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Black Starのイントロのクラシカルなギターのコード進行をアナリーゼする

こんにちは、Yngwieを愛してやまない私です。ここのところ音楽理論を勉強しているので、昔から謎だったBlackStarのイントロの美しさを分析してみました。

楽譜はこのようになっています。

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コード進行としては

B→Em→B→Em→E→Am→F#→B→Em

となっていますね。この曲のキーはEm(半音下げ)です。

では分析していきましょう。

1小節目、いきなりドミナントからスタートですね。

B→Em→B→EmここまではV→Im→V→Imのシンプルな展開ですね。

続いてEm→E。これはダイアトニックではないコードが登場しましたね。Eの次のコードを見てみるとE→Amなので、このEはAmのドミナント、つまりセカンダリドミナントだったということがわかりますね。

つづいてAm→F#。これまたノンダイアトニックですね。F#の次のコードはB、つまりBのドミナントでしたね。Bの次はB→EmなのでF#→B→Emという流れにより、F#はEmのドッペルドミナントだったということがわかります。

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意外とシンプルな進行だったんですね。特にドッペルドミナントの響きが自分にはクラシカルに感じられて新鮮でした。バロック、古典派時代の常套句だったようですね。

特にこのF#→B→Emという進行はYngwie自身も気に入っているようでRisingForceのラストのキメなど至る所で見られますね。

今後もこのようなアナリーゼ記事をたまに上げていければと思っています。


最後まで読んでいただきありがとうございました。

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