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PERSONA5 The Stage #4Final を見に行ったら最高だった

PERSONA5 The Stage#4Finalを、見たぞ〜!!!!!!!!!!!!!


うわーーーーーっ!!!!!!!!!!ペルソナ5最高ペルソナ5最高ペルソナ5最高〜〜!!!!!!!!!!!!!✌️✌️✌️✨✨✨✨🎉🎉🎉😭😭😭😭😭🙏🙏✨✨✨✨✨✨✨

という訳で感想を書いていきます。
いいこともそうでないことも書いていくので、気分を悪くされたらすみません。Persona5 The Stageを見て元気を出してください。

あと、ペルソナ5のネタバレを当たり前のように話しているので、ペルソナ5をやったことがない方は下記URLへどうぞ!!!
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前書き

明智加入、冴さん戦、獅童戦、ヤルダバオト戦、ラヴェンツァ邂逅をどうやって2時間半で!?って思ってたんですが、
ヤルダバオトとラヴェンツァをばっさり切って、残りのシーンに全ツッパしよう!という超思い切った構成でした。

賛否分かれるかもしれませんが、私個人としては英断だと思っています。終わり方にも特に違和感なかったし。

アニメ(思うところがありすぎる)のような爆速進行ダイジェストをされるよりかは、描きたいところを絞って濃密にしていただいた方が見応えがあるな……と思ってます。

総時間数を増やして描くという選択肢もあるかとは思いますが、それだとZepp横浜のパイプ椅子にケツが耐えられないので、これくらいの長さでやっていただいて丁度良かったかなと感じてます。
明智の学園祭でのたこ焼きのシーンやら客船からの大脱出シーンやらは全部カットされてたので残念でもありますが、仕方ないねんな……。
けどせめて竜司のシーンは欲しかった……。

ポジティブな感想

見やすい

改めてぺごステって見やすいな〜と思いました。(これはお話が分かりやすいという意味であって断じて舞台の見晴らしがいいということではない。なあZepp横浜?)

必要最低限のシーンを選び抜いて、かつ見せ場もちゃんと作って……と丁寧に考え抜かれてる感じがする。終盤の展開はどうしても主人公と明智にスポットが当たってしまいがちですが、その2人に多めにスポットを当てながらも、怪盗団全員が活躍してる感はちゃんとありました。
私は今回のキーパーソンである明智の他に春が好きなのですが、どっちのキャラを見てても満足感があってほくほくしています。嬉し〜!!! 

実質12,800円のガチャの結果

キャラっぽい

今回もちゃんとキャラだな〜と思いました。
誰が喋ってるかちゃんと理解できるので、チャット欄に顔アイコン無くても誰の発言か分かるのって何気にすごいと思います。原作に声がそっくりな人も何人かおるしね。
キャラクターらしさが大切にされていたので、すごく没入感がありましたし、ちゃんと原作をやった時のことを思い返しながら見ることができました。

詳しくは後述しますが、原作のキャラをそのまま持ってきたのが竜司とか双葉とかで、舞台版ならではのキャラ造形がされているのが主人公とか祐介とかかな〜と私的に思ってます。

演技が細かい

メインで喋っている時はもちろん、そうでない時もちゃんと舞台上でキャラクターを演じられているな〜と思いました。
例を挙げるとキリがありませんが、
・奥村社長の死についての話題になると、春の体を労わるように彼女に触れる杏
・パレス内を全力疾走しようとする双葉に、「危ない!1人では……!」と小さく言いながら追いかける祐介
・薬のせいでよく覚えていません、という主人公の発言の後、彼の手首を覗き込んで絶句する竜司
などなど。ゲームではなかなか描き切れない生きた情景を見せてもらえるのは原作ファンとして本当に有難かったです。
ただ、これはぺごステというよりかは2.5次元舞台全体の妙だと言えばそうかもしれません(テニミュのベンチワークとかが有名か)。

殺陣がかっこいい

私的に怪盗団の殺陣は特撮として見てるのですが、やっぱり全員でバリバリ戦ってるのは本当に格好いいですね!
殺陣のシーン見る度に、チケ代を2倍分くらい回収してる気分になる。色んな組み合わせでコンビネーション攻撃してるのも最高!
モナと竜司と祐介の合体攻撃可愛かったです。

今回は冴さんがめちゃくちゃアグレッシブで、こんなの勝てねぇ……って思いましたし、獅童さんがカッチカチで、こんなの勝てねぇ……って思ったので、適度に絶望感もありつつ、最後にはみんなで

バーーーン!!!!

