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私の好きなモノ・コト #1 高校野球

「3塁ランナー走っているー!ホームスチールで追加点!千葉習志野高校、思わぬ形で追加点!」

1.好きになるきっかけ

2011年夏の甲子園1回戦1試合目の習志野高校と静岡高校の対決。当時中学2年生だった私の目の前に飛び込んできたのは、目の覚めるような応援とプレーであった。7回表2死満塁で習志野高校1点リードの場面、打席には4番の選手が立っていた。初球ファウルの後の2球目、3塁ランナーの宮内選手がホームスチールを決めたのである。私はこの場面を見たときに心の底から「すごい!」「こんな得点の仕方もあるのか!」と相手の意表を突くような攻撃に目を奪われた。

この試合の前日、地元のお祭りを楽しみすぎた余り帰宅する時間が遅くなってしまい、親に心配をかけたし怒られもしたので気分的にはかなり沈んでいた。そんな中、朝目が覚めると隣の部屋からは甲子園中継の音が聞こえる。応援の音がすごいなあと思いながらもなかなか起き上がることはできず、寝たまま聞いていた。なんならずっと習志野高校を長篠高校(そんな高校ないだろうけど)と聞き間違えていた。やっと起き上がって6回くらいからテレビ画面で見ていた。高校野球自体は小学生の頃から甲子園の中継をみて地元の兵庫県勢を応援していた。だから06年のハンカチ王子VSマー君も07年のがばい旋風も09年の日本文理の追い上げも見ていたので高校野球は面白いとなんとなく思っていた。でもその面白さとは別の面白さみたいなものを見せてくれたのが冒頭に挙げた習志野高校のホームスチールであった。私はそこで一目惚れし、千葉の県大会の結果も気になるようになった。すべてはそこから始まったのである。

翌年の2012年春、私は初めて地元兵庫県の春季大会に足を運んだ。甲子園で見ていた報徳学園や東洋大姫路といったチームがこんなに近くでみれるのかと興奮した。姫路工は県大会でもブラスバンドの応援があり、県大会の中でも高校によっていろいろな応援スタイルがあるのだと知った。その年の兵庫で3位になったのが明石高校であった。その明石高校が近畿大会であの有名な智辯和歌山と当たったのだ。その試合を生で観戦。当時は高校の名前だけで強い弱いをイメージしちゃっていたのでぼろ負けになるのかな…なんて思っていたら、明石高校が完ぺきな試合運びで智辯和歌山を圧倒していて、さらに野球って奥深いし面白いなと感じた。そこからは沼にはまるのみである。笑

2.好きな理由

前置きが長くなってしまったが、個人的に高校野球が好きな理由を考えてみました。ここからは敬体・常体入り混じりますがご容赦ください。

①いろんな試合・野球がある

全国47都道府県、様々な高校が存在しており、その高校によっては様々な思いを抱えて野球をしていると思います。「甲子園で負けたあの高校にリベンジしたい」「今年こそ甲子園」「目指せ県大会ベスト8」「この仲間ととにかく長く野球をしたい」などその立場によって思いは様々であると思います。そのような思いと思いがぶつかり合って、若い高校生が球場で全力のプレーを見せているということ自体に、まるで1本の作品を見ているかのような気持ちにさせられることもあります。もちろん強いチーム同士の対決が熱い。でもその他にも、部員数が少ないチーム同士の対決や、野球のプレースタイルがあるチームの野球など、高校野球ではそのチームの多さからいろんな野球を見ることができます。打の○○、守りの○○のぶつかりあいや、強肩捕手VS機動力みたいな試合がみられるのも醍醐味だと感じます。

②応援

同じ高校に通う生徒が、同じ高校に通う生徒の活躍を願って必死に応援する姿ってとても素敵だなと思います(急にです・ます調)。高校によってはその高校独自の応援歌を持っていたり、都道府県によってよく使われている応援歌があったり、応援に注目すればするほど、そこにも面白さが垣間見えます。

③洗練されてない故の良さ

高校生は精神的に大人になっているとは言えなくて、きっと頭ではわかっていても気持ち的に安定していない部分が多いのかなと感じることがよくあります。それ故にちょっとしたミスが出てしまったりそれが連発してしまったり、土壇場になって焦りだしたり、逆に吹っ切れたり、そういった心の機微を試合の中で見られることができるのも個人的には面白いなと思うポイントです。だからこそ常に落ち着いているような選手がいたら、この選手は大人だなって感じたりすることもあります。こういったところが高校野球は最後まで分からないとか言われる所以なのでしょうか…(個人的に野球全般に言える気はしますが)

好きな理由を考えてみたけどうまく文章化するのは難しいですね。やっぱり私は感覚的に好きになったりする人間なのかもしれません。

3.初心者へのおすすめ

こんな駄文で興味を持った人って少ないかもしれないですけど、もし興味を持った方に向けて、何からすればいいのか個人的なおすすめを書きます。

①まずは野球のルールをなんとなくでいいから理解する

最低限野球を楽しむためのルールを覚えておく方がいいと思います。ただこれは見て徐々に覚えていくでいいような気がします。

②甲子園の中継を見てみる→現地に足を運ぶ

まずは家で甲子園の試合を見ましょう!それを見ていきたいと思ったら次に現地に足を運んで生で見てみてください!臨場感が味わえます。

③地元の県大会に足を運んでみる

甲子園で見られる高校野球は本当に一握り。地元の大会に足を運んで様々な野球を見てみましょう。それでまた来たいと思い始めたらそれはもう高校野球沼にハマったようなものです。

4.さいごに

いろんなことを書きましたが、私はとにかくいろんな軌跡をたどってきた選手・チームが置かれた場所で一生懸命にプレーしている姿を見て、心に刺激を受けています。なのでどんなことがあっても選手やチームには心の底からがんばれ…!という気持ちで見ております。野球の技術に関しては未経験の身でよくわかっていないところはありますが、感性を働かせてこの選手いい…!ってなって好きになるパターンは多いです。その選手を追ったりすると大学や社会人…おっと、誰か来たようだ。初めての執筆?はここで終了。次は何を書こうかな。というか次も書くことあるのかなこれ。

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