は相性が悪い。おそらく何かを、何か重要な概念を(お互いが)理解できていない。私が「宇宙」と「時間」のことを理解できていないように、「宇宙」でも「時間」でもない、「何か」を。「何か」重要な共通の概念を。
話がウネウネと流れてしまいましたが、
なんだっけ、まあいいか
アハハハハハハ
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