注文~いつも長考しちゃう~

今夜は3月に近所にできた台湾料理屋さんで夕食をとった。

メニューは豊富なんだけれど、初めて行ったときに頼んだ豚コマ炒め定食のお肉がボロボロだったので、今度は王道のチャーハンにしようと思って、しばらく迷って青菜と豚バラのやつを選んだ。

割に待ち時間が長かったように思う。

豚バラは三枚肉のチャーシューだった。ごはんは専用に炊いた硬めのものではなく、定食の白いご飯を活用していると見た。なんかふんわりしつつねちょっとしていて、家で食べるチャーハン感がある。

「うわあ!このチャーハン、お店でたべるやつみたい!」というのは嬉しいものの、正直「このチャーハン、家で食べてるのと似てる・・・。」というのは嬉しくない。お米の間からこちらを見ているボロン・・・。と横たわるチャーシューの他に、細かい四角に切られたピンク色のロースハムという取り合わせもなかなかレアではないか。

あと、一緒に付いてきたお味噌汁には、ワカメとネギの他に、にんにくや人参のみじん切りが沈んでいて、台湾化された味噌汁の味にぼんやりとしたグローバリゼーションを感じた。新潟の住宅街でこういう経験が出来るのは面白いことかもしれない。


このお店の印象を目に焼き付ける為に、もう一度メニューを読んでみる。業者に発注して作ったであろう、しっかりしたラミネートのメニューだ。

閉じようとしたときに見つけた一番最後のコース料理のページには、¥5200と書いてあるのを二重線を引っ張って¥4700と訂正されている。筆で書かれた雰囲気の書体で大きく書いてあり、それがいかにもオトクな感じを醸し出そうとしているように思えて、お客の心理を逆手に取ったやり方がなんだか姑息だなと思った。

そういう商売熱心でいかつい感じ、なんかめっちゃ中国って感じする。食器が中古でボロボロなのも、カウンターのスツールが地面に釘で打ち付けられているのも、呼び鈴押す中国語の呼び出しがかかるもの異文化の生命力に圧倒された。

ほんとは孤独のグルメ8で見た中華街の海老ワンタン麺が美味しそう過ぎて、ああいうのを求めて行ったんだよなあ。中華街に行かないとダメって事すね・・・。

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