よふかしのうた18巻ネタバレ有り感想

恋って良いな。自分も恋がしたいよ。なあ、七草ナズナ……。
自分ってキモいキモいモラトリアム真っ只中の思春期野郎だから、たまに「恋ってなんだ、人を好きになるってどういう気持ちなんだ」って悩むことがあるんだよ。この漫画はその悩みを完璧に解決してくれた。最高の答えをくれた。

恋って、よふかしのうたです。恋って、七草ナズナです。


七草ナズナと結婚したいよ。でも、出来ない。なぜなら自分が好きなのは夜守コウへの恋心を自覚してしまった七草ナズナだから。自分に振り向く七草ナズナなんて七草ナズナではない。七草ナズナ、七草ナズナでいてくれ。
七草ナズナか恋を自覚するシーン、本当に良かった。そこからの少しウジウジしている恋をしている人ムーブをする七草ナズナ、可愛過ぎ。流石は七草ナズナ。
もう、完全に恋を理解ってしまった。恋をしている七草ナズナを見た瞬間、「ああ、恋ってこうだったよな。恋の甘酸っぱさってこんな味だったな」って、自分の中には存在しないはずの記憶が浮かび上がってきた。
理解ってしまった。恋の良さが。恋のもどかしさが。恋の美しさが。そして、七草ナズナの可愛さが……。
少しひねくれてるけど、これもある種の初恋かもしれない。七草ナズナを見て恋を知ったから。
自分も恋がしたい。よふかしのうたを読んで感じたあの感情を、当事者になって味わいたい。恋を知ってしまったなら恋をしないという選択はない。染み付いてしまった。今の自分に足りてないのは恋かもしれない。恋です完全に。
来年は自分も吸血鬼。面の良い女に恋しちまう運命(さだめ)なんだ。どうしても。

よふかしのうた、話の作り方がいいんだよな。
読んでいてちゃんと終わりに向かって行ってる感覚がある。まだ先の展開はわからないけど、それでも確かに良い終わりを描いてくれるだろうという確信が持てる。そんな漫画ってあんまりない。漫画が上手い。期待して続きを待てるのって嬉しいな。
七草ナズナは人間になって死んでしまうのか。夜守コウは吸血鬼になれるのか。
どんな展開になろうともきっと面白いし、良いと思えるんだろうな。楽しみだ。

てかこの漫画、絵がうめえ。
髪の毛の描き方が好き。瞳の描き方が好き。体の描き方が好き。デフォルメ絵の描き方が好き。かわいい。キャラデザもいいんだよな。七草ナズナの髪型が好きだし顔が好きだし服装が好き。なんだそのスケベな格好は。自分特効の服じゃん。七草ナズナ、自分に恋をさせようとしているだろ。ありがとう。好きです……。
他のキャラも全員かわいい。まあ七草ナズナが特に好きだけど。七草ナズナ一筋だけど。
自分って好みの顔がわかりやすい。ぼっち・ざ・ろっく!の廣井きくりというキャラも好きなんだけど、七草ナズナと並べて見比べてみると「なるほどね……」となる。
でも本当に七草ナズナが好き過ぎて手からファンアートが出てくるかと思った。自分って絵を描くタイプの人間なんですけど、普段は基本的にファンアートは描かないんですよ。なんか怖くて。でも今回ばかりはファンアートが出そうになった。今はギリギリ耐えてるけど、多分数日後にはファンアート描いてるだろうな。

漫画の感想をまとめるなんて自分らしくないな。好きな物について語るとか恥でしかない(シャイでかわいいね)。でも恋ってそういうもんじゃん。自分を曲げてでもこの溢れるときめきと気持ちを書き留めておきたかった。

七草ナズナ、好き。

19巻も楽しみだ。早く出ないかな。よふかしのうたって本当にいい漫画だ。
ああ、早く恋がしたい……。

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