名作とは
『戦場の生存術』という謎の本を読んでいて思い出したんだけど「スーツを着なくていい仕事がしたい」と言った人がいてその時私が「でもスーツは砂漠で生き残るじゃん」と言ったらその場にいた人たちが「そうそう」「砂漠で生き残るためのスーツだよ」「そうそう」と言い、スーツを着たくない人が「え?そうなの?なんで?」と言ったら一斉に「マスターキートン読んでねえの!?」となった。
読んでない人もいるだろ
「日本人全員が読んでるよ!?」「砂漠で生き残るのはスーツなんだよ!?」
「砂漠で生き残るのはスーツだってこと知らないで今までスーツ着てたの!?」
「みんな砂漠で生き残る為にスーツ着てるんだよ!?」
そうなの?
「ほんとに読んだことない。じゃあ読むから貸してよ」
と言われ全員が
「持ってない」
と答える。
「持ってないの!?」
「持ってない」
「昔どっかで読んだ」
「とにかく砂漠で生き残るのはスーツだということは覚えている」
「そもそもどういう話だっけ?」
「さあ」
「とにかく、砂漠で生き残るのはスーツなんだよ」
誰もマスターキートンのファンでもなく、全巻揃えて愛蔵しているわけでもなく、でもとにかく「砂漠で生き残るのはスーツ」ということはマスターキートンで知っている。
もしかして、こういう結果を『名作』と呼ぶのではないか。
『記録ではなく、記憶に残るものを』
とは誰の言葉だったか。
浦沢直樹だったりして。
ハハハ 違うか
寝まーす
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