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競技力を上げるために大切な3つのこと

その3 成長サイクルを加速させていく

競技力を上げていくコツの3つ目は「成長サイクルを加速させていく」ことです。
何事もうまくなるには、質良く量をこなしていかなければなりません。

自分の理想のプレイヤーに近づいていくために、失敗と成功を繰り返しながらその経験を糧として「アクションを起こし続けていくこと」です。

準備、アクション、振り返りの成長サイクルを加速させていくことで、望む結果やパフォーマンスに少しでも早く近づいていきましょう。そのために、いくつかポイントがありますので、参考にしてみてください。

1 どうなりたいのかゴールを明確にする

自分が何を目指すのか、その姿をより具体的にイメージしていきましょう。 あなたが目指している結果や、その時の姿を思い浮かべます。 そして、あなたが五感で感じていることも想像してみてください。
 ゴールが映像だけでなく、様々な感覚を通じてリアルになっていくはずです。

 ・その最高の瞬間はいつ、どんな場面ですか?
 ・それはどこですか?
 ・そこにいるあなたには、何が見えていますか?
 ・何が聞こえていますか?
 ・何を感じていますか?
 ・どのような気持ちですか?


2 目標を設定する

目標には結果目標、パフォーマンス目標、プロセス目標があります。最終目標とする結果に向けて、どのようなパフォーマンスを目指し、そこに至るまでの大会などでどのようなパフォーマンスを見せていくのか具体的なプロセス目標も設定していくと良いでしょう。

・結果目標(例)
 1年後東京オリンピックで金メダルを取る
・パフォーマンス目標(例)
 オリンピックの舞台でE難度の技を決める
・プロセス目標(例)
 3月の大会でE難度の技を成功させ、○○点を出す

3 プランを立てる

目標が決まったら、時間軸に沿って目標を当てはめていき、具体的なアクションも含めて計画を立てていきましょう。

4 アクションを起こす

まず「今何ができるのか」具体的なアクションを決め、まず動き出すことが大切です。
どんなに良い目標を立てても、良いプランを立てても「行動」しなければ、意味がありません。失敗を恐れないことです。
アクションを起こした後の「成功や失敗から何が学べたのか」という視点で、常にチャレンジしていきましょう。

5 振り返りと肯定的な自己評価、記録

チャレンジして、成功した、失敗したという結果だけで終わってしまっては、次の成長につなげることができません。一つ一つの挑戦を点で終わらせるのではなく、太い線にしていくには「振り返り」の質と量が重要です。

「なぜ」という原因を探る問いは、答えが見つからないと脳は答えを探し続けます。時にそれが大きなストレスとなることもありますよね。

それよりも、「本当はどうしたかったのか」そのために「次、何が必要か」と未来の目的に目を向けた振り返りをして見てください。

そして、「成功したこと」「うまくいったこと」もしっかり振り返ることです。結果が思い通りいかなくても、今までの練習の成果が出た場面や感覚などが少しでもあればそれをしっかり見るけることも成長していく上では大切な力になります!
そして、記録に残し言語化していくことで考えが整理されることもあります。

6 新たな仮説とアクション

経験から学んだこと、そして次のアクションに向けて「新たな仮説(チャレンジ)」を見つけて、実行してみましょう。「何が正解か」はやって見なければわかりません。一般的に良いとされていることが、すべての人に会うとも限りません。
自分の直感、経験、感覚の中で「これだ」と思うものを見つけ、挑戦し続けていくことです。

まとめ

ざっくりした話にしかまとめられませんでしたが、要は何が大切かというと「アクションを起こすこと」と「目的達成に向けた振り返り」の機会をいかに多く作るかということです。
一人だとなかなか億劫になることもあるかもしれません。そんな時は、仲間との挑戦・振り返りを大切にして欲しいですし、新たな気づきを得るという面ではメンタルコーチを大いに活用してみることも一つの方法でしょう。

読まれた方の競技力向上に何かヒントになれば幸いです。

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