ってポーズ決めて勝つのは脳汁出ました。
マジで特撮。後ろで爆発起こってるのが見える。

キーパーソン(明智、冴、獅童)がかっこいい

これは本当に……推しというのもあるのですが、明智くんがめちゃくちゃかっこよかったですね。
佐々木喜英さんってすごいなって……。
#1を拝見した時から、「絶対に明智吾郎を最後まで演じる」というある種すごみのようなものを感じていたので、実際プリンススーツを着たヒデ様が登場した時謎に泣いてしまいました。いやほんとに。

冴さんと獅童さんも、終盤のボス感が溢れ出ていてすごく良かったです。2人とも強そうだし実際強いし、対峙した時の緊張感がちゃんとあった。

悪役(冴さんをここに入れるのは忍びないが)は毎回ハイクオリティですが、#1から#4までずっとそれが保たれていたのは見る側としてありがたいなと思いました。対峙する相手が強ければ強いほど見てて燃えるってもんよ。


ネガティブな感想

惣じゃない治ゃ郎

何で森山さんを惣治郎役から外したのか理解ができなかったです。何で!?!?

今回惣治郎は怪盗団、特に双葉と主人公のよき協力者として凄く大切な役回りだったと思うんですが、何故アンサンブルの人にやらせたのか……どうして……。  (多分予算)


新曲が1曲しかない

毎回新曲が大盤振る舞いされて最高だったんですが、今回は明智の新曲がひとつだけでした。

その1曲が超重厚かつ佐々木喜英さんの圧倒的な歌唱力で歌い上げられるので満足感はありましたが、ATLUSの曲が好きな人間としてはもう1曲くらいあると嬉しかったかな……と思いました。

#2と#3であったような原曲アレンジも大好きだったのですが、オミットされていて悲しみ。


物販が最悪

今回の最大遺憾ポイントがこれ 初日の物販は……本当に酷かった!!!!!!!
私は18:00の開場時間とほぼ同時に物販に並んだが……買えたのは開演5分前だった!!!もうちょい後ろに並んでた方たちは買えなかったと思う!レジのお姉さんたちは頑張ってたと思うから、もう少し窓口増やしてくれよな…。


会場

思えば#2の頃からアンケートにZepp横浜はやめて欲しい……と書き続けていましたが、やはり最後までZepp横浜でしたね!!


12,800円全席指定フルフラットパイプ椅子席ズラしなし(スーパーウルトラグレートデリシャス大車輪山嵐)の舞台、ペルソナ5じゃなかったら絶対行ってないです。けどペルソナ5だから行きましたし、得るものはとっても大きかったので良かったです。

けどほんと……チケ代高すぎ椅子硬すぎ席ガチャ酷すぎ新高島(越前リョーマ)だと友達を呼びにくいんだよな……。


キャラ毎の感想

(数が多いのでひとまず怪盗団のメンツのみ。過去シリーズにも触れてます)

主人公(猪野広樹さん)

#1の頃に比べ、どんどん人間パラメーターが上がってる感ある。
私はおどおどした主人公がやる時はやる!というのがハチャメチャに好きなので、超貴重な解釈の主人公として猪野さんのぺごくんを愛していましたが、Finalの頼りがいのあるリーダーとなった彼もまた乙なものだなと思いました。
(おどおどあせあせしてるぺごくんが好きな人マジで見ないんですけどもしいたら友達になってください)

みんなに頼られながらもちょっとほよよとしたところもあるのがまたいい塩梅でした。あんなに色気があってかっこいいのに。ほんとに好きだ……猪野さんの解釈の主人公。

体格が竜司、祐介に比べてかなり良いので(制服がやたら小さく見える)物理的な頼りがいもあるし、声も穏やかながらよく通るので見てて安心感もある。

主人公が人を惹きつける怪盗団のリーダーとして大成していくのを追いかけるのはとても楽しかったです。今#1を見返したらすごくギャップがあるんだろうな。

主人公の制服が小さく見えるの、気のせいではなかったらしい

竜司(塩田康平さん)

毎回おじさん構文を作ってしまう程に竜司くんには邪な目を向けているのですが、今回はラストなので真面目に書きます。

塩田さんが竜司くんでほんとに良かったな〜と#1の頃から思っていましたが、それはFinalでも変わらなかったです。キャリアが抜群に長いので、見ていて安心できるというか、安定しているというか……屋台骨としてガッチリ存在感を放っているお方だと思います。

