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信じられる存在

選手の皆さんへ
あなたの可能性を信じてくれる人はいますか?

指導者の皆さんへ
選手の可能性を信じて関わることができていますか?

勇気がくじかれている

選手が何か頑張りたいと思っているんだけど、
なかなか行動に移せていないとき、
もしかしたら、その選手の「勇気がくじかれている」
のかもしれません。

勇気がくじかれる原因は、
「何でそんなこともできないんだ」とか、
「また同じ失敗して」
「お前は才能ないなー」
「できるわけないでしょ」
とか、
仲間、指導者、親御さんのちょっとした
一言かもしれないのです。

夢をくじかれた悲しみ

一つ例をお話ししたいと思います。
ある高校生が、高校野球を終えた後
「指導者を目指したいから、大学に行って教員を目指す」
と家族に伝えたそうです。

その高校生は、テストは学年でも最下位争いをして
学力的には高くありません。
さらに当時は教員採用がとても厳しい時代だったそうです。

家族、兄弟の誰もが
その夢を語った時、馬鹿にするように笑いながら、
「お前が教員になれるわけがない」
という言葉を浴びせられたそうです。

彼は、これから頑張ろうという時に
一番信頼していた家族の言葉に、ただただ泣き崩れていました。

そんな時、あるおじさんが彼のもとにきて
こんな声をかけてくれたそうです。

「できないなんて、きめつけちゃいけないな
お前が、本気で目指したいならがんばってみろ。」

この一言が、彼が救われた一言でした。

高校生の覚悟を支えた一言

大学では、夢に向かって彼は必死に頑張りました。
3校種の教員免許を取得し、220単位を取得して卒業。
4年後採用試験にも合格して、
教員の夢を叶えることができました。

教員となった後も、
文部科学省の調査官から評価をしてもらえるような
授業をおこなう教員へと成長したそうです。


今の現状だけで、子供の可能性を決めつけてはならない。
思い込みで判断してはならないとうことです。

大人が子供に伝える一言が、
子供たちの勇気をくじくこともあり、勇気を与えることもある。
そして、その一言が子供の可能性を伸ばすきっかけにもなる。

そんな例でした。

選手を信じ切れる存在

指導者、保護者の皆さんは、
選手、子供たちの可能性を信じ、勇気を与える言葉を伝えられていますか?

選手に寄り添い
その可能性を信じてくれる存在が
選手の力になる
ことがあります。

是非、この話を聞いて何か感じてくださった皆さん
選手をどんな時も信じ切れる人でいてください。
多くの選手に勇気を与える人でいてください。

これは、私たちメンタルコーチが、選手と関わるときに
大切にしている信念の一つ
です。

何かのお役に立ったら、嬉しいです。
参考にしてください。

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