某映画の主人公から学んだこと あるいは感想

はじめに

映画の感想を書くのはワニ以来です。もーりと申します。
100日生きたワニを見てから、映画を映画館で見ようと思って動くことが多くなりました。

なんだかんだ、今年見た映画館で見た映画をあげると以下のものになります。

  • 100日生きたワニ

  • 龍とそばかすの姫

  • 映画大好きポンポさん

  • 都会のトム&ソーヤ

  • 返校

  • フリーガイ

  • えんとつ町のプペル

ということで今回はえんとつ町のプペルの感想というか主人公のルビッチ君から学べたことについて書きます。自分はオンラインサロンというのが令和の宗教だと思っている人なので、そのスタンスでこのnoteを書きます。

ちなみにかなり曲解と自分なりの解釈をしてこれを書いています。
そういったものが受け入れられないといった方はブラウザバック推奨です

あと、12/25にamazon primeにプペル来ることが決まりましたからね。


(12/25予定ない男を誘って一緒にウォッチパーティしようぜ!って声かけたところ「宗教勧誘はちょっと。。。」と言われました。解せぬ)


3行でわかるシリーズ

3行あらすじ

  1. けむりの向こうに星があるんだ。でも見たことないよ

  2. 星があることを証明しよう。そのために町のシステムを壊してでも進むぞ

  3. みんな演説で味方になったよ。星も見えるようになったね!ついでに社会も変わったよ!めでたし

3行感想

  • 教祖入門映画として100点満点。ルビッチ君から学べる

  • 勢いだけで泣かせようとしてきたけど、ストーリーの違和感と作者の顔が浮かんで涙が引っ込んだよ

  • 気付きを与えようとしているのがやばい。よくある手法

今回は特に太字にしたところをメインにまとめていきます

プペル見たよ

上述の通りプペル見てみました。
個人的には今年見た映画の中では、よくもわるくも評価つけがたいものです。

深夜2時半くらいの某ネトゲをやっている最中に、プペルがハロウィン期間に再上映するという話題がdiscord上で出ました。その時に面白いのか面白くないのかという話題になり、深夜テンションのノリで自分が見に行くことを決めました。この時点で大概な体の張り方をしていると思います

見に行った当日は朝の8時半からの回だったのですが、結構席が埋まっていました。ワニ君よりも集客パワーがあります。周りを見ていると家族連れであったり、カップルであったりと割と集団で見に行っている人が多い印象で
した。

自分、基本映画を一人で見に行くのですが、世の中のスタンダードは皆と映画を見に行くのでしょうか。これ以上書くと自分にダメージがありそうなので、止めておきます。ちなみに、あの場にはサロンメンバーがどれだけいたのでしょうか。。。?

後日談として、会社で後輩に映画見た話しするといつも好感触を返してくれるのですが、プペルを見た話しのときは「お、おう。。。」みたいな反応もらいました。何が悪かったんや。

見た感想 = 教祖入門映画

上記の通り、プペルを見てから1か月ぐらい経ってからこの文章を書いています。

色々考えた結果、一言でいうと教祖入門映画なんだろうなと思いました。

教祖入門というと自分の書いた文章も教祖入門と言われたことがあります。ライバルですね。

bell snow = 私


(某ネトゲのギルドで素材集めして物を作るコンテンツの入門と絡めて教祖についてちょっと書きました)

教祖入門コンテンツのライバルのことを知るのは大事なので、プペルはどう「教祖入門」たらしめているのかちゃんと解説して皆さんに分かってほしいと思います。

願わくば、このnoteを見た人は12/25のクリスマスにamazon primeで公開されるプペルを見て、学んだことを生かして教祖になってもらいたいと思います。そして、私に叙々苑連れて行ってください。

さてさて、プペルがなぜ教祖入門なのか。これは主人公であるルビッチ君が猛烈な教祖性を放ち、教祖としての開眼を世界観とストーリーが後押ししているからです。

え?そうなのって思った方に関しては残っていただければと思います。
この文章を呼んで学んでもらえれば教祖という立場に近づけます。

あ~なるほどね。って思った方は、すでに教祖への道に近づいています。しかし、復習は大事なので改めてルビッチ君から学んでよりよい教祖へ近づきましょう。

あ~なるほどねと思ったご友人がいる方はご注意ください。きっとそのうちツボとか水とか売ってくる可能性があります。喫茶店での呼び出しとかに注意しましょう。大抵知らない人がセットでついてきます。

ちなみにストーリーはかなり省いて以後の文章を書きます。また映画えんとつ町のプペル =プペル、登場人物のプペルのことはプペル君と呼称して進めていきます。

ルビッチ君って誰だよ -> この物語の主人公

画像はamazonから引用させてもらいました。手前に写っている少年がルビッチ君です。えんとつに座っているこの佇まいからすでにオーラを感じます。彼がこの物語の主人公です。プペルは奥側のゴミ人間です

ルビッチ君は高所恐怖症ながらもえんとつ掃除を生業としている子供です。
お父さんがルビッチ君に話していたおとぎ話である、「もくもくの雲の裏には星があるんだ」という物語を信じています。そして、それを未だに信じていることを隠しています。

