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夢とリアルとバイブスと(「3 PREMIER の感想」)

お久しぶりのnoteでございますね。
本日の話題はKEN THE 390主催、般若、梅田サイファー出演のスリーマンライブ「3 PREMIER」です。

会場は恵比寿LIQUIDROOMでしたが私はギリギリまで同日のDream On Iceのチケットが取れないか粘っていたらSOLD OUTしてしまい泣く泣く配信での視聴でした。DOIももちろんご用意されず。トホホ……。仕方ない、羽生結弦には勝てないから、何人たりとも、決して勝てないから……。

それにしたってちょっとだいぶ現地の人が羨ましくなる良いライブでした。リキッドは個人的に思い入れのある場所なのでいっそう行きたかった。物販もあったし。いいな~~~~!!!!

先陣を切ったのは梅田サイファー。


何を隠そう私、5月のビックジャンボジェットリリースパーティー~あの歩道橋の上で会おうぜ兄弟~in大阪服部緑地公園を見て以来、いや、正確には、配信のアーカイブ期間が残り少ないからと5月末にアーカイブを視聴し直したところリピートが止まらず、梅田サイファーにどハマりしております。

相変わらず梅田のライブは楽しいし、何より最高に楽しそうだね。やっぱり演者が楽しそうなステージってダイスキ!こちらも歌って踊りたくなる。

今日はふぁんくさんがやたらとかっこよかった気がするな。あとOSCAさんの美しい歌声の安定感。素顔のteppeiさんは笑顔がとても可愛らしいお方なのだなあとも。そして最後のKZさんのお言葉にワクワク。もしも機会があれば絶対に……!!

8月のKOPERU×ISSEIのライブも興味ある。これ最近そこら中で言ってるけど、受験生時代永遠に聞いてたんだよコペイセ。耳がめちゃめちゃ気持ちいいから。しかし会場がクラブということで少々気後れしている。初クラブ決めちゃう?

続いて般若。


Creepy Nutsの野音イベントで見たときも思ったし書いたのだけれど、やはり般若さんのライブは自分と般若さんしかいない、1:1のように錯覚させられる。配信であってもそれは変わらず。

たとえ曲を聞いたことがなくても、なんならたぶん般若さんのことを知らなかったとしても、伝わる。まっすぐに言葉が突き刺さる。

音楽がもつメッセージというのは概して綺麗事だ。

それをどれだけ真実味をもって伝えられるかがアーティストの力量なのだと思う。

HIPHOPという"リアル"が求められる世界の中でも、それって本当にリアルなのか?と思うことはあったり。

般若さんの音楽を聴くと、我々が生きていく中で縛られたり染み付いている様々なくだらないこと、そんな"現実"の方が偽物に思える。世界が反転する。根っこは同じだと気付く。

話は逸れるけど、その点において、私は瑛人の「HIPHOPは歌えない」が好きだったりする。「HIPHOPは歌えない 俺はリアルじゃないからさ」という赤裸々な現実はかえってHIPHOP的であったりするのだ。「ドルチェ&ガッバーナの香水」とかいうワードセンスといい、天才だよな。いや、私はこの2曲しか存じ上げないただのミーハーどニワカなのですが……。

トリを飾るのはKEN THE 390。

身も蓋もないこと言ってもいいですか?


KENさんかっこよすぎる🥺🥺🥺


お年を重ねるたびにどんどん格好よくなってませんか、ダブルのスーツがお似合いすぎではないですか、危うくKEN THE 390の女になるところでした、現場行ってたらなってたかもしれない、配信だったおかげで私はまだかろうじてネイサン・チェンの女です。

KENさんは最近とあるアイドルオーディション番組にラップの講師としてご出演されたらしく、アイドル候補生たちを差し置いてケンザ先生に惚れてしまった視聴者も多かったようです。何このフィクションみたいなエピソード。かっこいいもんね。わかるよ。

しょっぱなインファイトからTurn upというセトリもグサグサに刺さりました、なぜなら私がちょうど最も熱心にフリースタイルダンジョンを見ていた頃の曲だから……。

インファイトのFORKさんの「誰でも0だろ1から学べ どん底にいるなら位置は下がらねえ」を受験生時代に座右の銘にしていたことを思い出す……。受験といえばClapとかRock The Houseのインストもよく勉強中に聞いてたなと……。甦る記憶。

おわかりのように私は世間一般において青春とされる高校2年から3年あたりに日本語ラップに触れたせいで、人生が若干ぐにゃっとなった気がします。俺が狂ったのは奴らのせいさ。


KENさんいわく、「ライブはバイブスの交換」。

そっか。それなんだよな。今のライブにたりないものは。そして私が愛しているものは。ライブに限ったことではない。フィギュアスケートだってそうだった。

早く双方全力でバイブスぶつけ合える日が来るといいですね。

ラストのコラボはえげつないほど豪華だった。

真っ向勝負からOverallまで。真っ向勝負のフックでKOPERUさんとKENさんがMC☆ニガリのぶんまで歌い、ダブル☆ニガリが生まれていたのが面白かったです。2人ともどっから声出してんだ。

OverallのR-指定さんのバースは音源を何回聴いてもえげつないフロウで気持ち悪いくらい踏みまくってて笑ってしまうのですがライブでもやはりド変態で素晴らしかったです。

私は幸いにして頻度こそ減ったとはいえこの状況下でも現場に行くことができている身なので、高望みはしません。ただ、現場というのは一度きりで、今しかないもの、という事実は残酷なまでに変わらない。天秤にかけるのは難しい。いつかまた、その言葉は信じているけど、いつかと言うばかりでは叶わないことを思い知ったので。

とにかく早く(お財布事情以外は)何も気にせず好きな人たちと全力でバイブス交換しに行ける日が来るようにと祈るばかりです。

それでは、いつかまた。


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