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得た情報をどのようにして納得するのか

皆さんは、指導者や仲間からの指導・助言をどのようなプロセスを踏んで納得しているのか、考えたことはありますか?

例えば、今新型コロナウイルスについての情報が多く入ってきます。その中でも感染予防対策も様々な方法があったり、コロナウイルスの特徴についてもどんどん新しい情報が入ってきます。

誰がその情報を発信しているか、ということも判断の材料にはなってくると思います。しかし、専門家によっても見解が違う場合があります。その時、ある程度の期間情報を集めた上で納得する人や、少ない情報で自分なりの解釈を広げ、結論づける人がいたりします。
その情報の納得するまでのプロセスが人によって違い、大まかに4タイプに分かれていると言われています。

では、そのタイプを簡単にご紹介します。

「回数重視型」
・納得したり、何かを習得するためには、データを何回か確認する必要がある。
「直感重視型」
・わずかな情報を得ただけで、自分の想像に基づいて即座に即決する。
・結論を一気に出し、一度決めたらなかなか意志を変えない。
「疑心型」
・完全に納得することはない。
・毎日が新しい1日で、その都度評価をしなければと考えている。
「期間重視型」
・納得するまで、一定期間、情報を集める必要がある。

皆さんは自分の傾向がありそうでしょうか?自分に次のような質問を投げかけてみてください。

「ある人がすごいなってことを、どのくらい(見ると、聞くと、読むと、一緒にいると)納得しますか?」

自分のアンサーが、”回数”だった人は「回数重視型」、”直感で考える”という人は「直感重視型」、”その時にならないと判断できない”という人は「疑心型」、”ある程度の期間”に関する回答だった人は「期間重視型」の傾向があるかもしれません。

指導は何度も伝え続ける必要がある

スポーツの世界では、指導者の皆さんが選手に指導を届けた言葉が、選手が納得するまでに回数が必要だったり、期間が必要だったりするのかもしれません。そして、一回で納得できる選手は、中々いないということです。

割合としては、回数重視型の人が52%、期間重視型も人は25%、直感重視型に人は8%、疑心型の人は15%と言われています。ということは、一回ではなく数回、そしてある程度の期間継続して指導をしていかないと約8割の選手は、納得して取り組めないということになります。

一度伝えただけで、「なんでわからないんだ」とならないように注意してみてほしいと思います。

参考にしてみてください。

<参考文献:影響言語で人を動かす>


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