9月27日(人生)

秋風が肌に心地よい季節となり、ムダ毛を処理せずとも
さして問題ない季節が近づいてきましたが、皆様いかがお過ごしか?

私は今までさぼりにさぼったツケが回ってきたため、大学4年目にして週5で大学に通っている。
日々だるさと戦ってはいるが元気だ。

そんな私も、彼氏と同棲をはじめてもう一か月がたつ。
なんというか端的に申し上げると「幸せ」である。
うん。幸せと表現して全く差し支えない。
朝は好きな男の隣で目覚め、夜はその男の腕の中で眠る。
これ以上何を望めばいいんですか神様。
いやまじで。って感じ。

世にも不幸な小学校高学年時代からは考えられない様である。
重い足取りで家路についていたのは今や昔。
今では(早く帰って奴の首根っこ捕まえて大量のチッスを浴びせるんじゃ!!)と、短い脚をできる限り早く回し帰っている次第だ。

だが、贅沢なことに私には「本当にこれでいいのだろうか」という不安がある。

私はもっと違う者になれたのではないだろうか。という迷いが。

同棲をはじめてからというもの、私はつまらない女になり下がってしまった。
昔(といっても2年くらい前まで)は、バイトが無い日は夜遅くまで友人たちと意味もなく何となく遊んでいたし、男から連絡がくればバイト終わりで多少眠たかったとしても急いで家に帰り、お泊りセットをひっさげマンコが叫ぶままにわがままに男の家にエロいことをしに行っていた。

それがいまではどうだ

彼氏一色のスケジュールである。

彼氏が休みの日は絶対に用事なんかいれないし、
たとえどうしても外せない用だった場合だとしても終わり次第飛んで帰っている。
いつだって早く帰りたい。
10分でも5分でも早く。
彼氏より先に帰り、洗濯や料理をしてお出迎えしたい。

男に誘われたってまず行かない。
だって会う理由なんてない。

たしかに今でも浮気したくなることはある。
(ごめんねマイラブダァリン。)

彼氏の態度が気に食わないとき、
構ってもらえないとき、
ひどいことを言われたとき。

そんな意地悪なバカチンに背を向けて
優しいことだけ言ってくれる男のもとへ逃げたくなる時もある。
真剣でいることはつかれるから、
適当にあやしてくれる人にすがりたくなることもある。

なぜそれをしないかというと、私は知っているのだ。
彼氏から、自分の気持ちから、どんなに逃げてみたところで、
結局のところ私は彼氏が大大大好きなため、秒で帰宅するということ。

まあ多少の出来心が必要以上に働いてしまったこともあるっちゃあるので、
ごはん食べに行ったりしたこともあるっちゃある。
が総じて「ああーーん!こいつに会う暇あるなら彼氏に会いたかったよう」となっているので許されてもいいだろう。つくづく私は自分に甘い。

このような一連の流れを数回経験したことにより、わたくし肉まんは男で遊ぶことも、男に遊ばれることもなくなったわけである。

めでたしめでたし♪
と自己完結できればそれでいいのだがどうもそれができない。

彼氏と付き合う前の肉まんは、自由奔放で、男という生き物に病んでいて、それでも男が好きで、ほんとどうしようもない女だった。

そんなどうしようもない自分が嫌いだった、が、いくら嫌ってみたところで「チンポが好き」という気持ちは変えようがなかった。

友人たちと、どうしようもないエピソードで笑い転げては、
さみしさや虚無感を浄化させてきた。

文字に起こすとただのバカ女である。

それなのになぜかその時期の自分を愛おしく思ってしまう。

あの頃の私はずっとさみしかった代わりにいつも楽しかった。
泣きながら笑い転げていた。


もしも彼氏を作らず、今でもどうしようもなく生きていたらどうなっていたのだろうか。
想像すると割とゾッとしてしまうので別に戻りたいとは思っていないのだ。たぶん。

けど、自分が男の帰りをワクワクしながら待つような
つまらない女になってしまったことが残念でならない。

彼と付き合う前の私はもっと強かった。
一人で泣いて、一人で立ち上がっていた。
一人で過ごす夜だってへっちゃらだった。

今は違う。
あろうことか男の胸の中で泣いている。
泣かせているのはその男だというのに。

加えて、一人で寝るなんてできない。
これもまた、男の胸の中だ。

なんてちっぽけで弱々しくてつまらない女なのだ。

たんぽぽの綿毛さながらに自由奔放なセックスライフを
強くたくましく謳歌していたこの私が、
たった1本のチンポのふもとに落ち着いている。

本当にこれでいいのだろうか。
私はもっと楽しめるのでは?もっとでっかい女になれるのでは?

…いやいいのだ。
スリルやドキドキはすぐに溶けてしまう一瞬の感情
どれだけ味わったってお腹いっぱいにはならない。
その道を行くのはこれからもずっと、ちゃんとあきらめよう。
だいたい、でっかい女ってなんすか?
自分でもよくわかっていないものに、私はあこがれている。
自由で、いろいろなことを自分の判断だけでできて、誰にも縛られない面白い女。
なんてかっこいいのだ。

女は、というか私はたぶんこれからもずっと
心のどこかでスリル的なものを求めてしまう

だって、真剣でいることも真面目でいることも疲れる。

誰だって、いつだって自由でいたいしいつだって幸せでいたい
と思うのではないだろうか。
例にもれず私も、そう思っている。

ちなみに、そうやって生きてきた結果クラミジアを患った。

ドキドキが恋しくなってしまうたびに今回経験した壮絶なマンコの痒みを
思い出そうと思うのであった。

雑なまとめ方を許してほしい。
今はバイト中なのだ。

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