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怖いことから逃げ続けてきた
今までの自分の人生は、怖いことから逃げ続けてきた人生だったと思う。
やってみたかったバイトも、両思いだったかもしれない人との関係も、自分のやりたいことも、自分の未来や目標に真剣に向き合うことも、未来を見据えた努力も、全部、何かに手を伸ばして挑戦することが怖くて、結局やらないこととか、中途半端になってしまうことがほとんどだった。
いつも何かを願う時、できたらいいな、「でも」無理かもしれない、「でも」難しいかもしれない、「でも」うまくいかないかも、「でも」失敗するかも、そうやって、「でも」「でも」って、自分の心の声に対して第一に否定から入って、なりたい自分とかやってみたいこととか、自分の目標が、頑張っても叶わなかった時のための保険をほぼ無意識にかけていた。
無理かもしれないとかそんなことは、やってみないと誰にも分からないことなのに、やる前から確信的な何かが欲しくて、私はいつも行動するよりも、頭の中で考えてばかりだった。
今考えると私が今まで自分の中でかけてきた保険は、頑張っても叶わなかった時のための保険というよりも、何かを目指して頑張るということそれ自体から逃げるための言い訳なだけだったのかもしれない。
頑張ってもうまくいかないのが怖かったから、最初から保険をかけて、100%の頑張りを捧げてしまわないように
だってのめり込めばのめり込んだだけ、失敗した時に辛いから
でもそうやって、怖いことから逃げてばかりいると、今の自分の想像の範囲内のことしかできなくて、本当にやりたいことは大抵、挑戦や一歩踏み出すことが必要なことだから、そういうことが何もできずに、今までと何も変わらない自分を、人生を、ただ流されるように生きることになってしまう。そういうふうに生きていれば、確かに自分が何よりも恐れていた、怖い思いや嫌な思いはしなくて済むけど、その代わりに、どんどん「なんかつまらないな」と思うようになっていく。
当たり前のことだ。だって、自分のやってみたいことや願いからことごとく逃げて生きてるんだから、そりゃつまらなくもなる。おまけに、怖いことから逃げて生きていると、なんかつまらないな症候群になるだけじゃなくて、自分の心の声を自分が全然聞いてくれないので、自分への信頼も落ちていって、自分自身のことをどんどん好きじゃなくなっていってしまう。
逆に言えば、自分の心の声を聞いて、怖くてもちゃんと行動してあげれば、自分という一番長く近くで過ごしていく人間への信頼度が高まって、自分のことがどんどん好きになっていく。
今年の目標はもっぱら、「怖いことには片腕だけでもいいからとりあえず突っ込んでいく」です。
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