忍術さえ使えたら

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2019.2.12.00:04

これからどうなるんだろうと思うと、いてもたってもいられなくなる瞬間が、日常のそこかしこに、落ちている。

何も考えたくなくて、布団にくるまっていたくて、逃げてしまいたくなる。

目が覚めた瞬間に現実に引き戻されるのだけれど。

現実に向き合えないテンションの日は、どうやり過ごしていけばいいんだろうと、いまだに解決方法が分からなかったりもする。

しんどい夜、つらい夜、本当は夜はひとりぼっちを感じやすくなるから、そんな夜をどうにか乗り越えたいと思っているはずなのに、朝が来た途端に、また日常に飲み込まれていく、絶望。

こんな日が、あと何日続くんだろうねぇ。

そんなことを考えながら、もう何十年も生きているのだから、わたしも思ってるよりもずっと図太いもんだな、と思う。

問題はひとつではなくて、複数あるから、ひとつ解決してもまた、問題にぶつかっている。同時進行でぶつかっているからタチが悪い。

切り抜け術、誰か教えてくれないかな。

えい！　ドロン。

と、忍術でも使えたら、と思う。

それか、未来をみれたらいいのに、と思う。

それが明るい未来なら安心できるし、もしも不本意な未来だったとしても、分かってしまえば、今、諦めることができるかもしれない。

おいおい。

後ろ向きだな、元気出せよ。と、自分に言ってみる。

とりあえずお風呂に入って寝よう。お布団に入るその瞬間は確実に幸せなのだから。