Illustratorの「レビュー用に共有」機能を使用してみたお話
こんにちは!クラウドワークスのデザイナーの森山です。
今回はIllustratorの「レビュー用に共有」機能を使用してみたお話です。
前談
私は普段Webの制作を主としていて、あまりグラフィックやエディトリアルの知見はありません。 Illustratorを使用するのはロゴを制作する場合や、Webで使用するベクターのパーツを作成するくらいです。
今回そんな感じのデザイナーが、ビズアシが10月に展示会へ出展するにあたり販促物を制作することとなりました。 デザインを順調に進めていき、担当者にデザインを確認してもらう際にふと思いました。
「都度アウトライン化、PDF保存して担当者に送るのめんどくs」
FigmaやAdobe XDのようにプレビュー用のリンク共有ができないものかと探してみるとIllustratorにもそんな機能がありました。
「レビュー用に共有」を使用してみて感じたよかったところ、改善待ちなところをお伝えできればと思っています。(※2023年9月時点)
よかったところ
確認用にアウトライン化したPDFで保存する必要がない
共有する度にアウトライン化してPDFで保存することがなくなり、ストレスが軽減しました。
また、未アウトラインの状態でレビュワー側で確認することができました。(すべてAdobe Fontsを利用していたからかも?)
アウトライン化したファイルを修正していた、なんてこともなくなるのでよかったです。
レビュワー・レビュイー双方の手間が軽減
今まではAcrobatでコメントを入れたり、スクショを撮ってスライドなどでコメントを入れたりしていましたが、ブラウザでそのままコメントを入れられるようになったのでレビュワーの負担が軽減しました。
Illustrator上でもコメントを確認できるのでレビュイーも確認しやすくなっています。
改善待ちなところ
コンテンツの更新ができない場合がある
リンクが既に作成済みのファイルでもコンテンツの更新ができず、リンクの新規作成の表示になってしまうことがあります。
どのような条件で発生するかはよくわかりませんでした。
リンクを再度作成すると共有用のURLが変わってしまう、以前のコメントが確認できなくなってしまうなどかなり不便ではありました。
CMYKプレビューはできなさそう
CMYKで作成したファイルだとレビュー画面で色が変わってしまいます。
レビュワーが印刷して確認できればよいのですが、ブラウザからの印刷には未対応のようでした。
文字や構成を確認するために使用するのがよいかも
今回「レビュー用に共有」を初めて使用してみて、よかったところもあれば改善待ちなところもありました。
現段階でこの機能に頼り切るのは少し難しいですが、使い分けながら使用するのがいいかなと思いました。
機能自体はとても便利なものだと思うのでAdobeさんの改善を期待して待っています!
さいごに
クラウドワークスでは引き続きデザイナーを募集しています!
少しでも興味を持たれた方はお気軽にご応募ください。
お会いできるのを楽しみにしています。
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