病名がほしくてワクワクしていた話③完

②の続きです。

結果が出るまでの約3週間、私はまだ、病名がついて楽になることを期待していました。

ところが、楽しみに結果を聞きに行くと、「異常無し」でした。
私はじゃあこの辛さはなんですか?私は一生辛いんでしょうかとポロポロ涙を流しました。

今となっては、笑えます。

諦めの悪い私は、絶対に異常があるはずだ、と、
更に総合診療科を受診しました。

そこで、おじいちゃん先生とお話しした結果、
これだけきちんと検査をしたから、何か治療すべき病気があれば、必ずわかるはずだし、それだけ長く不調が続いているならば、病気なら(2年ぐらい調子が悪かったので)もっと悪くなっているはず。

原因、原因と思っていると、いつまでも原因探しをして、原因が見つからないことに苦しむ。

こんなもんなんだな、ってやっていくことも大切かもしれませんよ、
というような話をされました。

そこで私の中で何かが変わったようで、
病人でいるのはやめよう!と思えました。

お仕事も、有給休暇は全て病院に行くため、
お休みのたびに、整体、鍼、脱毛の治療、と、
医療費もかなりかかっていました。

お休みも、お給料も、やりたいことのために使いたい、
そう思うようになっていました。

そう思えたら、色々なことが動き始めて、変わっていきました。

私にとっては、長い不調も、原因探しも、必要なことだったんだろうなと今は思っています。

おくすりを飲まなくても、元気でいられることに、感謝できるようになりました。

これで、病名がほしくてワクワクしていた話はおしまいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。


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