見出し画像

ローファイ・ヒップホップと音楽とアニメ「サムライチャンプルー」のススメ

こんなタイトルですが正直言ってヒップホップとか音楽のことは詳しくはありません。
最初に謝っておきます。
詳しくなくてホントごめんなさい。

アニメ作品「サムライチャンプルー」をすすめる内容の記事を書こうと思ったのですがヒップホップに触れないわけにもいかないのでタイトルに入れてみました。

異色の組合せヒップホップ✕チャンバラ

なんでヒップホップなのかというと作品の主題歌がヒップホップで劇中でもヒップホップの曲が使われてたりムゲンがブレイクダンスみたいなアクションをやたらとするのもヒップホップ繋がりからくる動きでヒップホップ✕チャンバラという異色のアニメがサムライチャンプルーなのです。

主題歌は「battlecry」

「battlecry」Nujabes feat.Sing02

TVアニメ作品「カウボーイ・ビバップ」(1998)の渡辺信一郎監督が「カウボーイ・ビバップ」の次に監督したTVアニメ作品が「サムライチャンプルー」(2004)でした。

音楽好きで有名な渡辺信一郎監督が自分の好きな曲をどうしても使用したいってなって大好きだったNujabesさんに曲をお願いしたようです。

Nujabesさんはローファイ・ヒップホップにおける世界規模でゴッドファーザー的な存在なんだそうです。
現代のローファイ・ヒップホップブームはNujabesさんの曲を子供の頃に聴いていた層が大人になってブームの火付け役になっているとも言われていてヒップホップ界においてのローファイ・ヒップホップのムーブメントのきっかけを作った人なんだそうです。

残念ながらNujabesさんは2010年に逝去されてるようです。
サムライチャンプルーとは関係ないですがNujabes✕sing02のPVがYouTube上であったのでリンク先を貼付しときます。
この曲もめちゃめちゃめちゃカッコイイ曲ですよね。

「Luv(sic)Part6」より

「サムライチャンプルー」は2004年にフジテレビの深夜枠で放送されていましたがカルト的な人気が一部にはあったにはあったけれど当時あまり人気がなくて「カウボーイ・ビバップ」同様地上波で最終話まで放送されず17話(全26話)で一度打ち切られました。

ところが海外では大人向けのアニメ枠で何度も放送されて人気があったそうです。
この作品でNujabesさんの音楽に影響を受けた人達がかなりいることもあってヒップホップ✕チャンバラアニメとして世界ではかなり知られているようです。

日本だと知らない人が多くてほんとに悲しくてたまらないんだけどパチンコ台でなら知ってるって人がたまにいる。

どうやら「サムライチャンプルー」のパチンコ台があるらしいです。

大人向けアニメの魅力とは

「サムライチャンプルー」は内容が大人向けです。
「カウボーイビバップ」が好きだったので渡辺信一郎監督が関わる「サムライチャンプルー」も見たいなって思って当時頑張ってついていったカルトの一人が私なのですが…(打ち切られたのに見たくてもビデオ屋でもマイナーすぎて店に置いてなくてレンタルすら出来なくてイライラしブチ切れた私はDVD全巻買ったくらい当時はカルトでしたDVD1枚7800円✕13枚を購入しちまいましたからアニメのDVDって高価すぎっ)

カルトな人気がある理由
それは『粋』なアニメだから

しかも子供じゃなくて大人が楽しめる内容で笑いありシリアスありホラーありアクションバトルバリバリでタイトル通りごちゃまぜな作品だけど絶妙なバランスで作られていて『粋』なんです。

