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ALL YOU NEED IS DESTROY

破壊破壊破壊もう最近は破壊一本でやってる。

目についたものはすべて破壊することにしている。
屋上に出ると少し冷たい風が頬を撫でて、眼下のすべてを破壊しなければならないという使命を確かめられる。
怒りはない。憎しみもない。羨望も嫉妬も劣等感もない。
ただ、破壊。


ああ~~壊してえ笑。


すべてに慈愛を持って接している俺であるが、唯一敵視している奴らがいる。

サブカル男子である。

眼鏡で、猫背で、くるくるの髪をしていて、吹けば飛びそうで、伏し目で、話していて全くおもしろくなく、ブンガクのことだけを考えていますという奴らだ。
破壊一択。である。

そのいかにも高尚ですといった指紋まみれの眼鏡をワンパンで粉砕したい。ワンパンで、だ。
俺は幼少期に空手を習っていた。腕力勝負ならこちらに軍配が上がる。

あいつらは他人にセンスを見せびらかすためだけに小説を持ち歩いている。ときには待ち時間にちらりと読んでみることもあるだろう。
そこを、グーでいく。奴らは本に夢中でその拳に気づかない。

一瞬で勝負は決まる。

サブカル男子を破壊しつくした後に、また横の誰かを破壊する。
木も椅子も街も空も破壊する。

ワンツーの速さは誰にも負けない。

蝶のように破壊、蜂のように破壊だ。

君もよかったら俺と一緒に破壊部に入らないか?
最後にお互いを破壊し合って終わろうじゃないか。

破壊部は君の入部を待ちわびているよ。

今度グラウンドで新歓バーベキューやるから来なよ。


フィストを交わそうじゃないか。

ああ、破壊。
















破壊。

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