特にトラブルシューティングの力がすごくて、誰かのミスをさっと回収し、元のレールに戻しているのを何度も拝見しました。
大千秋楽でも「利用して〜」というセリフが飛んでしまった春ちゃんを、「利用すんだよなーっ!」とすかさずアシストしてたのはマジで凄かった(大千秋楽だけ見たお友達曰く、セリフが飛んでたとは思わなかったとのこと)。

演技、アクション、ダンスにも隙がなく、坂本竜司というキャラクターが舞台上に生きている!!!!と毎回感動してました。塩田さんが竜司くんでほんとに良かった……(2回目)。

なぜかぺごステは下手側のご縁が多かったんですが、OPのダンスで毎回竜司くんが踊ってるのを近くで見れてめちゃくちゃ嬉しかったです。

杏(御寺ゆきさん)

可愛らしい方だとは思いますが、正直に言ってしまえば、#1の時は杏ちゃんについて、何でこのキャスティング?と思っていました。姿かたちが抜群に似ているという訳でもないし、周りのキャストはそれなりにキャリアを積んだ方々なのに彼女だけ新人だし……と。

#1の時の演技や歌は本当、ど、どうした!?と思う出来でしたが、回を重ねる毎にほんとに上手くなっていらっしゃったと思います。Finalにて、#1の冒頭のカジノ脱出がなぞられるという演出がありましたが、「やっちゃって!ジョーカー!」というセリフの演じ方が全然違ったので、すごく練習されたんだろうなぁと得心がいきましたし、Finalのペルソナ召喚の声は鬼気迫るものがあり、涙腺を刺激されました。

いい意味で素朴な感じの杏ちゃんだったので、今思えば彼女が持つ「普通の女の子っぽさ」にフォーカスしたキャスティングだったのかな、と自分の中で結論づけています。
ムチの使い方上手いですよね。マジック使ってんの?(塩田並感)

祐介(小南光司さん)

小南さんの祐介、顔がかっこいい、立ち姿がかっこいい、声がかっこいい、動きがかっこいい。とにかくかっこいいです。

喜多川祐介というキャラ、元々が杉田智和さんが演じるケレン味に溢れすぎた造形をしているのですが、そんな中小南さんの祐介は画家を志す実直な青年というところにスポットが当たっていると思います。

#3での松島勇之介さんの祐介は間違いなく杉田智和の系譜だったので、小南さんと松島さんの祐介がどちらも見れて良かったです。
(松島さん、レボリューションライブでも拝見しましたがいい意味でネジが外れたとこがあったので、あれはマジで彼の持ち味なのかもしれないと思い恐ろしく思いました)

小南さんの祐介は、新たな喜多川祐介像を斬り拓いたと思っています。彼はその変さが取り沙汰されがちですが、真面目で義理堅い性格もまた祐介の良さなので、それを再確認できて本当に良かったです。
ただ、松島祐介を間に挟んだら小南祐介もだいぶ様子がおかしくなってたので、リスポーン地点はやはり杉田智和の祐介なんだなと思いました。
そうだ!あそこの歌を歌おう!!!!ここで一曲!!!!(←ぺごステにおける祐介の正真正銘ラストの発言がこれになってしまったがいいのか?)

真(石塚朱莉さん)

#2の七木奏音さん演じる真が完璧(こういう表現をあまり使いたくないが、本当に完璧だった)であったことから、#3での石塚さんの落ち着きのない真にどうしても思うところがあり……といったところだったのですが、Finalでは間違いなく良くなっていたと思います。

演技が上手くなったことももちろんありますが、石塚さんの真は『怪盗団の参謀』より、『新島冴の妹』感が強いため、今回のニイジマパレスでのポジションがマッチしていたように思うのです。冴さんへの悲痛な訴えかけについても、姉に依存せざるを得ない妹から発された叫びという説得力が凄かったなと。

私は3年生組(真、春、明智)が好きなので、年長者としての真を愛してしまいがちなのですが、優秀な姉を持った妹という一面もまた真のものなんだ……と、真と冴の一騎打ちを見て目が覚めるような思いでした。
石塚さんの真が発する掛け声がかっこよくて好きです。しかしながら真にしては相変わらずせわしなく、セリフの噛みが凄く多いのは気になりました……。

双葉(福田愛依さん)

