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あの… 88risingってどこに向かっているんですか?【TFW】

(※ここに書かれている文章はあくまで個人の意見です)


モトクラ(@motocraa)と申します。普段はWebメディア「KAI-YOU.net」で編集をしています。守備範囲はYouTubeと音楽です。

このnoteは、僕が毎週更新しているSpotifyのプレイリスト「Trans Frontier Weekly」で取り上げた楽曲について書いたり、そこから派生して思ったことを書き留めておく場所として使いたいと思います。

Trans Frontier Weekly

Trans Frontier Weekly」は、Trans Frontier=「越境」をテーマに毎週日曜日に洋邦ジャンルを問わずその週にリリースされた最新の音楽をセレクトしている雑多なプレイリストです。

2月9日更新分では、原則2月3日から9日の7日間にリリースされた楽曲の中からセレクトしています。

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【今週のトピック】  88risingはどこへ向かっているのか?


今週、最も個人的トピックだったのはタイトルにもある通り88risingとそこに所属しているJojiです。

Jojiは2月6日に2020年初の楽曲「RUN」をリリース、MVも公開しました。

Jojiは柴さんがTwitterで絶賛してたのをたまたま見かけて聴いて以来好きで、そこから88risingも少しずつ好きになりました。

知った当初は日本出身である彼が世界で活躍しているのがなんとなく嬉しかったという覚えもあります。

Jojiも88risingも、今では常に動向をチェックするくらいにはファンだと思っています。

ちなみに上記ツイートで柴さんが「あいつ」と呼んでいるのはおそらくJojiがYouTuber「FilthyFrank」(フィルシーフランク)だった頃のこと。

YouTuberとしてかなりの名が知れていましたが今では活動をしておらず、アーティストとしてさらなる支持を得ています。

「RUN」はすでにYouTubeではギターパートを耳コピした動画がいくつも見られるほど今までのJojiの曲には珍しいギターの音色が強い1曲で、個人的にも好みな感じでした。

でも日本では全く話題になっていない感がすごい。そもそもヒップホップとその他限られた洋楽以外話題になることが少ないとは思っていますが、それにしても話題になってないです。英語圏(?)ではTwitterトレンド入りしていると言うのに。

話を88risingの規模で捉えるとこの現象は"異常"だと言えると思います。

なぜならほかの88risingに所属するRich BrainやHiger Brothersはそれぞれの出身国であるインドネシアや中国でかなり人気があるから。

(Rich Brainとインドネシア大統領)

もちろん Joji自身が日本でライブをしていないことも大いに関係あるとは思いますが、問題はそれだけではなさそう。

これは88risingの日本におけるスタンスがいまいちピンとこないからではないだろうかと個人的には思っています。

88risingと関わってきた日本のアーティストを振り返るとそれはわかりやすいかも。

KOHH / PKCZ / m-flo / 大沢伸一 / GENERATIONS from EXILE TRIBE / カワグチジン / tofubeats / SKY-HI   etc…

思いつくだけでこれだけ、さらには2020年いっぱいで解散が発表されたE-girlsから、Happinessが本格的に88risingとのタッグ組むことも明らかになっています。

これだけ見たら「どういうスタンス?」ってなるのも不思議ではないと思います。どういった層に88risingを好きになって欲しいのか、理解に苦しむ…

結果、その根っこにいるJojiの存在自体も分かりづらくなってしまっているのではないかと。多少無理矢理感ありますけど。

もういっそLDHに全振りした方がいいのではないかと思ったりしますが、最近YouTubeでポストされている「TOKYO TO THE WORLD」というショートドキュメントではインディペンデントなミュージシャン像を映し出しています。

なんだかなぁ…


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【2月9日付Trans Frontier Weekly


ここからは「Trans Frontier Weekly」の中でも気になった楽曲を適当に挙げて思ったことを書きます。

暇つぶしにプレイリストを聴きながら読み流してください。

・ あんたがたどこさ/ミノタウロス

YouTuber・みのが率いるバンド、ミノタウロスの1stアルバム『肖像』。

これまでの自身のYouTubeチャンネル「みのミュージック」でも並々ならぬ音楽知識を活かした動画をポストしている彼自身の音楽が遂にまとまったパッケージとしてリリースされました。