内容を簡単に説明すると、フウという女の子が「向日葵の匂いのする侍」を探す旅をするロードムービー。

フウは江戸でたまたま出会ったムゲンとジンの2人を助ける代わりに用心棒になってもらい3人で旅に出ることになる。

この3人って男二人に女が一人という所謂「ドリカム状態」(死語だから意味が伝わらないかしら)なんだけど基本的には3人の中では色恋沙汰がない。
旅を続けていく中でゆっくりとお互いの信頼関係が出来ていく様子が『粋』で口で言わなくても強く信頼してることぐらい分かるだろうというとこがとてもいいのです。
旅の最後でジンはフウは自分じゃなくてムゲンが好きなんだろうと思って気を遣ってムゲンにフウを任せるんだけどフウは二人とも同じくらい大切で「ムゲンは危なっかしくてほっとけないやつ」「ジンはしっかりしてるから大丈夫なはず」って思ってるだけなんだよね〜きっとって外野だから分かるんだけどね。
そういうとこも好きだったりします。

ムゲンとジンの関係も絶妙でジンがムゲンに言うセリフで

「忘れるなお前を斬るのは私だ」

っていうやりとりがたまにあるんだけど、このセリフがほんとに好きです。

こういうとこも含めて『粋』な関係がこの作品の醍醐味なのです。

他にも大人向けだなと思ったエピソードは14話「暗夜行路」でムゲンは幼馴染に裏切られるんだけど幼馴染と共謀したパートナーの男は斬るんだけど幼馴染は斬らない。
「女と子供は斬らない」って信念があるからというよりは男なしで頼る糧もなく今後生きていけないであろう最大の仕打ちを幼馴染にしてる事にもなるというとこが最大の仕返しでもあり皮肉なのよね。
同じ14話で臨死体験したムゲンの描写で島唄の「おぼくりええみ」が流れるんだけどとても感慨深かった「サムライチャンプルー」内でヒップホップじゃない音楽もいろいろ使われてるけれどどの曲もとにかく良い。

「おぼくりええみ」歌詞と訳つき

9話の「魑魅魍魎」は大人向けがどうのこうのというよりはコンプライアンス的にも2024年の今だったら地上波とかじゃ絶対に放送出来ないやつだと思うしダメなやつだけどこういう話が普通にあるとこが「サムライチャンプルー」のよさなんだよね。

まだ見てなくて気になった大人のあなた是非「サムライチャンプルー」を一度見てみて下さい。

そんな「サムライチャンプルー」が今年で放送開始から20周年記念だそうで「Samurai Champloo Video Clash」というコンテストが2024年8月現在開催されています。
タイミング的にも楽曲がサブスク解禁したのもあるのか「Video Clash」というのは「サムライチャンプルー」の音楽と映像を使ってMusic Videoを自由に作ろうというコンテストです。


ここだけの話ですが
コンテストにエントリーしてMVを作成したら渡辺信一郎監督ももしかしたらそのMVを見てくれるかもしれない的なカルトな熱量で私もコンテストにエントリーしてただただ愛だけでMVをガンガン作成してるところです(現在進行中)というヨコシマな気持ちだけじゃなくて「サムライチャンプルー」が世の中にあまり知られてないし推し活として盛り上げつつ世の中に対して認知をもっともっと広げられたらいいなという気持ちもあってコンテストにエントリーしたというのもありました。

コンテスト開催側の公式のYouTubeチャンネルでエントリー作品をいくつか紹介している動画が配信されてるのですが、そこに…

一瞬目を疑ったのですが

私のエントリー動画も紹介して下さっていてめっちゃっめっちゃ〜嬉しかったです!!!!

動画の概要欄にある「もうみぃnote」が私のYouTubeチャンネルでしてエントリー動画配信中なのでよかったら見に来て下さい。

コンテストの〆切が2024/8/31なので是非皆様もエントリーされてはいかがでしょうか

みんなで一緒に盛り上がろうよ( ´∇` )

「Samurai Champloo Video Clash」に関する詳しいことはこちらからどうぞ

結論

『粋』な音楽が流れるアニメは内容も良い

って説ガチじゃない?
あると思います(˘ᵕ˘)

あと『粋』って感覚は世界共通認識であるんだろうなって「サムライチャンプルー」のファンを見てると思っちゃうのよね。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?