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関西学生野球2021年秋季リーグ戦を振り返る

令和3年度関西学生野球秋季リーグ戦は関西大学が2年ぶり38度目の優勝を飾り、明治神宮野球大会関西地区代表決定戦への出場が決定しました。今年度の春季リーグでは2019年の神宮大会準優勝の経験者が多く残っており、優勝候補に挙がっていたものの、結果は5位と悔しすぎる結果に。その関大がこの秋は本来の実力を見せつけ、他を圧倒しました。そんな関西大の意地を見た今シーズンを、自分が観戦した試合を中心に振り返っていきたいと思います。

関大優勝

第1節 秋季リーグ戦開幕!京大の奮闘と非常事態の立命館

ついに2021年度秋季リーグ戦が開幕しました。関西学生野球連盟の皆様の素晴らしい対応により、全試合を有観客予定で行うとの発表もあり、ワクワクが止まりませんでした。

そんな中、開幕カードの関西大学(春5位)と立命館大学(春2位)の対戦がはじまりメンバー表が流れてくるのですが、「???」立命館大学のスタメン並びにベンチ入りのメンバーがほとんど登録外の選手に入れ替わりとなっていました。以下の記事によると、立命大の寮生22人が新型コロナウイルスに感染していたようで、下宿生と自宅生限定での出場が認められた試合となった模様。試合は2安打に抑えられ完敗。でも感染者が出たからと不戦敗にせず、やれる範囲でリーグに参加していく臨機応変な対応は非常に良かったのではないかと感じました。

2試合目は近畿大学(春3位)と京都大学(春6位)の一戦。京大が主将の脇選手(④膳所)のタイムリーなどで3点を先制。中盤追いつかれるも、8回に再び勝ち越し、京大が開幕戦を勝利で飾り、波乱の幕開けとなった。

2回戦、もう負けることの許されない近大は初回、立ち上がりにストライクの入らない京大先発の牧野選手(③北野)を攻めたて、大塚選手(④長崎日大)の内野ゴロの間に幸先よく1点を先制する。その後チャンスを作るものの追加点を奪えない近大。すると4回表、京大はチャンスで鈴木選手(④北野)のタイムリーで同点に追いつく。6回表、近大は好投を続けていた先発の森本選手(③大阪桐蔭)を替え石井選手(①箕面学園)を登板。すると先頭の主将脇選手(④膳所)がヒットで出塁すると、チャンスを広げたところで、松下選手(④明和)の勝ち越しとなる2点タイムリーツーベース、さらに愛澤選手(③宇都宮)も2点タイムリーツーベースを放ち5-1とリードを広げ、京大の勢いが止まらない。

近大はその後1点を返し、3点差で迎えた9回裏、京大は満を持して前日先発し6回を投げた水江選手(②洛星)を登板。この回先頭の梶田選手(③三重)がヒットで出塁。続く坂下選手(②智辯学園)も続きチャンスを拡大。この坂下選手はU-18でキャプテンを務めていたこともあり、聞き覚えのある方も多いのではないでしょうか。その後3番4番が倒れ、近大はあとがなくなる。このまま終わるわけにはいかないと5番の竹谷選手(③星稜)がタイムリーを放ち2点差、その後代打の谷口選手(③神戸国際大附)が四球でつなぐと、春は4番を任されることもあった柴野選手(②神戸国際大附)が代打で登場し、意地のタイムリーヒットで土壇場同点に追いつく。なんとか引き分けで終われば京大としても大きな1ポイントが入るので粘りたいところでしたが、最後はパスボールで3塁ランナーの谷口選手が生還し、近大が劇的なサヨナラ勝利を収めました。最後パスボールしてしまった京大の愛澤選手の悔しそうな姿が今でも印象に残っています…

一方で非常事態の立命館大は、2回に4番の藤井選手(②立命館)のソロホームランで先制し、前日とは違い試合の入りとしては良かったものの、直後に関大の野口選手(④鳴門渦潮)のタイムリーですぐさま同点とされる。立命館大は5投手の継投で奮闘するも5回に上神選手(③佐久長聖)、小河選手(③大社)のタイムリーなどで勝ち越しを許し、3-1で関大の2連勝スタートとなった。

写真:今季リーグ第1号となる本塁打を放った藤井 敏暉 選手(②立命館)

立命館 藤井選手

京大の開幕戦勝利、立命の非常事態など様々なことが起こったリーグ開幕節。今回は2試合総当たりのポイント制でいつもの勝ち点方式とは違うため、この2戦に賭ける戦いが非常に観ていて楽しく、今後のリーグ戦がワクワクするようなスタートでした。

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第2節 春王者の関学登場

緊急事態宣言により皇子山球場が使えない関係で、日程が1週間空き迎えた第2節。この春王者の関西学院大学が登場しました。

その前に同志社大学と近畿大学の1回戦。近大が初回に竹谷選手(③星稜)のタイムリーで幸先よく2点を先制し、試合を優位に進めるかのように思えた。しかし3回表に事件が起きた。同大が相手のミスなどもあり無死満塁と攻めたて打席に立つのは4番の中辻選手(②大阪桐蔭)。近大先発の大石選手の投げた球が顔面を直撃。中辻選手はそのまま倒れ込み動きません。どうやら出血もしているようで、球場内に救急隊員が駆け込む事態となりました。その後彼の試合出場はなく、後報は入ってきておりませんが、また無事にリーグ戦で観られることを祈っています。