この映画は彼が教祖として開眼するサクセスストーリーだといえます。

ルビッチ君から学ぶ教祖のなり方: 反社会編

教祖のなり方の一つに「世の中の問題点を叩く」というのがあります。これはできれば強い言葉がいいです。

そうすることで、共感する人()/叩く人()の流れができます。内の人を仲間につけてしまえば、これで立派な宗教の出来上がりです。

さて、これに関してまず見ていきましょう。ルビッチ君は「もくもくの雲の上に星があること。そして雲で星は見えない」ということをハロウィンの夜にやってきたごみ人間ことプペル君に話します。そしてそれを信じてもらうことに成功します。はい信者の出来上がりです。

そして「もくもくの雲の上に星があること。そして雲で星は見えない」ことが社会の問題ですね。この話はルビッチ君の教祖サクセスストーリーであると共に、この雲で星が見えないという問題に立ちむかうお話です。

これは、仏陀も同じことをやっています。先人の知恵から学んでいる。完璧ですね。

映画ではちゃんと敵も用意してくれています。外の人間、叩く人として明確に描かれるのは、同級生3人組です。教祖を目指す人いえども、近くの人全員を味方につけることは不可能です。その敵として同級生 = 同世代を使うのは教祖入門ストーリーのテンプレートとして今後扱われてもよいと思います。

そして、最終的にはルビッチ君の演説で涙を流しながら信者になります。教祖入門ストーリーにおいて、信者を増やすというのを過程を完璧に描けていて100点満点ですね。

更に言うと世界観もルビッチ君が教祖になるサポートしています。
この時点で皆さんの頭の中には???が浮かんでいると思います。これも説明いたしますので、ご安心ください。

ルビッチ君は星を見るための過程で元老院的な組織(中央銀行というらしい)と戦うことになります。映画だけだとわからないのですが、閉鎖的な国家なので宗教も管理されていることでしょう。国家運営のことを踏まえて、そしてストーリー中に語られる背景から察するに、えんとつ町は信仰の自由はないと思われます。

そんな中で現れるは教祖ルビッチ君。この町に存在する閉塞感を打破するべく動き出します。これによって既存国家/宗教とのバチバチのバトルが勃発します。その結果既存宗教で救われていなかった人間がルビッチ君のもとに駆け付けます。

この流れは大事です。既存国家/宗教下で満足していなかった人間をルビッチ君のもとに取り組むことができるからです。

実際、鎌倉時代の日蓮大聖人(IMEの予測変換で出ました)なんかは、既存仏教をこき下ろして、法華経を推しをした結果、今でも名前が残る僧として教科書に載るレベルです。

ルビッチ君も同じことをしているわけですね。そしてその敵を用意+打破する流れを世界観が後押ししています。

上記のことを本能的にやっているルビッチ君にはやはり完璧な教祖性が備わっているといえるでしょう。「ルビッチ君、そんな見た目してないで?」っていう意見があるかもしれません。見た目は大事ですが、それよりも内面が大事です。

さて、ここから先はルビッチ君が獲得した信者とどう付き合ったのか、要は内部の教義、信者との付き合いについて見ていきましょう。

ルビッチ君から学ぶ教祖のなり方: 信者との付き合い編

信者との付き合い編として、ルビッチ君の周りの人間、今回は職場の人について触れていきましょうか。

ストーリーの中で描かれている職場の人との関わりとしては、こんな感じです。

中盤で棟梁的な立場の人が暗殺されかけて、ルビッチ君がなんやかんやで迫害されます。気が付いたら、星を見る作戦を一緒にやる仲間になっています。そして、必要な道具を一緒に作っていきます。

自分の印象

この変わり身に関して映画を一回見た程度では理解できなかったのです。なら、自分なりの解釈で解決するしかないです。

自分の答えはこうです。
ルビッチ君の教祖パワーでどうにか説得
ここまで読んでいただいたみなさんなら、ルビッチ君が並々ならぬ教祖パワーを宿していることは明確なはずです。

さて、挿入歌と共に星を見る作戦の道具を作るシーンがあるのですが、教祖入門として、信者との付き合いが明確に描かれているいいシーンです。特に科学者、インテリがいるというのが完璧です。

なぜインテリがいると完璧なのか。それは彼らに体系的な教義を作ってもらうことが可能だからです。宗教には教義があってそれは教祖が作っている。なんて思っている方がいらっしゃるかもしれませんが、必ずともそうとは限りません。過去の宗教でも周りの人が教祖の言葉を記憶し、解釈、体系的にまとめることで今の宗教になっているわけです。

ルビッチ君を見ていきましょう。ルビッチ君、世の中の問題点を明確に突きつけましたそして、それに共感した職場の人がついてきてくれたんでしょう。そう考えざるを得ないです。(前述の周囲の人を信者にするという教祖に求められるスキルが発揮されている事例です)

そして職場の中にはエンジニア的な人や大人がいます。きっとその人たちがルビッチ君を教祖に仕立て上げるために色々頑張ったんでしょう。それがあるから、ラストの船に乗り込んでスピーチするシーンがあるわけです。

