廉と海人の1999
愛し生きること / MAGIC WORDよかったな、、、リピートが止まらない。MAGIC WORDはダンスもMVの空間も全てかっこいいし、愛し生きることは一変してストーリー調の幻想的なMVで、切なくて優しい歌のギャップがすごい。キンプリは今も昔も、どんな曲でも物にしてきたよなぁと思った。どうでも良いけど愛し生きることの最初の二音くらい、MEZZO"のmiss you...ぽい(誰にも伝わらないよ‼)
カップリング曲も、バラエティー豊かな曲が収録されてて聴いてて楽しい!初回Bは表題曲の表記順番がマジワ→愛し生きることだからか、plan dもMAGIC WORDのイメージに近いお洒落でクールな曲だった。
そして。
海人くんが作詞した1999。どこかミュージカルみたいな、劇中歌のようなゆったりした曲調に滑らかに乗る2人の歌声と海人くんの歌詞が、一度聴いただけで頭から離れなかった。この曲のファンとしても海人担としても、咀嚼して、しっかり言葉にしておくべきなんじゃないかと思わされた。公開したとてTwitter(現X。)で拡散する予定も無いし、誰にも読まれないかもしれないけど、自分が今何を感じているかも含めて記録しておきたくなった。落ち着いているのに、そんな力のある曲だった。
ということでタイトル通り「1999」について、私なりの解釈をつらつら書いていこうと思います。好き勝手、本当に自分の解釈ばっかりなため、海人くんが何かを明言することがあれば消えるかもしれない。
誰のための歌か、ということ
単刀直入に言うと、サビのフレーズは「自分達(今のキンプリ)への応援」と取るのが私は自然だと思っている。この曲、まず大前提として、5(6)人から2人になる過程の話は多分に含まれていると思う。ただ、「2人から3人に向けてのメッセージ」と捉えるのは何となく違う気がするな、と思った。私がれんかいコンビ厨だからか?違う!多分。まあ置いといて、じゃあ例えばこの曲が2➝3に向けた曲だと仮定したとして、それを世に公開する意味は?と、そのことをずっと考えていた。そもそもなんで、2➝3へのメッセージ説に違和感を覚えるかというと、実在する"個"に対して「朝が暗いなら」「夜が痛いなら」って言葉、使うかな?ってただ主観なんだけれど。でもそういう素振りを見せずに別の場所で頑張っている相手に送る言葉としては、失礼な気もするのだ。キンプリの存在を頼りに日常を送っているファンに対して辛いことも忘れちゃおう!と声を掛けるのとは訳が違う。
私はデビュー後のファンだからせいぜい4年ちょっとしか皆を見ることができていないけど、それでも6人5人が支えあってきたことは知っている。でも、逆に言えばそれ以外はファンには分からない。お互いにしか分からないことばかりだ。なのに、公開した時点でファンが介在してしまう。2人から元メンバーへのメッセージだとしても。その場合どう考えても我々は邪魔者だ。勝手に手紙を開ける人だ。想いを共有して思い出に浸ったり、状況に関して想像を巡らせたりはできても、私たちへのメッセージはそこに無い。
じゃあ、最初言ったような風に捉えた場合はどうだろう。
今のKing&Princeへ送る肯定
TV GUIDE Alphaのインタビューで「自分たちの歌」「愛しい場所から旅立つ中で、変わらないものもある」と言っていて、その「旅立ち」の大部分はきっと「以前のキンプリ」からの変化なんだろうなと思った。でも、他にも「廉と海人の人生」で経験してきたことを含んでいるような気がするのだ。大切な人が亡くなってしまったり、環境が変わったり、私たちには推し量ることもできない2人の人生がある。1999って2人の生まれ年だ。共通点である以上に、「人生」を表す上でこれ以上無い凄いワードだよな、と話は逸れるけど何度も思った。で。サビで強調される「名前」というフレーズは、色々な別れや旅立ちを経験してきた2人が、変わらなかった「King&Prince」の名前を自分たちの「人生」の支えにしているような、そういう印象を受けた。
今回「誰かを励ます歌」「愛の歌」と区別して「自分たちの歌」と言っていたから、ファンのためとかそういう意図はメインテーマでは無いんだろう。けれど、2人の活動の根底にファンがあるのは自明だ(自惚れ!!) (自惚れられるほどの姿を見てきたという意味でもある) 。今のKing&Princeを2人自身が肯定することは、それを応援していくファンの気持ちをも肯定することになると分かってくれているんじゃないかと思えたし、King&Princeという名前と軌跡を大事にしているのはファンだけじゃないんだよ、と歌を通して改めて教えてくれたのかなと嬉しくなった。
これが私の考える1999の、ファンに対するメッセージの部分だ。
「きみ」=
曲を何度も聴いているうち、色々な道を歩んできたけど、それでも「King&Princeの名前は変わらなかったよ」と、自分で自分を肯定しているように聞こえてきて、気づいた。概念的な話になってしまうけれど、この曲に通して出てくる「きみ」そして「you」は、これまでとこれから全ての「King&Prince」のことなんだ。
自分たちがが辿って来た道の中で変わったことは沢山あったけれど、King&Princeの名前は変わらなかった。その名前こそがアイドル人生のアイデンティティの1つなんじゃないだろうか。Aメロ、Bメロでは変わっていくことに対する不安、別れの悲しみが見て取れる。それでも……
どんな日もきっと思い出すの
過去になって色褪せても
この歌がきみに残るように
Baby, I got your back <僕がついている>
朝が暗くても
その名前 そのままで
Oh, if I could be your color <僕が君の色になれたら>
英語は意訳ですけれど、これからは、これからの2人が「King&Princeの色になれたら」2番では「King&Princeの一部になれたら」。願いのようで、決意のようで、「if」なのがいじらしいけれどそこも愛しく思えてくる。というか活動見てたら頼もしさしかないのに、こんなところでほんの少し弱さを織り交ぜてくるの、ずるいよね。
最後に
これはやっぱり、紛れもなく「2人の道のり」を歌った曲だ、と思う。2人の心情も、決意も、人生も、そしてそれらを鼓舞するための合言葉まで内包されている。この曲の歌詞が、2人にとっての「愛し生きること」なんじゃないかとすら思う。最初の項目ですっごい否定したけど、聴いてほしい人の枠に元メンバーは一番最初に入り込んでいるんだろうなぁ。いや、全否定じゃなくて、自分たちの歌を伝えたい対象は元メンバーだけじゃないんじゃない?ってことが言いたかったんだけど。
廉と海人がいて今King&Princeが在る。そこに意味も嘘も無いのだ。今も絶賛旅の途中だ。朝が暗いことも夜が痛いこともあるけれど、King&Princeがある限り、知らない街でも走り続けるよと伝えてくれているんじゃないかな。
それは、あまりにファン冥利に尽きるなと思う。
!学生時代の成績はあまり良くなかったから、的外れなことばかりだったら海人くんごめんね!
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