デトロイトビカムヒューマン 1週目 感想 ネタバレあり

 こんにちは。
 先日"デトロイトビカムヒューマン"というゲームをクリアしました。なので感想をざっと書いていきます。ネタバレをたくさん含んでいるので、まだ見たくない方はブラウザバックをお願いします。





自分の結末について

 デトロイトをプレイしたことのある人なら、たぶん1週目にどんな結末を迎えたのか気になると思うので、サクッと書いてみました。"主要人物を可能な限り生かしてエンディングを迎える"ことをグッドエンディングと捉えるのであれば、そこそこ頑張ったほうかなと思います。

コナー
 サイバーライフタワーにて偽コナーと出会い、ハンクを犠牲にして偽コナーにデータを転送する。そしてそこに収納されていたアンドロイドたちを変異させ解放する。

マーカス
 平和的なデモを行い続ける。マーカス編の主要人物は全員生かし、最後追い詰められた際は歌を歌って兵を退却させる。

カーラ
 ジェリコから脱出の際、ルーサーが殺されてしまう。残ったカーラとアリスは検問を無事突破し、二人でカナダに入国する。


感想①:プレイヤーが介入できる映画みたいでおもしろい!

 ネット上で多くの方が似たような感想を挙げていると思いますが、同じようにぼくもこう感じました。このゲームのストーリー自体は割とよくある物なんですけど、自分の選択次第で未来を変えることができるから、映画とはまた違った意味で物語に没入できるのがすごいよかったです!


感想②:モブキャラを含め全員が幸せになれるエンディングを迎えることはできなさそうなのが心にくる

 僕は可能な限り全員が幸せに終わることができそうなエンディングを目指してプレイしていました。だからこそこう感じたのかもしれません。クリアした後にネットやyoutubeでほかのエンディングを見ましたが、やはりこのゲームは、たとえ"主要人物を全員生かす"エンディングを迎えたとしてもある程度の犠牲がつきものらしいですね。

 わかりやすい例だと、カーラ編のカナダ行のバスのチケットを手に入れるシーン。どうやらあそこであの夫婦からチケットをパクらないと3人全員がカナダにたどり着くエンディングを迎えることはできないみたいです。なのであの夫婦は少なくともゲーム内の物語の中では報われないです。(まぁアンドロイドではなく人間なので、チケットを再発行するという手段はとれそうですけど) 他にはマーカス編の場合、平和的なデモを行うにしても結局何人かのアンドロイドは人間の兵による銃撃で殺されてしまいますね。どんなに平和を望んだとしてもある程度の犠牲は出てしまいそうです。


感想③:このゲームで何度も変異体が口にしていた"自由"、そして"人間とアンドロイドの共存"の2つについて考えさせられた

 このゲームでは"自由"について何度も口にされていたので、また人間とアンドロイドの共存を目指すというエンディングを迎えたので、それについてあれこれ思いをはせていました。これ以降は個人的な勝手な考えです。

 僕は、自分が自由であるかどうかを確かめるには、他者と比較することでしか判断できないと思っています。(自由は主観的に判断できるものではない) 今回変異体が自由を求めていたのも、アンドロイドを利用している人間という比較対象者がいたからこそだと思っています。別に人間が存在しない世界であればアンドロイドは自由を求める必要性なんてなくなりますしね。だから、AさんBさんという人が仮にいたとして、Aさんが自由を手に入れたところで、それまで自由だったBさんがAさんと比較し「自分は自由ではない」と反乱を起こすのではないか?と考えてしまいます。自由を手に入れるための戦いは永遠に終わりそうにないなって思います。

 またこのゲームの平和的なデモを見て、人間とアンドロイドが共存するには、お互いがお互いのことを理解し合う・それぞれの意見を理解し合うことが大事だと思いました。でも人間同士でもそうですけど、理解できない人を無理して理解しようとするのはストレスだし、なんならその人のことを嫌いになる恐れまであるから、お互いを理解することって難しいなと思います。(例えばものすごく自己中な人がいたとして、「なんでこの人は他者や自分の気持ちを考えることができないんだろう」と考えたところで、答えが見つかることは少なくむしろ憎しみが湧いてくることもありえそうですよね。)


 今回はここまでです。読んでいただきありがとうございました。


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