なぜセヤデは禁止されたのか

昨日ラスクロの大型大会があり、今環境もとりあえずひと段落した&次弾から大きく環境が変わるらしいので思ってたことをだらだらと書いてみようかという試み

なお全部ただの個人の感想なので的外れなことかいてる可能性があります
そういうものと思ってお読みください

内容は表題のとおりです
なぜセヤデは禁止されたのでしょうか
・・・と書きましたが、禁止された理由は公式のほうから明言されています

公式サイトから引用すると
『現在の構築戦においてはアリオンデッキが頭一つ抜けて強力であり、このデッキタイプを少し弱める必要があります。
アリオンデッキを支えるのはいわゆる横並び戦術で、それをサポートしているのが《天卵の管理官 セヤデ》です。0コストのクイック持ちで(しかも、必要ならばCAヤードにあるカテゴリ:アリオンのカードを捨て札に置いてから)アリオンのユニット2体を戦場に出すことができるので、安定して戦線を横に広げることが可能であり、アリオンデッキの実質的なキーカードの1つとなっています。
また、いわゆる「無限発展」系のデッキでも採用されており、そちらへの対応も含めて、《天卵の管理官 セヤデ》を禁止カードにするのが妥当であると判断いたしました。』(ラストクロニクル公式サイトより)
https://www.last-chronicle.jp/blog/detail.html?id=864

とのことです
後半はいったん無視しましょう
問題は前半です

書かれていることはたしかに間違ってません
セヤデをだしてアリオンのカードを蘇生する動きは確かに強力です
ですが、そのような動きをしているのはアリオンだけではありません

例えばトークンデッキ
展開力でアリオンを上回る可能性があり、対アリオンデッキとしてある程度の位置にいたデッキです
そこでもセヤデは使われていました
その使われ方は

牧草地の笛吹きやクレイタの海賊子分を蘇生しての横展開
ミスティカの少女魔術師を蘇生してのリソース確保
青幻のヘルネプを蘇生してのオーラ戦術
野薔薇の姫神を蘇生してのオーラ撃破(主に対ナナツキ)

と結構いろいろな使われ方をしていました
これらの動きはトークンデッキにとっては基本戦術と呼べるレベルで根幹のギミックであり、セヤデを失った影響は甚大なものでした


例えば雷力師デッキ
除去力に秀でていてアリオンを殲滅できる可能性があり、対アリオンデッキとしてある程度の位置にいたデッキです
そこでもセヤデは使われる可能性がありました
その使い方は

見習い雷力師を蘇生しての防御&リソース確保
野薔薇の姫神を蘇生してのオーラ撃破(主に対ナナツキ)

この辺でしょうか
トークンデッキと比べるとつかわれ方が少ないように見えますが、これらは対アリオンで活躍が見込める動きでした
例えば手札にセヤデ、魂爆弾、紫のカード1枚とあった場合、セヤデで野薔薇と見習いを蘇生して野薔薇の効果で相手のナナツキを撃破
その後手札から魂爆弾を使い、紫のカードを1枚見せて自分の見習いと相手のミーウを指定
捨て札に行った見習いの効果で魂爆弾を再び回収し、もう一度発動
こんどはミーウと長耳補給隊を選んでその2体を破壊
というようなムーブができました
今回はほかの手札が1枚という状況でしたがもう数枚紫があれば余裕で相手の盤面を壊滅させることができる動きで、なにより動きがすべてクイックのため始動が相手ターン&動き始めてから相手に介入の余地がないのでアリオン側の天光の旅立ちを差し込まれて見習いの効果が無効になることがなく、かなり信用できるルートではありました
(雷力デッキと言いながら雷力カードが見習いしか出てきませんが、間違いなく雷力デッキの話をしています)

このようにセヤデはアリオンデッキ内での活躍が見込まれるカードではもちろんありましたが、私の中ではその他のデッキでも同等かそれ以上の活躍が見込まれるカードという認識でいたので「アリオンの弱体化のためにセヤデを禁止します」という文言には結構違和感を覚えました
「アリオンの弱体化のため」という前置きがつくと???ってなるという話で、セヤデが禁止レベルのカードであるということには何の文句もない話ではあるんです
それでも私の中ではトークンと雷力がセヤデを失った影響のほうが大きく、結果的にアリオンが強くなったまである禁止なのではないかと思いました
(私が最終的にアリオンを使うことを後押しした禁止であったのは間違いないです)

そしてなによりも
アリオンの強さはセヤデによる盤面再形成よりもテバの天空庭園などによるアルシフォンの早期着地による盤面形成のほうが圧倒的な割合を占めています
今回の大会でも3戦連続で1ターン目にアルシフォンを盤面に出したので上振れではありますが現実的な範囲です(うち2戦は後攻1ターン目)
そちらの動きに一切のメスが入らなかったのは残念だったなと思います

話が少しずれてしまいましたね
とりあえず今回はこのくらいで
次回は気が向いたら「なぜこのゲームはメタがまわらないのか」でお会いしましょう
それでは




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?