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ハツセ春のちっちゃいパンまつり! 感想文

2022/3/9 (水)@FANYオンライン
MOTTO お笑い大好きさん


 はじめに:
 ここで言う「ちっちゃいパン」というのは、山崎製パンの「薄皮ミニパンシリーズ」を指します。ぜひ、そのビジュアルを思い描きながら読んでください。
https://www.yamazakipan.co.jp/brand/usukawa/index.html


 ななまがりの初瀬さんが、いつもカバンに5個入りのちっちゃいパンを忍ばせている…というところから企画されたイベント。
 最初はスルーしていたんですが、Twitterであまりにも「おもしろい」という感想が流れてくるので、我慢できず購入してしまいました。

 このイベントがもう、すごくおもしろかったんです!

 出演はななまがり、コマンダンテ、ダイタク、ネルソンズ、キンボシ有宗さん。
 キンボシ有宗さんはクレジットされていなかったんですが、前のイベントでコマンダンテ安田さんと手が長い対決ライブをしていたことと、初瀬さんと以前ルームシェアをしていたことから参加になったのでしょうか。(手が長い対決ライブって何?)


 初瀬さん登場前のひな壇トークから、「初瀬さんとちっちゃいパン」の話で盛り上がる一同。
 初瀬さんが登場すると、コーナーに行く前のトークですでに爆笑が何度も起こります。MCのコマンダンテ石井さんも、パン食い競争のくだりでは床を叩いて笑っていました。

 コーナーもどれもよくて、

「ちっちゃいパンが崖から落ちかけていたらトーク」
「理想のサイズで止めよう」
「文字に合わせて『パン』と言おう」
「初瀬のマジックショー」

 もうタイトルが全部いいですよね。かわいい。

 企画系のイベントのコーナーって、中には盛り上がりに欠ける(無難すぎるケースと、攻めすぎて熟練のお客さんでもキョトンとしてしまうケースと両方あります)ものも出てきたりするんですが、今回は全部盛り上がりました。

 私が好きだったのは、冒頭のパン食い競争と、「崖から〜」トークでの森下さんのお題「ちっちゃいパンとちっちゃいパンを思いついてくれた人が崖から落ちかけていたらどちらを助けるか?」に対して、初瀬さんが「思いついてくれた人」と答えたくだり。そして「理想のサイズで止めよう」のクリームパンがいろんな動きで出てくる映像でしょうか。(たぶん何のことやらポカーンだと思いますが、どんなに言葉を尽くして説明したとしても、結局ポカーンだと思うので、あえて説明なしで…。)

 “出演者みんなが好きな人(=初瀬さん)が好きなもの(=ちっちゃいパン)”について、みんなで楽しくおもしろおかしく話をする、という今回のイベント。最近はこういう企画系イベントだと幕張の「対決もの」や「呪」シリーズを見ることが多かったせいもあるのか、意図せずものすごく癒されてしまいました。
 特に、最近の石井さんは暴言キャラが多いので、スマートにMCをする笑い上戸な石井さんが見られてうれしかったです。


 お笑いというルールの中で、どれだけ独自の視点で相手をおもしろくいじれるか、世の中の「笑えるライン」がどんどん変化する昨今、芸人さんも構成作家の方も試行錯誤しながら舞台を作っていると思います。
 劇場のノリに慣れているお客さんなら「お笑い」として楽しめても、そうでない人にとっては何がおもしろいのか理解できないこともある。
 個人的には、お笑いというものは多少の毒っけありきだと思っているので、少なくとも劇場ではあらゆる方面に配慮した笑いでなくてもいいと考えていますが、あまりにも過激だったり、リアルな喧嘩っぽいノリにはちょっと引いてしまうのも事実。
 かといってほのぼのと優しいトークだけされても、それが推しさんなら楽しめますが、特に推してない芸人さんのほのぼのトークだけならお金を払う気も起きないし…。

 攻めた企画なのに平和でめちゃくちゃ笑える今回のイベントというのは、意外と稀有な成功例なんじゃないでしょうか。

 初瀬さんの人徳とちっちゃいパンという存在のかわいさ、その両方を壊すことなく笑いにしてくれた芸人さんたちと構成作家のヒガシヤマさん、楽しいライブをありがとうございました!

 最後に、備忘録として初瀬さんの理想のちっちゃいパンラインナップ。

日曜はクリームパン
月曜はあんぱん
火曜はクリームパン
水曜はチョコパン
木曜はクリームパン
金曜はアンパン
土曜はクリームパン

 この発表のとき、みんな盛り上がってたなあ。

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