恋人未満④


A君が戻ってくるまで、車の中で待つ


途中喉が乾いたので自動販売機で缶コーヒーを買った


…さっきのは、現実だよね… 


A君がキスしてきた…という事は


私を女性にみてるという事だよね… :( ;˙꒳˙;): 

付き合わないって条件付きでメールしてるよね…

うーん(;´д`) どーゆう意味だ!?と考えても分からない。


車から降りて、深呼吸して背伸びした。


風が吹くと日陰は肌寒い、車に戻った。


しばらくするとA君の姿が見えた。


あ、戻ってきた! 

歩く姿が、なんだか素敵に見えた。


ガチャって車のドアが開いて

「長い時間、待たせてごめんね」と

鞄を太ももに置いて隣に座った。

「お疲れ様でした^^」と返事して

何も無かったかのように、A君が話した。


話が途切れた時…

A君が、ぎゅぅって抱きしめてきた。


「 かわいい…」

「 鞄無かったら、やばかったよ」A君が苦笑いした。



「え?!」


A君が鞄を持ち上げた。

「あの後から、ずっと、こんな感じです…」と鞄を後部座席に置いた。

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