みののことは彼がカリスマブラザーズとして活動していた時からもちろん知ってて、YouTuberの中でもかなりいい意味で浮いてる印象がありましたが、楽曲も一癖二癖ある耳に残りやすい楽曲ばかりで楽しいです。

『肖像』に関することは以下の記事で色々書いたのでぜひ。


・ Intentions /Justin Bieber , Quavo

2月14日にリリースするアルバム『Changes』からの先行配信曲「Intentions」。MigosのQuavoが参加していることでも話題になってました。

ほかにも「Yummy」やKehlaniが参加した「Get Me」などが先行配信されていて、公開されたアルバムの収録曲リストによるとTravis Scott、Post Malone、Lil Dickyが客演決まっています。楽しみですね。

YouTubeではドキュメンタリー「Justin Bieber: Seasons」も公開されています。

2017年に突如中止になった『Purpose World Tour』の真相、アルバム『Changes』をリリースするまでのJustinの環境と精神的な変化をJustin自身と彼を一番近くで見ている妻のHaily Bieber、さらにはマネージャーのScooter Braunらが語っています。

アーティストたちは大きなプレッシャーを抱えている。人々には見えないところでね。
ミュージシャンではない私が見ていて心から感じるのは深い尊敬の気持ちよ。Justinや努力を惜しまないほかのアーティストたちへのね。
(Haily Bieber)


・ Are Many Chance!!!/ラピスリライツ・スターズ

日曜日、よく一緒に仕事をするライターさんと VTuber「おしゃれになりたい! ピーナッツくん」とスイパラのコラボカフェに行った帰りのこと。

一緒にどうすか?」と誘われたのがラピスリライツの1stアルバム『START the MAGIC HOUR』のリリースを記念したフリーライブでした。

最初は「遠慮しておこうかな〜」なんて言ってたけどせっかくの機会だったので行くことに。

ラピスリライツを知らない人のために軽く説明(とはいえ自分も名前しか聞いたことなかった)しておくと、「魔法×アイドル」がテーマのメディアミックスプロジェクトで、音楽リリースしたりそのほかゲームやアニメとしても展開されるキャラクター主体のコンテンツです。

「ヒプノシスマイク」と大体同じような形態だと言えば分かりやすいでしょうか。

ラピスリライツには6つのユニットが存在し、それぞれイメージカラーがあって特徴が違う楽曲を持っています。

今回リリースされた『START the MAGIC HOUR』は6つのユニットの楽曲が2曲づつ、計12曲収録されたアルバムで、事前にYouTubeで公開された複数のMVの総再生回数が100万回に達したらCDデビューすることができる「100万再生CDデビュープロジェクト」をクリアした念願の1枚。

今日見たライブにも多くのファンが押し寄せていて、声優さんたちが思わず「こんなに来てくれるとは思わなかった」と話すほど、予想を上回る動員だったようです。

予備知識ゼロで観たライブでしたが、イメージカラーが赤の「LiGHTs」は王道アイドルソング、青の「supernova」はクールな演出、緑の「この花は乙女」は和ロック… など戦隊ヒーロー並みにいい意味で分かりやすく、ファンの音楽の趣向による機会損失をうまくカバーできているなぁと感じました。

中でも個人的にハマったのがピンク担当「Sadistic★Candy」の「Are Many Chance!!!」。

「Are Many Chance!!!」と書いて「あめちゃん」と読むセルフタイトル感ある一曲で、200近いBPMによる勢いとひたすら連呼される「あめちゃん」がクセになりました。


オススメされたものを食わず嫌いせずに試してみるのはいいことですね。

今夜は同時にオススメしてもらった『ヒーリングっど♥プリキュア』を観てから寝ようと思います。

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(そのほかTwitterとSpotifyプレイリスト「Trans Frontier Weekly」も!)


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