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ICCソーシャルグッドカタパルト4位入賞!AgeWellJapan代表赤木ピッチ全文公開

AgeWellJapanの赤木円香です。
ICCカタパルトの応援、ありがとうございました!
100回くらいブラッシュアップを重ねた当日のピッチ全文を、 noteにまとめました。
良かったら読んでみてください。

創業経緯

こちら、私の祖母です。

写真左:祖父、写真右:祖母

幼い頃から、祖母は私の憧れ。

いつもチャーミングで、週末は着物でお出かけしたり、
フラダンスを踊る祖母を見て、
「大きくなったらおばあちゃんみたいになりたい!」と言ってきました。

しかし、86歳の時にバスの中で転倒。
圧迫骨折をしました。
幸い、怪我は完治し、元の日常生活に戻ったのですが、
ある日、祖母がこう呟きました。

「手伝ってもらってごめんね、ちょっと長く生きすぎちゃったかしら。」

衝撃でした。
そんなことを言わせてしまって、
自分にも社会にも憤りを覚えました。


皆さんのお父さんお母さん、おじいちゃんおばあちゃんは、
今日も心の底から笑い、長生きしたい!と思っていますか?

こんなデータがあります。
人生100年と言われるこの時代に、
「100歳まで生きたい」と思っているシニアは、たった21%

アンケート調査結果

今の日本は、
平均寿命は伸びているのに、
「前向きに長生きしたいと思える社会」になっていないんです。

実際、私の祖母のように、
介護などの身体的なサポートは必要ないものの、
日々、できないことが増え、いろんなことが億劫になっていく、
そんな「フレイルシニア」は全体の70%を締めます。

そんなシニアたちから、
「明日起きるのが楽しみ!人生まだまだよ!」
というポジティブな言葉を引き出したい。

前向きに生きるシニアを増やしたい!

こうして私は、2020年に起業、
孫世代の相棒サービス「もっとメイト」をはじめました。

もっとメイトとは

もっとメイトの最大の特徴は、
シニアの「相棒」がZ世代の若者だということ。

もっとメイトパートナーたち

サービスの様子ご覧ください。

若者が、シニア世代のご自宅に訪問し、
家事代行や介護以外の暮らしのお手伝いをします。
趣味のお供、スマホやパソコンなどのデジタルレクチャー、
時にはTikTokを踊ったり、
お出かけを一緒に楽しみ、
記念日は一緒にお祝いします。
高齢になってケーキをふぅー!ってすることってないんです。

もっと!もっと!を引き出すソウルメイトがもっとメイトです。

お誕生日をお祝いする一幕

現在、一都三県で展開、
月額会員制
平均月2万円
ユーザーは70~80代の独居、またはご家族と離れて住まれている方の
ご利用が多いです。

もっとメイトの素敵な事例をご紹介します。

こちらの慶子さんは87歳。
最初の会員さんで、もっとメイトパートナーは私です。

1人目の会員さん、今でも毎週ご自宅に訪問しています

出会った頃は、足腰が弱り物忘れが増え、
「しょんぼりすることが多い」と言っていました。
でも、現在、慶子さんはこう言います。
「赤木さんどうしよう。人生100年なんでしょ?赤木さんに出会ってから未来が広がって、あと13年じゃ足りないくらい、楽しみがたくさんある!

87歳の黒田さんは、もっとメイトが通い始めた頃、
一緒に住まれていたお姉様が亡くなられ、
「私にも、早くお迎えが来ないかな・・」と言っていました。
しかし、今の黒田さんの夢は、
もっとメイトパートナーの結婚式に、自分の足で歩いて参列すること

自分の足で歩いて参列するのが夢!と語る黒田さん

すごくないですか?
私たちは、
ネガティブなシニアをポジティブに変えることができるんです。

実際に、先程のアンケートをもっとメイトの会員さんにすると、
なんと、94.2%が100歳まで生きたいと言います

もっとメイト会員さんへのアンケート調査結果

「傾聴」というテクノロジーについて

ではなぜ、私たちは、
ネガティブなシニアをポジティブに変えることができるのか。
その答えは「傾聴」にありました。

傾聴とは、
一見お元気そうで、お困りごとやお悩みがなさそうなシニアの潜在的な本音や、
本人も気づいていない欲求に辿り着くこと。

さらに、そこから、
ポジティブな行動を生むようなご提案をし、
実現の後押しをすること

AgeWellJapanが科学した傾聴の仕組み

それが、私たちもっとメイトパートナーという仕事です。

このような世代間交流型の傾聴時間は、
約6000時間。

間違いなく私たちが、
日本で一番、シニアの本音に向き合っている
という自負があります。

また、この傾聴内容を全てを録音、
文字化してGPT解析
をしています。

このデータを活用することで、
傾聴力の高い人材を短期間で育成するプログラムを
独自開発
しました。

Age-Wellを定義

私たちは創業して3年、
ネガティブなシニアをポジティブに変えることを
探究し続けてきました。

そして、ポジティブに歳を重ねる生き方
Age-Well」と定義しました。
エイジウェルです。

Age-Wellとは:ポジティブに歳を重ねる生き方


Age-Well事業の拡大

123の企業・自治体との協業開始

この、Age-Wellを定義した結果、
確実に仲間が増え、
現在123の企業・自治体との協業が始まっています。

具体的な取り組みをご紹介します。

もっとメイトパートナーが、
シニアの集まる場所に出向いた地域イベントは、年間300回。

鉄道会社とコラボし、シニアが集まるコミュニティも運営。
たった4ヶ月で会員数は80名。

また、Age-Wellをテーマにしたカンファレンスを毎年主催。
今年は、約1万人の動員を予定しています。

私たちは、介護や医療以外の51.1兆円市場を
「Age-Well市場」ととらえ、
その市場でリーディングカンパニーを目指しています。

Age-Well市場

私が創りたい社会

超高齢社会の問題は、
ワクワク生きられないこと。

そんな社会を私は変えたい。
Age-Wellな社会にしたい。

今ここにいる皆さんが、若い世代が、
歳を重ねることにワクワクする社会を創りたい。

Age-Well社会の実現に向けて

共創で実現したい

しかし、日本のシニア人口は3600万人。
私たちだけでは、限界があります。遅いんです。

Age-Wellな商品を生み出し、
Age-Wellをプロデュース人を増やし、
Age-Wellな街をつくる。
ゆくゆくは、法改正も必要だと思っています。

だからこそ、ここにいる皆さんの力が必要なんです。
共に、新しいAge-Well社会をつくりましょう!

『超高齢社会を変革する会社』
株式会社AgeWellJapanでした。

画像クリックでピッチをご覧いただけます。

動画リンク:https://youtu.be/5JeQ-Mf0i7U

会社HP:https://agewelljapan.co.jp/


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