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会社にあるPTZカメラを活用して、配信の効率化を高めたい!

まだまだ使える資産がある?

コロナ禍になってから、会社の様々なイベントでオンライン配信が行われるようになりました。とはいえ、毎回配信業者にお願いするのも費用がかかるので、自社のメンバーでどうにかできないか?ということでいろいろな機材を買い足して創意工夫を続けていたのですが、そんな中いきなり、会社にスタジオができてしまいました💦

スタジオはスタジオで様々な機材を導入してしまったので、スタジオができるまでに会社で揃えた備品の使用率が下がってしまい、ちょっともったいなぁと思うことも多々あり、今回タイトル画像に貼った、Aver CAM540もそんな機材のうちの1台です。

Aver CAM540とは?

写真をご覧いただけると想像がつくかと思いますが、「PTZ(パン・チルト・ズーム)カメラ」と呼ばれるジャンルの製品で、通常は付属のリモコンを使うことで、カメラの向く方向やズームが行えます。

Aver CAM540に付属しているリモコン

この機器、会議室に設置されている大きなモニタの上下に設置することが想定されているので、リモコンを使って動かすのは理にかなっているのですが、スタジオなどでの配信をしようと思うと、ちょっと不便になります。
なにが不便かと言うと、こちらのリモコンの受光部がカメラ正面にあるため、スタジオ配信を想定した場合にはカメラ正面が演者さん側となり、裏方からのリモコンによるカメラ操作ができないんですね。この解決策が何かないかといろいろ検討してみました。

Aver CAM540をスタジオ配信で使うためには?

このAver CAM540を当スタジオで使おうと思ったときに解決したいポイントは2つあります。

①カメラの背面からカメラを操作したい

先ほども書いた通り、CAM540を操作できるリモコンの受光部がカメラの正面側にあるため、スタッフがいる裏側からは反応が悪いため、実配信には向きません。
さらに言えば、私がいるスタジオでは配信機材が置いてあるサブルームがあるため、ここから遠隔操作ができたらより最高です。

②HDMIで映像を取り込みたい

いつもはスタジオの映像はいわゆるビデオカメラで撮影して、それらをBlackMagicDesignのATEM Mini Extreme ISOでスイッチングをして配信しています。スタジオの配信カメラの1つとしてCAM540を使うのであれば、ATEM Miniで使えるようにしたいわけで、そのためには映像をHDMIで取り込む必要があります。
けれども会社にあるCAM540にはUSBの出力しかないため、どこかで変換をかけなければいけませんが、HDMI→USB変換する機械は山のように売られているのに、逆はなかなかないんですよね…。

CAM540の背面 左が電源、右がUSBの出力です

試してみたこと

というわけで、スタジオ配信で使うためにはいくつか課題があって、それを解消するためにいろいろと試しています。
現在思いついてるのは「OSB Studio」か「vMix」を使った方式です。
上記の配信ソフトをインストールしたPCに接続して、カメラソースとしてCAM540を選択。出力先としてHDMI経由でATEMを選択。

このやり方ですが、OBS Studioではまだうまくいっておらず、vMixではやれそうな感じがしました。

vMixを使ってCAM540を入力ソースとして選択し、カメラのアングルなども記憶させてクリックひとつで動かせました。

ここをうまく調整すればいけそうな気もしますが、1つの課題が今回うまくいったvMixが有償ソフトで結構いい値段するんですよね
(ライセンス体系がいくつかあって安いプランもあるのですが、PTZカメラの操作をするためにはPro以上のライセンスが必要で、そちらだと700USドルです…)
60日間のトライアルライセンスがあるので今はそれを使わせてもらってますが、それ以降使えないので、vMixをPTZ以外でも使えるように考えて会社で買ってもらうか、OBSで触れるように頑張るかを悩んでます。

他にも何かいい方法がありそうであれば、コメントいただけると幸いです。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。


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