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ちょっと変わった自作PCを作ってるだけの人間がASRockから提供を受けた話。

こんじーま。
光らないPC普及委員会、会員のじーまです。

今回はTwitterで気になった、こちらを取り上げてみようと思います。

簡単に言うと自分は数万円出してマザーボード買ってるのに、タダでマザーボード提供されてる人はズルい!って言っているのかと思います。

果たして本当にズルいのか。
私の経験を元に書ける範囲で書いてみましょう。

なぜ提供するのか

ライバルも多く新製品を売るために効率よく(コスパ良く)宣伝する必要があるでしょう。
メーカーなどがメディアに広告を出すには非常に高額な費用がかかります。
それならその界隈のユーザーに製品を提供して宣伝してもらうほうがコスパに優れると思います。

求められる事


もし提供する側が「誰か製品あげるから宣伝してくれる人ー!」って尋ねたらきっとたくさんの人が手を挙げるでしょう。なんせタダで製品もらえるのですから。

では、提供された側は何が求められるでしょうか?当然、製品を提供した見返りに宣伝(Youtubeやブログなどの投稿)をして販売促進効果を求められます。

誰が製品提供を受けるのか


ここで、最初に取り上げたTwitterですが、自分は数万円のお金出して買ってるのにタダで製品提供されるのはズルいに言及してみます。

たしかにタダで製品もらえるって羨ましいですよね!でもその分の見返り返せますか?

あなたの(やっていれば)YouTube登録者数は何名で上げた動画の平均再生数はいくつでしょう?
あなたの(やっていれば)ブログの記事の閲覧数は?アフィリエイトはどのくらいの効果がありますか?Twitterでの影響力は?

提供する側は数万円するマザーボードを提供します。ASRockの原口氏がこんな事を言っていた気がします。「マザー1枚提供したら20枚売ってもらわないと割に合わない」と。
提供された側にはマザーボード1枚の代わりに20枚以上売れる宣伝を求められます。

もし提供された方の宣伝にそこまでの効果がなくてもペナルティは無いでしょうが、もう次はないですよね。提供したって損するだけですもの。

じゃあどんな人が提供されるのか。
たくさんのチャンネル登録者を持つYouTuber、購読者の多いブロガーなど影響力の強い人ですよね。
これらの方は多くの人に製品の魅力を伝えられて販売に影響を与えます。
これが提供される基本だと思います。

なぜ私が提供されたのか。そして提供されたプレッシャーとは。

私は2023年にASRockさんからマザーボードの提供を受けました。
私のYoutubeの登録者数は500人で再生数も1万を越えることはほとんどありません。ブログもやってませんしTwitterも当時は1000人すらいっていません。

なぜそんな私が提供されたのか?

まず普通の人とは少し変わった自作PCを制作していました。それらの作品が色々な人の目に留まっていたのが1つの要素だったと思います。
そして、人脈に恵まれました。ASRockの原口氏と直接関わる機会を設けてもらえたのが大きかった思います。

私のSNSなどの拡散力はそこまで強くありません。しかし、イベントに合わせて作品を制作、その後もメーカーさんの販促品として利用していただくことで価値が見出されたのかと思います。
それでも先ほどの1枚提供したら20枚売ってもらわないと割に合わないという話を耳にしている私にはプレッシャーがかかります。
この1枚で制作するPCで20枚売れないと私の価値は無いと言われているような物です。

1回もらえれたらラッキーと思うのであれば適当に制作すればいいかもしれません。
しかし私はそれでいいやとは思えませんでした。どうすれば提供いただいた製品の魅力を引き出せるか、アピールする事が出来るかをずっと考え続けました。PCの制作も何回もやり直しをして、時間ギリギリまで手直しをしました。
そこまで時間と手間、費用をかけてようやく提供していただけたわけです。

提供してもらえるまでの道のりは平坦ではない

提供していただいて制作した際の感想はとてもじゃないけど提供もらったラッキーではないです。
提供してもらった分を返さなきゃいけないことを考えたら全然ズルいなんて思いません。

Youtube、ブログで登録者数が数万を超す事の大変さはやってみればわかります。そういう方はちゃんと自分の時間をそれらに使っていますし、努力をしています。


そして、おそらくTwitterでの件の方はASRock Eliteの事を言ってるのだと思います。たぶんそうだろうなと思いつつもここまで書きました。
しかし、ASRock Eliteの方たち(女性の方)も恵まれた物は持ってますが、その恵まれた物を活かすための努力をしているはずです。
女性の方がどれほどの時間や費用を掛けて自分のケアをしているか考えたことはあるでしょうか?
しかもニッチな自作PCの世界にそれらをかけているのです。
そして、それはちゃんと宣伝効果があると思いました。昨年TAICHI CARRARAが提供されたあと購入報告ツイートが増えたのは明らかでした。

ただ、単純にズルいと思う事は簡単です。
でもズルいと思われている方たちは時間や手間を掛けて努力してしています。ただ単純に提供をしてもらっているわけではありません。

まずはYoutubeやブログなどを始めて提供してもらえるように行動してみるべきです。実際に行動してみればその大変さがわかると思います。

正直、私が提供していただいて制作したPCが提供に見合う物だったのかどうかはわかりません。
もう次は無いかもしれませんし、あったとしても次が最後かもしれません。
そういったことまで考えて提供が本当にズルいのかどうか考えてもらいたいと思いました。

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