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漢(おとこ)の星座(1)~Star Wars
以前のブログでは書いたことがあるのだが、オレの部活動顧問人生って最近大団円を迎えたあの映画「スターウォーズ」そのものだった。
この世界でのオレを生み出した、父と慕う師匠が突如暗黒面に堕ちて最大の敵となり、一時は圧倒的な戦力で支配されかけた。でもレジスタンスとして仲間と力を合わせて、最後はダースベイダーを退けた旧三部作から、今度は自分の弟子がまるでカイロ・レンが如く暗黒面に堕ちて敵となった。オレの見た目はとてもルーク・スカイウオーカーではないのだが(笑)、スターウォーズのルークはカイロ・レンの進撃を止め、力尽きて肉体は消滅してしまう。しかしジェダイ・マスターの魂となってヨーダやオビワンと共に新たなジェダイに助言を与える。ということは、教師という仕事を辞めた今のオレはさしずめ幽体ということになろうか。
幽体になると(笑)今まで見えなかったさまざまなものが見えるようになる。
特に人間の心の中は丸見えだ。
オレという名前に付いた名声とか権力?とか権威とかが目的でオレを取り巻いていた人間たちは、見事な程に急に態度を変えて離れていった。しかし、オレが幽体になっても実体があった時となんら変わらぬ態度で、ずっと変わりなく接してくれ続けている人もたくさんいる。
その人たちの目的は、上記のようなオレの付加価値ではなく、オレ自身と付き合いたいという、ただそれだけなのだ。
そういう人たちと酒を酌み交わしている時、無意識のうちに涙が溢れてしまう。
人間の醜さを知り、逆に人間の美しさを知るということになろうか。
前置きが長くなったが、このシリーズは、そんな幽体のオレが思わず涙してしまうような「オレ的な漢(おとこ)の中の漢」をこの混沌とした令和新時代に問う、という壮大な企画である(笑)。
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