好きなミスドのドーナッツが言えない

ミスドっておいしいよね。めっちゃおいしい。
小さなころからミスドはずっとおいしいし、絶対に明日もおいしい。
涙の日も笑顔の日も、晴れの日も雨の日もおいしい。
約束する。ミスドに変わって俺が約束する。
ミスドはずっとうまい。
ミスドがまずいと感じたら教えて欲しい。けど先に行っておく。
お前の舌がおかしい。

ミスドがうまいことに変わりはないけど、どれが一番か、どれが一番好きかというところは違っていい。みんな違ってみんないい。
ミスドでどれが一番好きかなんて最高の話題だからみんな大好きだと思う。
好きな猫種なに?とか好きな犬種なに?好きなミスドなに?
これ聞いとけばみんな笑顔なんだから。
けどね、そう聞かれると思わず押し黙っててしまう。悔しいかな無言。

ブリティッシュショトヘアー!シベリアンハスキー! (押し黙る…)
ミスドに失礼ながら自分敗北です…言えねぇ…言えねぇんだ…

恥ずかしくってよぉ…俺言えねぇんだ…言葉に詰まっちまうんだよ…
堂々と言えねぇんだ…

だってよぉ…だってよぉ…
ゴールデンチョコレートなんだもの…
好きなミスド…ゴールデンチョコレートなんだもの!!
言えねぇよ…言えねぇ…

ゴールデンチョコレートに非はねぇ。
寧ろこのまま変わらず輝き続けていて欲しい。
黒字に金っていう金を際立たせる色合いが素晴らしく見る者の心を豊かにするそのままの姿であってくれ。
食べるとき絶対にぽろぽろ落ちちゃうけど、もーおちるよねぇこれ!で許せちゃう子供心くすぐるたっぷり感。
そんでついでにおいしい…

たまんねぇよなぁ…ゴールデンチョコレート…
俺だっていいてぇよ…堂々とさぁ。
好きなミスドのドーナツは「ゴールデンチョコレートです!」ってよ。
けどさ…恥ずかしいじゃん。言えないじゃん。

好きなドーナツがキスショット・アセロラリオン・ハートアンダーブレードちゃんと同じだなんて…いえねぇよ…
忍野忍ちゃんと一緒だなんておれいえねぇよ…

ぱないの!とかいってかわいい子がはむはむしてるのがいいのよ。
それがゴールデンチョコレートのあるべき姿なのよ。
成人男性がぱねぇなって言いながらぽろぽろこぼれる金色のあれを
あらあらって処理してるの見て何が楽しいのよ。いや別に見ないし見せないよ?けどこうね。なんか恥ずかしいよね。

それに、それにっ…ゴールデンチョコレート君だってきっとかわいい子に食べて欲しいに決まってる…私なんてかわいくないし。声だって低いし…無駄に大きいし…普通に成人男性だし……いえないよっ!

みたいなテンションになる。なにゴールデンちょこれと好きとか言っちゃってんの?恥を知れってなる。いやね、努力してほしい。もっとゴールデンチョコレートにふさわしい人間になる努力を。自分の中に熱を感じない。勇気を、覚悟を感じない。恥ずかしがってる場合じゃないのよ。その前に出来ることがある。体縮めるとか、不死になるとかさぁ。恥ずかしくないの本当に。オレ君…俺お前が恥ずかしいよ。

ほんと

ほんと何が恥ずかしいっていつ見たかも知らないキャラクターの好きなドーナツの種類記憶して延々と意識してるお前だよ。他のことに記憶と羞恥心を使って欲しい。切実に。ゴールデンチョコレート君お前のこと何とも思ってねぇから。

物語シリーズまたアニメ始まるってね。ぱないの!

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