四天王の背後に広がる第二波、個人的注目バーチャルユーチューバー（げんげんもいるよ）
こんにちは、中路です。
まずはこちらの記事。
たくさんのフォローや、Twitterでも取り上げてくださり、本当にありがとうございます。
本来小規模な妄想記事の資料的に作ったものだったので、予想以上に取り上げていただき感謝と同時に、せっかくなのでもっとVTuberについて紹介をしたいと思うようになり、急遽本編記事より先にこちらを書かせていただいております。つまり今回は「この人ら好きなんだよね、めっちゃいいからオススメしたいんだよ！！」ってことです。
ねこです。よろしくおねがいします。
■大本命枠
・富士葵
やや和風なビジュアルの黒髪ポニーテールVTuber。
世界観に引っ張られているのか、はたまたプロデューサーのセンスなのか、友人を召喚しようとして変なマスコットを召喚してしまう動画や、自身の体を用いて除夜の鐘を鳴らす動画、爆笑しながら廃墟を肝試しする動画など文字にすると何言ってんのかわからないぶっ飛んだ企画が特徴。
しかし、その真価はどこか人を引きつける空気感を持った歌声。
多数の歌唱動画をあげており、どれも引き込まれる不思議な魅力があります。
ビジュアルにクセがあり、それを改善すべくTwitter上で「もっと可愛くなりたい」とメイクやファッションを募集。メタ的に言うならば3Dモデルの改修案を募り、先日クラウドファンディングによる資金支援募集を開始しました。ぶっちゃけ自分は完全に見慣れてしまったので全然可愛くみえるのですが、クラウドファンディングが成功し、さらに美人にリモデルされたとしたら、企画は数倍シュールに、歌とのギャップは100倍クールになるでしょう。
なにより、「クラウドファンディングでリモデルが実現した」というケースができると、今後そういった形で一気に進化するVTuberが現れる可能性もあるということ。
とんでもなく美少女なモデルに生まれ変わっても、変わらずがに股で駄々をこねて欲しいです。
・ときのそら
生配信を中心に活動するバーチャルJKときのそら。いい意味でハジケちゃってるVTuber業界において「ああ、3Dキャラで配信するってこういうのを想像してた。本当に」と感じる謎の正統派感がありがたい存在。
生放送においてコメントにひたむきにレスポンスしたりリクエストに応える包容力で見た目や口調に反して「ママ・お姉さん」という愛称で親しまれています。イベントごとに敏感で衣装が豊富、加えてぬいぐるみ「あん肝」が突然走り出したり動きをトレースしたりなど、生配信を中心としているだけあってギミックが豊富。
時々公式でアップされている名場面集的「検証動画」は、いい具合に美味しいところの一部を切り取っていて興味をそそる内容なのでおすすめです。
ビジュアル、キャラクター面で派手さは弱いものの、素朴さと安定感で票を伸ばしそうなVTuberです。
止まるんじゃねぇぞ……。
加えて前回も言及したYUAや岩本町芸能者のあんたまも地道に活動を続けており、ミライアカリと同じエイレーンプロデュースの萌実は、独特の喋りとネタの多さで視聴者を増やしています。
■技術者枠
・のらきゃっと
猫耳銀髪ぐるぐる眼がキュートなアンドロイドVTuber。
生配信メインで活動しており、以前からニコ生で似た形式で配信を行っていたようです。
モーションをKinect、表情等はWiiリモコンで操作しており、声は音声認識で字幕化したものを表示しつつ、それをボイスロイドで発音する、という手順で配信を行っています。その機材構成からもわかるように個人配信VTuberで、同じく個人で活動しているねこます氏とは以前より親交がある模様。Twitterではキャラクターとしてのやり取りの他、技術的な面や「また一緒にゲームやりましょう」等、交流が見られます。
研究されたかわいい仕草と、音声認識特有の「ご認識」こと誤認識による言い間違いをネタに、次々話を広げていく生放送は必見。音声認識のラグも相まって落ち着いた印象とドジっ子が同居するキャラクター。
気を抜くと惚れかねない。
声帯（使用ボイスロイド）を変更したり、リクエストによって口調を変えてみたりと、視聴者と「キャラクターとしてののらきゃっと」を彫り込んでいく様子を配信で見れるのがすごく楽しいです。
余談ですが、おそらくVTuberでは一番いい部屋で配信をしています。
・もちひよこ
モデリングが得意な幼女VTuber。
見た目の年齢に反して圧倒的に落ち着いた声質。
個人配信VTuberのなかでもモデルが非常に可愛く作り込まれており、企画も物理演算やモデルに関するものが多い。とくに「物理演算だるまおとし」の回は制作過程から設定に試行錯誤する様子を動画にしており、見ごたえ抜群。自作モーニングスターが眩しいぜ……。
解説を含めた製作生放送も行っており、今後ねこます氏を先頭に増えていくであろう個人製作VTuberのモデリング技術を底上げしてくれそうな存在です。最新の豆まき回もシュールで最高。先日一万人を突破したそうで、めでたい！
ほかにもVTuberではなくニコ生がメインですがコメント等を物理モデルに反映したり放送中に巨大化や部屋のレアウト変更を行うなど手の込んだ演出が面白い教授ことみゅみゅや、後述する世界観枠でもありますが3Dモデルを「部屋に飾る剥製」と称して、視聴者製作のモデルを募集する届木ウカなど、アバターを用いた「遊び」としての幅を感じさせてくれます。
■世界観枠
・げんげん
汗臭そうな筋肉野郎系バーチャルYoutuberでありながら、
通称世界観リセマラVTuber。
前回記事について、某所で彼について言及するコメントがめちゃくちゃ多かったのですが、一応1月までには彼以外にもたくさん新人が出ているので先に他の方も掘り下げが必要なため割愛しておりました。