ちなみに、この手のことは実際の世の中でも起きています。大人が子供を教祖として持ち上げてスピーチ。。。。これ以上書くと怒られそうなのでやめておきます

ルビッチ君から学ぶ教祖のなり方: 内部の教義編

宗教には教義が必要です。ではルビッチ君が教祖を務める宗教は何が教義の元なのでしょうか?(前述のように教義はインテリがまとめてくれるので、ルビッチ君が主張するのは教義の元が正しいのですが、この節では教義と言わせてもらいます。)

ルビッチ君がたびたびいう「煙の向こうには星がある」ということが教義なのでしょうか?これに関して深読みしていきましょう。
曲解にもほどがあるという意見を持った人はきっとブラウザバックしていると思うので、続けます。

前述の通り、なぜか批判していたはずの職場の人が気が付いたら仲間になっているシーンがありますが、このあたり、どう仲間にしたのでしょうか。前節では並々ならぬ教祖パワーで説得と視聴しましたが、もうちょっとだけ踏み込んで解説しましょう。ここを読み解けば必然的に教義も見えてきます。

ここまでの流れで口酸っぱく言ってきましたが、教祖は世の中の問題点を指摘する人です。ルビッチ君の「もくもくの雲の上に星があること。そして雲で星は見えない」というはプペルワールドの問題を指摘しています。

さて、この言葉をどう解釈、曲解してあげれば教義を作り出し、ルビッチ君を教祖たらしめることができるでしょうか?

これは全体のストーリーを追うと分かるようになります。ルビッチ君は星を見ることが夢だということが分かります。

はい、そうですね。目的を夢という言葉でコーティングすればOKです。「星を見るということが夢。そしてそれを追いたい」という風に言い換えることができますね。

こうなってくるとルビッチ君を応援して夢をかなえてあげようと、そして夢を見て頑張るということを応援する人が職場の人に出てきたのでしょう。あるいは自分も何か夢があってそれを実現するために今の社会ではできないと考える者も現れるのかもしれません。そういった人たちがルビッチ君の周りに集まったのでしょう。さながら「ハッピーあなたの夢かなえ隊」といったところでしょうか。「ハッピーあなたの夢かなえ隊」として、えんとつ掃除の集団は再就職したんだと思います。

本編外のこと

ということで教祖入門映画、ルビッチ君教祖立志編、という体裁を整えたえんとつ町のプペルです。残りは本編外の感想です。

〇プぺ

私にはわからないのですが、きっと複数プペルを見る方、つまり、「〇プぺ」をする人は教祖目指しているのだと思っています。

複数回視聴して気付きがあるのはわかります。教祖入門映画として100点満点の映画ですが、問題なのが一点あって、入門をマイルドに描きすぎています。そのため、複数回視聴しないときっとメソッドが見につかないのですね。私には真似できない勤勉さです。


複数回視聴を〇プぺと呼ぶ文化もgoodです。実際宗教って文化を生み出していますからね。これ言い出した人にはトップクラスの教祖の才能があります。

少なくとも複数回見ることを用語として定着する映画なんて聞いたことがありません。エヴァンゲリオンを朝から晩まで見ていた友人ですら、「〇回」見たとしか言っていないです。あのエヴァンゲリオンですら、複数回視聴を単語として定義できていないんですよ。ということでまじですごいと思います。よいか、どうかは知りませんが。

映画の長さ:90分 で語られたこと/なかったところ

このプペルという映画は90分という長さです。映画大好きポンポさんでも90分は至高とされています。確かに入門解説として考えた際に90分というのはちょうどよい長さです。大学の講義も90分ですからね。

ただし、90分というのは教祖という体系的な学問の全体像を学ぶには時間が短すぎます。余白が足りない。そのため大事なエッセンスのみを取り出して、その部分に重点的に解説しているので抜けもあります。

この映画を見ることを以下のことがわかります。

  • 教祖のなり方

  • 教義の作り方

  • 信者の増やし方

逆にこの映画で語られていないこと

  • 甘い汁のすすり方

  • 布教方法

では、抜けをどう勉強すればよいのでしょうか。そうだね、宗教映画から学べばよいよね。
ということで、某宗教が出している映画、「神秘の法」から学びましょうか。

https://www.amazon.co.jp/gp/video/detail/B07JP57LPL/ref=atv_dp_share_cu_r

これ書くためだけに全部見ました。神秘の法を見ることで「布教しよう」がわかります。幸福の科学の教義というか世界観の布教に成功しています。

ただ、ここに書くとさらに長くなるのでいつか語ることがあるかもしれません。

触れられなかったこと

当時読んだ「「”カモられる若者”」として炎上している件について」 削除されていて読めない。。。
ちなみに、匿名はてなに投稿されていたこのことに対する反応する記事も面白かった。


終わりに

ぶっちゃけ曲解を繰り返して、解釈を捻じ曲げまくってプペルという映画に向き合ってみたけど、自分としては色々頑張って書いた感じがします。

この感想に共感できるかは、12/25 amazon primeで確かみてみろ!






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