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XMシグナルの発注方法(基礎編)/1年で100万円が383万円に



はじめに

この記事は、XMTrading 社が提供する「取引シグナル」(以下「XMシグナル」という)を効果的に使う方法を解説するものです。


はじめに、なぜこの記事が有料なのかを説明しておきます。


XMシグナルは、Avramis Despotis というアナリストが提供しているツールで、口座開設者であれば、誰でも無料で見ることができます。

その使い方については、XMTrading 社の用意したマニュアルがあり、また、それ以外にもネット上にはかなり詳しい解説をしたブログなどもあります。

なのになぜ、私のこの記事が有料なのか?

それは、XMTrading 社のマニュアルや他のブログ記事には、具体的にどのように発注すれば良いのかが書かれていないからです。

私は、長い時間をかけてXMシグナルを研究し、自分なりの発注方法を確立しました。

そして、その発注方法でトレードすれば、XMシグナルに従うだけで、適切な資金管理をしつつ大きな利益を上げることができるのです。

後述の通り、2020年4月1日〜2021月3月31日の検証結果では、100万円が383万円に増えました。

たった1年間で3.7倍、年利370%です。

私は、これまでFXに関する様々な書籍や商材を購入してきましたが、直接的に利益に繋がるものは皆無でした。

それらには、共通する難点が二つあります。

一つは、エントリー・利確・損切りのルールが曖昧であること。結局、最後は裁量が入り、誰もが同じようにトレードすることができません。

もう一つは、エントリーチャンスをモノにすることが難しいこと。1分足や5分足をじっと観察してエントリーする手法は、十分な時間的余裕がなければ使えません。仮にそういう時間があったとしても、パソコンの画面を何時間も凝視し続けるのは苦痛であり、それに耐えられる人しかトレードできないのです。

その点、XMシグナルは、エントリー・利確・損切りのレートを明確に示してくれます。そして、私の発注方法にも曖昧な部分がほとんどなく、エントリーチャンスを逃すこともほとんどありません。従って、この記事を読めば、誰でも同じ結果を得られます。

また、XMシグナルは、1日に2回、夕方と夜に配信される形式なので、どのようなライフスタイルの人でも活用することができます。そして、一度発注してしまえば、ほぼ放ったらかしにしておけるので、トレードに費やす時間は非常に少なく、ほとんどストレスを感じません。


そういうわけで、このnoteの内容には大きな価値があると考え、有料とさせていただきました。


ただ、私はXMTrading 社の顧客の一人に過ぎず、当然のことながら、これから述べることは私の個人的な見解です。 

XMシグナルによる発注の仕方は何通りかあり得ると思われ、ここに示すのは、その一つに過ぎません。

それは、XMTrading 社あるいはAvramis Despotis 氏の考えとは違うかもしれません。

また、私が検証したのは2020年4月1日〜2021月3月31日の1年間であり、XMシグナルおよび私の発注方法が将来にわたってこの期間と同じ利益を出し続ける保証はありません。

記事の購入にあたっては、これらの点を十分にご理解いただくようお願いいたします。


なお、XMシグナルによるトレードは、XM Trading 社の口座で行うのがベストですが、他社の口座でも問題なく行うことができます。

XMシグナルの検証結果

私は、2020年4月1日〜2021月3月31日の1年間、XMシグナル(1時間足)に従ってリアルトレードをし、その結果を記録しました。

元手資金を100万円とした場合の成績は、次の通りです。

・トレード回数 738回

・累計損益 2,832,176円

・勝率 65.2%(481勝257敗)

・平均利益 24,852円

・平均損失 -35,493円

・リスクリワードレシオ 0.70

・期待値 3,838円

・期待損益率 10.8%

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1年という期間を長いと見るか短いと見るか、あるいは738回という回数を多いと見るか少ないと見るかは、人それぞれでしょう。

私自身は、1年間738回というデータの量は必ずしも十分ではないと思います。

どのようなトレードシステムにも好調な時期と不調な時期があるはずであり、今回の検証期間が比較的好調な時期に当たっていたのかもしれません。

しかし、そもそもXMシグナルは、Avramis Despotis というプロ中のプロのアナリストが提供しているツールであり、そのトレードシステムはコンピューターによる長期間のバックテストに基づいているはずです。

私が行った検証は、もともと有効と思われるトレードシステムが自分の発注方法でどれだけワークするかどうかを確認したものなのです。

そして私は、今回の検証によって、XMシグナルと自分の発注方法の有効性を確信しました。

今後、不調の時期もあるかもしれませんが、好調期もまた来るはずであり、長期では必ずプラスになるだろうと思っています。

いずれにしても、2020年4月1日〜2021月3月31日の検証結果は上記の通りであり、これは事実です(リアルトレードに基づく検証なので、データの誤りはほとんどないと思います)。

XMシグナルの取得方法

XMシグナルは、メール等で配信されるのではなく、決まった時間にXMTrading のウェブサイトにアップされるものです。

1日に2回、東ヨーロッパ時間(MT4の時間)の10:00〜10:30と16:00〜16:30にアップされます。前者がモーニングコール、後者がアフタヌーンコールと呼ばれています。

東ヨーロッパ時間というのは、世界標準時を2時間進ませた時間です(ただし、3月最終日曜日〜10月最終日曜日は夏時間となるので、世界標準時を3時間進ませた時間になります)。

日本時間との時差は、冬時間は7時間、夏時間の期間は6時間です。

つまり、日本では、

3月下旬〜10月下旬:モーニングコール16:00〜16:30、アフタヌーンコール22:00〜22:30

10月下旬〜3月下旬:アフタヌーンコール17:00〜17:30、アフタヌーンコール23:00〜23:30

となります。

XMシグナルを取得するには、XMTrading のサイトで「取引シグナル」のメニューをクリックし、「ダウンロード」のリンクをクリックするだけです。

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ただ、ここで注意点があります。

例えばモーニングコールは、前述の通り日本時間の17:00〜17:30にアップされるので、それ以前にクリックすると、次のような配信スケジュールの画面が表示されるのです。

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(出所:XMTrading ウェブサイト)

実は私、最初、このことが理解できなくて、途方に暮れていました。

では、このような表示がされたら、どうすれば良いのか?