元々ニコニコでのTRPG界隈ブームの火付け役になったコウノスケ氏の手がけるキャラクター。軽快な喋りと何よりも「動画ごとに世界観が違うこと」と「それをほんの数分で表現しきる」ことが魅力。
見た目のクセがあるものの、毎回全力でフラグを立てまくりつつ状況を説明する脚本、いじられやすい二次創作のフォーマットで、急速に勢いを伸ばしています。リンクは自己紹介動画ですが、是非他の動画も見てみてほしいです。ズブズブと引き込まれるこの感じ、本当何だろう……。
・モスコミュール
空を征く飛行船で配信するダンディなおじさまVTuber。
まだ動画は３つだけですが、凝った設定と上手にまとめられたトークはしっかりと楽しめるものになっています。
イラストや写真における「構図」についてや、自身の船について語る第ニ回では、そのこだわりや知識の片鱗が見えます。モデルや認識の問題もあり、ポンコツかわいいが主流のVTuber界において、「放送局」と銘打つに相応しいボイスログやポッドキャストの発展型として今後に要注目です。
船にコンテナを乗っけたデザインが超クール。
・霊電カスカ
うらめしや～が挨拶の没後系VTuber。霊体なので足がない。
霊だけどすごい明るい。
現在使用モデルに関して問題があるため、現在あらたな霊体を製作するために活動を休止中。
挨拶に始まるお祓いのために盛り塩をしたりお経を読んで「セルフ成仏」してしまう成仏オチを持つ唯一のVTuber。時折登場する妹大好きな兄チアキの存在や、動画内に頻繁に表示されるメモなど、情報量は意外と多いです。
一分もないトーク動画でさえ、成仏するだけで笑ってしまったりするので卑怯。シロ組長同様、噛めば噛むほど味が出て来るキャラクターだと思います。是非復活して欲しいです。
その他、ゾンビ映画の世界で人間の襲撃に怯えながら自由に過ごす「カフェ野ゾンビ子」、きのこ派を駆逐することを目的に活動するたけのこ派ロボット「ニーツ」（ロボットなのでロケットパンチが出たり腕がもげたりします）など、味わい深い方々が揃っています。モデルや音質等各自クセがありますが、ハマると癖になってしまう魅力がある方々です。
■地下枠（その他）
・さはな
VTuberが好きすぎて自分もVtuberになっちゃったメタバーチャルYouTuber。
手書きの顔だけで喋る「生首」スタイルから始まり、販売モデルに顔を貼り付けた憑依スタイル、ついには自分で3Dモデルを作り出し、徐々にバーチャル化が進行しています。
最大の特徴はやはりVTuberが好きすぎること。とにかく新規参入や大御所の動向に敏感で。「VTuber動画を見ることが大好きだ」と感じさせる発言が多く愛を感じます。実験的にゲーム実況なども行っていますが、開始前のトークもほとんどがVTuber関連。ユルいながら、爽やかな声質とノリの良さも相まって、見やすく内容もわかりやすいので好感がもてます。Twitterもあわせてチェックすれば、敏感な情報通な友達の様なポジションでチェックできます。
ただし、先日の質問コーナー動画で「定期的なまとめ動画やニュース関係、技術まとめ等は行わない」と公言しており、あくまで詳しいお友達、ぐらいで期待するのがよさそうです。
新人VTuberを紹介するさはなマン超面白かった。
・ぜったい天使くるみちゃん
謎にやさぐれている天使系VTuber。
酒やけしたような声質と漢らしい豪胆な性格、僕っ娘で天使。地下感マシマシです。
Live 2Dに始まり、MMD改変モデル、カスタム少女等どんどんモデルや髪型を改造中。高笑いが強烈な「あっくん大魔王」とコラボしてるゲーム実況などはビビリ散らかす魔王様とゴリゴリに立ち回る天使の対比が最高。
常に楽屋裏や居酒屋のトークを聞いてるようなボヤキっぽい口調、体温の低さが派手な外見と妙に馴染んでいるのもあり、魅力的なキャラです。
他の人のじゃがりこ面接を見た後にくるみちゃんのを見ると、温度差にクラクラくる。生配信とのバランスもいいし、ガンガン動画を上げて欲しいVTuberの一人。
その他、首や腕がやたら伸びるめっちゃいい声をした喋れるゴリラや、何故かやたらいろいろな人とネタが被ってしまうもめげずにモデルをどんどん改良しているボテバラ・ハラム、音楽専門の作曲系VTuber Midyなどなど、個人配信でもニッチなラインで活動する面白いメンツが増えてきています。
■バーチャルとは？枠
・ぺらみ
紙です。
死ぬほど笑った。最後のドライヤーで乾燥するところ本当好き。
・キランユウ
紙です。
喋りが軽快でネタも巧妙。ただ制作する手間が半端なさそう「効率の悪い事務業務みたいですね」。
人のことを皮肉めいて取り上げたりしていますが、そのあたりも含め辛口の効いた噺という出で立ちで面白いです。最後の撮影風景も含めてまとまりがすごくいいので是非「手を動かして」動画をいっぱい出してほしいです。
■まだまだいますがこのへんで
そんなかんじでものすごい量になりましたが、いかがだったでしょうか。
まだまだ紹介したい人はいますが、全部紹介したらキリがありません。
多すぎて見る気になれないー！という方もいると思いますが、王と四天王以外にも新しい波が多く来ており、動画が増えるほど、どんどん界隈は面白くなっていくと思います。
エビス、アサヒ、キリンもいいですけど、よなよなエールだって美味しいので、お気に入りを見つけてみるのも一興かも。意外とインドの青鬼みたいなクセのあるもののほうが肌に合う人もいるかもしれませんよ。
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
中路もとめTwitter
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？