7/20(妊娠9w)

皆さまご機嫌いかがお過ごしか?
ちょっと見ない間に妊娠しました肉まんです。

そんな久しぶりのnoteで申し訳ないが、
ついこの間私のまんこから茶色のおりものが出たのだ。

いきなりなんですか?と言った感じだと思うのでまず経緯を説明したい。
結構初歩から説明するが、ここ最近子宮拡大に伴い膀胱が圧迫され、毎朝強烈な尿意に起こされトイレに行くというルーティンになっていた。

これ、なかなかにストレスである。
膀胱が痛いんだよお…😭

突然私のおしっこ模様を報告されている皆様もなかなかストレスだと思うがどうか許してほしいんだよ。

で、まあとりあえずおしっこが終わったら当然トイレットペーパーで拭くと思うが、今日はその毎度おなじみの流れに異変があった。
そう、茶色のおりもの。

そういえばなんだか腹が痛い。
言い表しがたい痛みである。
引っ張られてるような、チクチクするような痛みと言えばいいのだろうか。鈍痛といえば鈍痛である。

脳内では【緊急事態発生🚧 】とemergencyコールがけたたましく鳴り響いた。
そんななか、彼氏が「肉ちゃん〜おはよお〜」とかなんとか言ってチューしようとしてきたので大変腹立たしかった。

股から茶色の汁が出てる身の上としてはチゥとかしてる場合ではないのだ。
仕事を休んで病院に行くか迷う。
とりあえず検索ダ!😭🤳と思いたちスマホに不安材料を入力するも答えは出てこない。

一応茶色のおりものに関しての記事は大量にあるのだが「茶おりは普通のことだよ!」とサイトと、「腹痛と茶おりは流産のサイン!?」というサイトと両方ある。
しかも「腹痛はよくあること!」というサイトもある。

情報の取捨選択の難易度レベルが100である。
どれが本当なのだ。

妊娠初期症状と生理前の症状がほぼ同じでイラついた大学時代を思い出す。

というか今日は本部長と今後の方向性をきめる個人面談がある。
新卒妊娠マンの私に「延期して😫休みほち✌️」という勇気はない。

顔は固まったまま心の中で「ああんほんとどうしよどうしよ!!誰か助けなよ!!」と自我大暴れであった。

そんな私を心配そうに見つめていた彼氏だが「大丈夫、、?」とかなんとか言いながら仕事前のジムに行った。
(これだから男は…)と思いながらも送り出し、私もとりあえず出勤した。肉ちゃんは偉いので。

今までチャリをガンガン漕いで出勤していたがもう歩くしかあるまい。
さすがの私も股の異常事態時にチャリに乗る勇気はなかった。

なんかもはや若干腹痛がある気がするような気がする。みたいなことになった。
腹痛というか、子宮ではない部位(卵管?)というか、下腹の両端?あたりが痛い。ような気がする。
この説明文の意味、皆さまよくわからないと思うがなんと私もわかっていない。

なんなら自分の身に何が起きているのかさっぱりわかっていない。

正解がわからない中で行動するというのは恐ろしく、歩けばいいのかチャリの方がいいのか電車乗っていいのか全てわからない。

いろいろ考えている間も断片的にちょこちょこと腰と卵管あたりが痛い。ような気がする。
私の赤ちゃんは今どうしているのか。無事なら無事と言ってほしいがまだ1cmくらいの大きさなのできっと無理である。

不安が収まりそうもなかったので会社の最寄駅に着き次第病院に電話したところ念のため来いと言われてしまった。
医者に来いと言われた以上行くしかあるまい。

医者のお墨付きをもらった私は会社に電話し、血が出たので病院行っていいですか的な旨を伝え了承を得ることに成功した。
コンプライアンスやハラスメントといった言葉がある時代で就職できて幸せである。

正しくは血ではなく茶色のおりものなのだが男性しかいない営業所なので自分のおりものの色を事細かに伝えるのはちょっと無理である。

とりあえず産婦人科までのバスに乗ったが満員で立っていなければならず、カバンにつけていたマタニティマークが悲しく揺れた。

腹の中に小さな人間がいるのは自分が思ってる以上に怖かった。取扱注意のクリオネ的な存在を飼育している気分である。

全然関係ないが、私はその日ベナッシを履いていたのだ。病院に着いたところで気づいた。

スーツにベナッシというなんとも珍妙な格好である。
いつも自転車で職場に行ってるためパンプスを職場に置き、外回りの時のみベナッシからパンプスに履き替えていたのだ。

職場のおじさんの「コンビニに行くのか会社に行くのかよくわかんねえ格好だな」というコメントを無視し続けた罰である。

わりと恥ずかしかった…まあどうでもよいが。
それよりも大事なのは腹の中の小さな人間のことである。
心臓が動いてなかったら?異常があったら?一生懸命小さな心臓を動かしていたお腹の中のべびちゃんを思い出すと心が痛かった。

診察台の上に乗ると産婦人科お馴染みの謎器具を膣に突っ込まれ、(あ、女ってほんとつれえわ)としみじみ思った。
ただ幸いなことにべびちゃんにはなんら問題はなく普通に元気に生きていた。

あんなに痛かったのに元気なんだ…へえ…生命…

安心感がデカすぎてそんな感じのことしか考えられなかったがとりあえずよかった。
会計を済ませ外に出ようとしたところ私のベナッシがない。
去年彼氏が買ってくれたラルフローレンのベナッシ、ちょっと薄汚れてきたベナッシ、そんなもの誰が盗むのだろうか、誰が間違えるのだろうか。

靴がないことには帰れないので靴を履きたいのだがいくら探しても靴がない。
さすがの新卒妊娠マンも産婦人科のスリッパで職場に行くほど神経は太くない。

困り果てていたところ看護婦さんが事情を聞いてくれ念のため病院の中を探してくれたのだが、他の患者さんがスリッパと間違えて履いていたらしい。

産婦人科のスリッパに間違えられた私のベナッシ。

なんていうかちょっとその…って感じである。
どんな感じだろうか。

所長に電話してくれって言われたので電話したら大事をとって休めと言われ、その日は休んだ。

妊娠をしてからというものみんなが気を使ってくれる、私の体を優先していいと言ってくれる。営業から帰ってきてみんな暑いはずなのにエアコンの設定温度は28度のままだ。ちょっと前まで23度だったのに。

地球にも私にも優しい設定温度である。

部長と本部長は「安定期入るまで週3出勤でもいい」と言ってくれた。
隣のおじさんには「新卒なんだからそれはあんまり良くないよ。体調管理は自分でしっかりしてそれくらい頑張らないと。営業として働いていくって言ってるけど肉まんさんの分のノルマはみんなが引き受けなきゃいけなくなるんだよ。そこも考えてみて」と言われたが。

新卒という私の立場を一旦横に置かせてくれるなら「はあ?おめえこちとら3食ちゃんとたべて22時就寝してんのにゲロは止まんねえし具合悪いしでどうしようもねんだヨ😄子宮に言ってくれ😄」とでも言ってやりたい。

しかしそんなこと言えないのでおじさんの意見は無視して週3勤務するしかあるまいよ。


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この騒動もひと段落ついた頃親に絶縁されるということ、このときの私はまだ知らない。

1日で人生が変わることもあるのに、1日1日をしっかり生きなきゃいけないのまじでつらいですね。

この先何が私を待ち受けているのだろう。
いいことばかりではないだろうがいいことの方が多いといいし、悪いことは全部乗り越えられるといい。

そう願う肉ちゃんなのでした…😌

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