出会い系で33000円騙された経緯とその後・・・ 3話「怪しさ満点w」

どうも、ユウです。

早速、前回の続編を書きたいと思います。まだ、前回の記事を見ていない方は是非、下のリンクからお読みくださいね。

駐車場から車で5分程の距離にある、とある個室居酒屋に着いた俺達は、早速、店内に入店して個室部屋にて、まずは飲み物と唐揚げ等、適当な料理を何品か注文した。


注文後、飲み物が来るまでは当たり障りのない普通のやり取りをしていた。


俺「よく出会い系使ってるの??」


りんか「いえ、いつもは友達が使って、何人かで飲む感じですよ。今回は自分で初めて募集をしたんです」


そして、飲み物が到着して、俺たちは乾杯をした。これから、色々な楽しいお話をして盛り上げていこうと思っていたのだが・・・


衝撃的な一言をいきなり言われてしまう・・・


りんか「実は、お金を借りたいんです」


まだ、飲み始めて数分という段階で、いきなり想定外の言葉を発するりんかさんに対して、俺は「結局は金目当てか・・・」と心の中で呟き、一気にテンションが下がった。


何故、お金を借りたいのかについて聞くと、このような状況だからであった。


⓵家賃65000円の大東建託のアパート代を三か月滞納している ⓶現在、二人の幼い子供を持つシングルマザーであること ➂現在、無職であり、スナックのバイト先が決まっていること ④施設で育った為、親もいなく、頼れる相手がいないこと


と、いうような状況であった。


俺は、


「それならワリキリで稼げばいいんじゃないの??」


と、冷たくもオススメな方法を教えたのだが・・・


りんか「実は私、SEX嫌いなんです。だから、それは無理で・・・」




本当かよっ!!


・・・と、突っ込みたかったのだが、そこは飲み込むことに。


ここで1つ違和感が。


相手は注文された食事には手を出し、バクバクと食っているのだが、飲み物(コークハイ)には口を軽くつける程度でまったく飲もうという感じが見受けられなかった。


場の空気は重くなる一方で、俺は考えた末にこう話しを切り出した。


俺「いくら必要なの??」

りんか「とりあえず、大東建託から催促されている家賃代の65000円です」


(いや、それは無理やろ?)


俺「いや、初対面の相手に65000円貸す人なんていないでしょ?」

りんか「・・・・そうですよね」

俺「騙されたと思って、俺が貸せる最大の金額は3万だよ」

りんか「・・・本当ですかぁ!?」

俺「俺は異性の友達が欲しいから、この後も会えるならだけど」

りんか「もちろんですよ、私も友達いないので欲しいです」


何故、ここで俺が貸そうと思ったかは、純粋に異性と友人関係になりたいという欲求があったから。怪しさ満点というのは承知していたが、本当に困っていそうなのが直に伝わってきて、助けられるなら・・・という下心も含んだ偽善だったのだと思う。


ま、ここでのやり取りに関しては実際は1時間ぐらい話をしていたのだが、全ては覚えていないので省略させて頂く。


そして、金を貸すことが決まると、彼女はこう言いだした。


りんか「子供を館林市(群馬県)の夜間保育に預けていて、23時にはいかないといけないんですよー」


時計を確認すると、既に22時を回っていた。


マジかよ、全然楽しく飲めている時間がなかったじゃねーかよ!!


仕方がないので、その後は直ぐに店を出ることに。


飲食代-5000円ぐらい


そして、店を出た俺たちは俺の車に乗り込み、そこで彼女にこう伝えた。


俺「貸すのはいいけど、借用書はしっかり書いてもらうからね」

りんか「はい、当然ですよね、分かってます」


俺はバックからノートを取り出して、1枚切り取り、そこに簡単な借用書を作成してから、相手に住所、氏名を書いてもらった。


書き終えると、俺は「免許証見せて!」と伝えたが、彼女は「LINEに送りました」と返事。


携帯を確認すると、確かに免許証の画像が届いていた。


ここでの致命的ミスは、直接免許証を見せてもらわなかったことと、携帯番号を聞かなかったこと。LINEがあるからと、免許証画像があるからと、安心てしまったことだ。


このミスが後日、致命的になろうとは思いもしなかった。


借用書を書いてもらった俺は、中身をしっかり確認して大丈夫ということで、3万円を手渡した。


しかし・・・!?


りんか「実は明日のお金も全然なくて、財布見て下さい」


自分から財布を見せてきたのだが、中身は2000円しか入っていなかった。


りんか「どうしても、あと3000円貸してもらえないですか??」


更なる要求をしてきたのだ。俺は、3000円ならと仕方なく貸すことに。


俺「じゃ、改めて明日は会える??」


りんか「明日にはオムツとか買わないといけないんですよ、5000円ぐらい必要で・・・・」


(オムツ代で5000円もかかるのか??)


俺「会えるなら一緒に買いにいこうか?その後に、カラオケ行こうよ!」

りんか「本当ですか!? ありがとう。じゃ、明日の昼間に会いたいです」


よし、金はかかったが、明日また会って仕切り直しという馬鹿な発想をする俺。いくら多少は酔っていたとはいえ、今考えるとアホすぎるwww


ということで、この日は結局合計3万3000円をりんかさんに貸すことになったというわけだ。


お金を借りたりんかさんは、「もう23時になっちゃいますから、私行きますね!!」と車内を出て、夜の街へと走って消えていったのである。


こうして予想していた楽しみとは裏腹にとんでもなく、とてもつまらない飲みになってしまい、俺は夜空を見上げながら、「はぁ~」と大きくため息をついたのであった。


と、ここであることに気が付く。



俺「ん? そういえば、注文した唐揚げが来なかったぞ!!」


ということを思い出して、更にブルーになったのはいうまでもない。


りんかさんへ貸した金-33000円 帰りの代行代-3500円ぐらい


帰宅後、俺は直ぐにLINEで彼女にこうメッセージを送信した。



LINEで会話できたこと、明日はカラオケにいけること、もしかしたら一発ヤレる期待で俺は少し安心と少しのワクワク感だったのだが・・・


翌日、彼女からLINEが来ることはなかった・・・


不安が募る一方で、俺はヤバいかもしれないという思いと、まだ連絡は出来るはずという、微かな希望を胸にその日は床についたのであった・・・


続く・・・




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