言うことが……言うことがない……!というのも完全に双葉すぎて、今更こっちが言うことが本当にないというか……。立ち居振る舞いや声の出し方が佐倉双葉そのもので、塩田さん演じる竜司と同じく、原作のキャラをそのまま引っ張ってきた感がすごいです。

緊張している時の独特の声の震えや、テンション上がった時の感情の振れ幅のデカさなど、決して一筋縄ではいかないキャラだと思いますが、きっちり写し取ってるのに舌を巻きます。

ちょこまかと動いて、気を許した人にくっついてみたり、隠れてみたり、うんうん頷いてみたり、そんな細かい演技の積み重ねが双葉ちゃんを形作っています。

ここまで演技も上手くキャラの解釈に間違いもないと、すごいとしか言えないのがもどかしい。感情の昂りの演技が上手く、何度も福田さんの双葉に涙を流しました。
 

春(菅原りこさん)

菅原さんの春、顔が可愛い、声が可愛い、立ち居振る舞いが可愛い、何もかもが可愛い〜〜〜!

春が女子最推しのキャラなのですが、こんなに存在が可愛い人が推しを演じてくれてよかったな〜〜〜!!!!と身も蓋もない感想を抱いてます。いやほんと、可愛すぎる……。

気になる点を上げるとすれば、興奮すると声がキンキンになって何を言ってるのか聞き取れなくなってしまうところですが、それ以外は完全に奥村春なので、春ちゃんが舞台上にいる時は基本春ちゃんのあたりを見ていました。可愛い……。

明智くんとの対峙の際のセリフ、どうなるのかなと本当にドキドキしながら見たのですが、感情の込め方がもう素晴らしすぎて、ボロボロ泣きながら見てました。怒りと哀れみが最高の割合でブレンドされた声は本当必聴モンだと思います。

私は菅原さんの春ちゃんの写真を全て保存しております。
 

LOVEじゃろうが……


明智(佐々木喜英さん)

佐々木喜英さんの、明智を演じるぞ明智を演じるぞ徹底的に明智を演じるぞという想いが爆発したのがFinalだと思います。グツグツと煮えたぎったマグマが大噴火したような迫力がありました。

明智って色んなところでネタにされがち(パンケーキ発言とか屋根ゴミ発言とか)なキャラですが、やってる所業はまあ〜ヤバいですし、それを可能にする人間離れした精神力も含めすごく恐ろしい人間だと考えてます。そんな彼の持つ危険性が大爆発した瞬間、鳥肌がブワッッッと立ちました。 

プリンススーツを着て華麗に戦う彼も、ごつい銃で躊躇いなく主人公の脳天を撃ち抜く彼も、真っ黒な仮面を被ってがなり立てる彼も、全部ひっくるめて明智吾郎という男で、そんな彼の人生を演じきった佐々木喜英さんは凄まじい役者さんです。
大千秋楽での挨拶も、オタクの喜ばせ方を熟知してるな〜と唸ってしまいました。悲鳴が沢山漏れていたし、私もご多分に漏れず「え?……え?」と言ってしまった。

今回のFinalでのソロ曲実装により、全キャラで唯一全てのステージにおいて持ち曲がある男になりましたが、それもヒデ様の歌唱力がなせる技なんだろうな……。

こんな可愛い人が裏切るわけないだろ!!


総括

本当にFinalまでやってくれて良かった……。
#3の時の客入りの悪さにより、ニイジマパレスとかシドウパレスとかを舞台で見れる日は来るのかな……と戦々恐々としておりましたが、本当に良かった……それに尽きます。

公演数の少なさ、新曲の削られ方、惣治郎のアンサンブル化など、予算がギリギリなことがひしひしと伝わってきたのですが、原作の途中までのストーリーとはいえちゃんと舞台として完結させてくださったのは本当に感謝なんだよォ!!

正直Zepp横浜のパイプ椅子に座り続けるのはキツかったのですが、本当に本当にいい舞台だったので、何回も通ったことに一切後悔はありません
キャストの皆様、スタッフの皆様、素敵な舞台を見せてくださって本当にありがとうございました。 

ペルソナ5、サイコ〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!!!ありがとう!!!!!!!!!!!!!!!!(松島祐介)


主人公と明智が好きな人はぺごステFinal大千秋楽の配信を見ましょう。
#1から#4を振り返る記事も多分書きます。


画像引用元→TOUGH-タフ- 猿渡哲也
https://ynjn.jp/title/7

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