1つ前のシグナルをダウンロードすれば良いのです。

今が2021年3月8日(月)午前10時(日本時間)であるとするならば、最新のシグナルは、同月5日(金)のアフタヌーンコールです。

そこで、上のカレンダーの「5日」をクリックし、さらに「アフタヌーンコール」をクリックすれば、シグナルをダウンロードすることができるのです。

XMシグナルの見方

例えば2021年2月3日のアフタヌーンコールのユーロ円をクリックすると、次のPDFがダウンロードされます。

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(出所:XMTrading ウェブサイト)


記載内容について、上から順に説明します。


まず、日付と時間、商品名です。ダウンロードしたPDFが自分の求めているものかどうかを確認しましょう。

しばしばモーニングコールとアフタヌーンコールを間違えてダウンロードしてしまうことがあります。


次に、基本的なデータと1時間足チャートがあります。

このユーロ円のチャートでは、赤い実線の矢印が表示されています。これは、ショートのエントリーシグナルが与えられていることを示しています。

ロングの場合は緑の矢印になります。

また、「エントリーシグナルを待っている(シグナルが与えられる見込みである)」場合は、矢印が点線になります。

エントリー(EL)は赤線、利確目標1(T1)と利確目標2(T2)と損切り(SL)は緑線で示されています。

なお、「エントリーシグナルが与えられた」場合と「エントリーシグナルを待っている(シグナルが与えられる見込みである)」場合以外は、赤のレジスタンスレベル(R1、R2、R3)と緑のサポートレベル(S1、S2、S3)が表示されます。


トップとボトムを描く黒い線は、スイングインジケーターと呼ばれるもので、価格の軌跡を整理し、取引シナリオを設計するために使われるものです。

青・茶・黄色の帯は、リバーインジケーターと呼ばれるもので、移動平均線をベースに作られたものです。

価格がリバーより上にあれば上昇トレンド、下にあれば下降トレンドと捉えます。

青と茶のリバーが黄色のリバーを離れて推移する時は、強いトレンドが発生しています。

青と茶のリバーが黄色のリバーと交差する時は、トレンドが弱くなっていることやボラティリティが小さくなっていることを示唆します(トレンド転換の可能性もある)。


チャートの下に、1時間足・4時間足・日足のそれぞれについて、シグナルの状態が表示されます。

すべての時間枠のシグナルを使うことも、特定の時間枠だけのシグナルを使うこともできます。

「トレンド&状態」は、トレンドの方向と強弱、そして現在のレベルを示します。

「サポート&レジスタンス」は、左側にサポートレベル、右側にレジスタンスレベルが3つずつ表示されます。

「コメント」には、概ね11種類の内容が書かれます。

1 市場が不安定である

2 あや戻しを待っている

3 反転シグナルを待っている

4 ブレイクを待っている

5 エントリーシグナルを待っている(シグナルが与えられる見込みである)

6 〇〇ブレイクを待つ。これにより〇〇の反転パターンが完成する

7 エントリーシグナルが与えられた

8 〇〇ブレイクのみ〇〇の見方を取り消し、〇〇を取るよう導くだろう

9 損切りを移動させるよう警告

10 利益確定(TP)1に達した

11 利益確定(TP)2に達した

その右にある「ポジション」、「取引の確率」、「エントリー」、「損切り」、「利益確定1」、「利益確定2」の各欄は、コメントの状況によって記載があったりなかったりします。

「市場が不安定である」、「あや戻しを待っている」、「反転シグナルを待っている」の時は、全てが空欄となります。

「ブレイクを待っている」の時は、「ポジション」の欄に「買い」または「売り」と記載され、「取引の確率」と「エントリー」と「損切り」は空欄となり、「利益確定」のみが入力されます。

「エントリーシグナルを待っている(シグナルが与えられる見込みである)」の時は、「ポジション」の欄に「買い」または「売り」と記載され、「取引の確率」、「エントリー」、「損切り」、「利益確定」の欄が全て入力されます。

「エントリーシグナルが与えられた」、「損切りを移動させるよう警告」、「利益確定(TP)1に達した」の時は、「ポジション」の欄に「ロング」または「ショート」と記載され、「「取引の確率」、「エントリー」、「損切り」、「利益確定」の欄が全て入力されます。

「利益確定(TP)2に達した」の時は、「ポジション」の欄に「買い」または「売り」と記載され、「利益確定2」の欄が入力されます。


なお、「取引の確率」は、その方向でのエントリーを促すインジケーターの数が多いか少ないかを意味します。

XMシグナルの使い方 (発注方法)

XMシグナルは、スイングインジケーターとリバーインジケーターでトレンドを把握した上で、過去の安値・高値などにより定められたサポートレベル・レジスタンスレベルのブレイクを狙う手法です。

ロングの場合、利確1は最も近いレジスタンスレベル、利確2はその次のレジスタンスレベル、損切りは最も近いサポートレベルとなります。

ショートの場合、利確1は最も近いサポートレベル、利確2はその次のサポートレベル、損切りは最も近いレジスタンスレベルとなります。

利確ターゲットが2つあるので、利確1に到達したら、半分を決済し、損切りを縦根に移動させます。

以上の基本的な仕組みの下、相場の状況に応じてコメント欄にトレードの方針が示されます。

以下、コメント欄の内容ごとに説明します。

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