見出し画像

ビーフステーキさんの「海鮮丼(磯料理 みずるめ )」

すたみな太郎の口コミで大人気のビーフステーキさん
詳細は↑の文字リンクをクリック

コミカルな文章で注目を集める「食べログ小説家」ビーフステーキさんの「磯料理 みずるめの口コミ」(2019/7/28発表)について解説していきます。


まず、ビーフステーキさんの口コミの主人公は概ね同一人物(主人公Aと命名)です

主人公A ()内は出典となる口コミ
坊主頭  中華そば 瓢ビーフステーキさんのトップページ画像
大卒の正社員 (すたみな太郎 NEXT 津田沼店
夜勤あり しゃぶしゃぶ温野菜 津田沼駅前店
築30年の木造借家住まい (壱角家 市川南口店
妻帯者  (様々な口コミに妻が登場、恐らく専業主婦)
犬を飼っている (濃厚煮干し豚骨つけ麺の店
高血圧を患っている (つけ麺中華そば 渕
その他時系列
1978年(0歳) 主人公A誕生(うなぎ 和友
2009年(31歳) 息子が誕生(らー麺 あけどや
2013年(35歳) 父親が他界(ひさご亭 市川大野店
2014年時点   祖母が存命(中華そば 瓢
2016年春 息子が幼稚園を卒園、小学校入学(らー麺 あけどや

今回の口コミは2019年のものなので、主人公Aは41歳ぐらいでしょうか。小説はこの一文から始まります。

今回は題名からしてキレッキレです

房総最南端?のナイスな男!それが俺!

食べログという、飲食店の口コミサイトなのに題名が自己紹介(笑)
最初から飛ばしてますね

妻と喧嘩という鉄板ネタで今回も始まります。
まずは過去の回想からですがこれがなかなか凄い

一番やばかったのはパジャマで岐阜県まで行ってしまったとき。高山の朝市で我に返って帰るのがすごい大変だった…

フィクションと分かりつつ、これを検証してみます。

まず出発点は千葉県の市川駅。主人公Aの口コミで市川駅近く(厳密には京成の菅野駅辺りのようですが…)

目的地はもちろん岐阜県の高山
朝市は時期に寄りますが7 or 8時から正午まで開催されているようです

パジャマという描写から夜に出発したと仮定すると

1.自家用車で高山まで
高速を使って概ね5~6時間で到着するようです
深夜0時ぐらいに飛び出して休憩をはさみつつ7~8時ぐらいに到着可能

2.夜行バス
東京駅から高山までの高速バスがあり得ますが、昼行ばかりで夜行は見当たりませんでした。
また、市川から東京駅までパジャマで行って夜行バスに乗るか?というと途中で我に返りそうです(笑)

3.ムーンライトながら(夜行快速)
2020年3月で終了となった夜行快速「ムーンライトながら」
東京駅を23時43分に出発し、6時41分に岐阜駅に到着
6時53分に岐阜駅で高山本線に乗り換えると10時04分に高山に到着します
夜通し7時間電車に乗った後に、さらに3時間もローカル線に乗るか?というとこれも我に返りそうですね(笑)

4.始発で出発
市川駅から朝5時5分の始発に乗ると、新幹線経由で10時16分に高山に到着できます
ただ、朝一からパジャマで飛び出すか?飛び出したところで冷静に新幹線のチケットを買って、早朝の新幹線にパジャマで乗るか?と考えるとこれも可能性は低そうです。

これらのことから、恐らく深夜に車で飛び出して高山まで行ったのでしょう。もの凄い行動力ですね。そして何より、我に返った後に千葉県まで帰ることの方が大変そうです。

検証が長くなりましたが、ビーフステーキさんの口コミに戻ると

今回のプチ家出は南房総だった。妻と喧嘩し、我に返ると車に乗ってて房総最南端にいたってワケ。

今回も車で家出して房総半島最南端、千葉県南房総市の野島崎にいたようです。
千葉県の市川からは車で2時間少々ですね。

芸人の闇営業ネタ(反社ネタ)を中心に進みますが、これも今となっては懐かしいですね。しきりに反社を主張しながら灯台を見学して、飲食店に至ります。

飲食店は観光地だけあって値段設定が高め。
迷った末に1,800円の海鮮丼を頼んでいます。

そして、海鮮丼が到着すると

すんげえ沢山刺し身が乗っかったマジ美味そうすぎる海鮮丼!!!濃い味噌汁!!!茶碗蒸し!!!!漬物るい!!!!うまそおおおおおお!!!!!ガツガツ食らう!!!!!!

トロもサーモンもアジもカツオも旨すぎてホッペ落ちちゃうぜええええ!!本物の反社はこんなの毎日食っとんのかい!!!!!と食っていく!うまいうまい!!

私なんかは観光地の料理は冷めた目で見てしまいます。
そもそも観光地だからと言ってご当地のものを食べられるわけではないですし、特に今回の海鮮丼に至っては

トロ(マグロ):
恐らくは三崎港に冷凍状態で水揚げされたもの。千葉県と関係なし

サーモン:
これも千葉県に関係なし。恐らくはノルウェーのトラウト(サーモン)でしょうか…

カツオ:
千葉県が水揚げ量全国1位なので可能性あり。南房総市のお隣:鴨川にも水揚げされるようなのでご当地と言えるでしょうか。ただ、旬は3~5月なので残念ながらビーフステーキさんが7月に食べたものは冷凍ものだと思います。

アジ:
千葉県の南房総市エリアでも釣れるので、ご当地物の可能性あり。


・・・などと考えて私ならものすごくテンションが下がりますが、ビーフステーキさんは大絶賛。
でもこういうのって楽しんだもの勝ちなので、ビーフステーキさんは人生を謳歌していて良いなぁと思います。

海鮮丼を食べて大満足のビーフステーキさんは市川への帰路、館山の「里見の湯」に立ち寄って帰ったようです。

相変わらずの無計画っぷりながら、しっかり休日を楽しんだビーフステーキさん(主人公A)でした。


※ビーフステーキさんの新作が発表された場合にはこのnoteで記事化して取り上げます。新作をいち早く知りたい方はフォローをお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?