チームとして4番を欠くこととなった同大は、死球押し出しの後も、橋本選手(②倉敷商)のタイムリーと、小西幸選手(③天理)の犠牲フライなどで4点を取り一気に逆転します。

近大は5回に1点を返し1点差として迎えた7回、先頭の梶田選手(③三重)のスリーベースと、坂下選手(②智辯学園)のタイムリーで同点に追いつく。その後チャンスを作り竹谷選手(③星稜)のヒットで、守備の乱れからランナーが生還しこの回で一気に逆転。投げては大石選手(③近大附)と小寺選手(③龍谷大平安)の投手リレーで粘り勝ち。ちなみにこの小寺選手、読みは「こでら」です。

さて関学の1戦目…ですがメンバー表を見ると、春大活躍の黒原選手(④智辯和歌山)と西選手(③福岡大大濠)の名前がありません。記事によると調整不足とのこと。立命館に続いてこちらも若干非常事態のようでした。一方第1節では下宿生自宅生のみでの出場となった立命は、寮生も復帰しほぼフルメンバーのベンチ登録に。

試合は関学が初回に先頭の中隈選手(③明徳義塾)のスリーベースを皮切りに、髙波選手(③川越東)のタイムリーで鮮やかに先制。新たな3回生1.2番コンビが活躍。(以下写真:1枚目中隈 廉王 選手、2枚目髙波 寛生 選手)

関学中隈

関学高波

しかし3回に立命は2死から四球でランナーを出すと、石田選手(④履正社)、大崎選手(②報徳学園)の2者連続タイムリーツーベースで一気に逆転。5回には代打で出場の神先選手(③智辯和歌山)のタイムリーで差を広げる。投げては先発の村上選手(④津名)、高塚選手(③立命館慶祥)、藤本選手(②社)、谷脇選手(②那賀)の継投で初回の1点に抑え今季初勝利を飾る。一方でエースを欠いた春優勝の関学は黒星スタートとなった。

2回戦、立命は秋山選手(③愛工大名電)が先発。いくら試合に出られるといっても、調整不足があったのか1点リードで迎えた3回にピンチを迎えると、関学の主将杉園選手(④明豊)に逆転タイムリーツツーベースを浴びる。(写真:逆転タイムリーを放った主将の杉園 大樹 選手)

杉園逆転

関学は4回以降、執行選手(②県伊丹)が何度もピンチを招きながらも見事に踏ん張り4イニングを無失点に抑えるなどして勝利。執行選手にとっては嬉しいリーグ戦初勝利となった。(写真:リーグ戦初勝利の執行 大成 選手)

関学執行

近大と同大の2回戦は近大森本選手(③大阪桐蔭)と同大髙橋佑選手(③豊田西)の投げ合いでスタート。試合が動いたのは4回、同大のミスに乗じて1死1塁3塁のチャンスを作ると、大塚選手(④長崎日大)のタイムリーで先制。さらに2死から金子選手(②創志学園)のタイムリーツーベースなどでこの回一挙に3点を先取。

しかし6回裏、同大は1死満塁のチャンスを作ると、5番橋本選手(②倉敷商)のタイムリーで2点を返す。ここで近大は好投していた森本選手から石井選手(①箕面学園)に継投。ここからリズムが崩れだします。続く青地選手(③大阪桐蔭)がタイムリーで同点。さらに1死満塁としたところで代打の有賀選手(②桐光学園)の走者一掃のタイムリーで同大がこの回一気に6点を取り逆転に成功。(写真:代打でリーグ初打席ながら走者一掃タイムリーツーベースを放つ有賀 大貴 選手)

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リードした同大は昨日も先発し好投したエース小倉 悠史 選手(③同志社国際)が7回から登板。近大打線を見事0に抑え同大の今季初勝利へと導いた。(写真)

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今節はそれぞれが1勝した形になり、今季も普段下位に沈む関学同大京大の健闘もあり混戦模様がうかがえる第2節までとなりました。

第3節 激熱!関西学生リーグ1日3試合日

皇子山球場で試合ができない煽りを受け、第3節は関西学生野球にしては珍しく1日3試合日となり濃厚な節となった。

立命館大と京都大の1回戦。立命の先発は秋山選手(③愛工大名電)。京大打線をほとんど完ぺきに抑え6回投げて7奪三振の好投を見せ、出遅れを感じさせない投球でした。打線は池上選手(④報徳学園)の犠牲フライで先制すると、琉主将(④明豊)のタイムリーなどで加点し、立命が6-0で快勝する。(写真:好投した立命館大の秋山 凌祐 選手)

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近畿大と関西大の1回戦は熱い試合展開となりました。唯一負けなしで迎えた関大でしたが、2回に定本選手(③三重)がピンチを招くと、近大の片岡選手(④神戸国際大附)の内野ゴロ、西川選手(③近大付)の犠牲フライなどで2点を失う。3回にもタイムリーではないもののタイムリーエラーや内野ゴロの間にランナーが生還し、近大が4-0と試合を優位に進める。投げては大石選手(③近大付)が7回を無失点で切り抜け素晴らしいピッチングを続けていた。

しかし8回に関大打線が火を噴く。先頭の代打口分田選手(③近江兄弟社)がヒットで出塁。彼はいい選手なのに同世代の上神選手(③佐久長聖)の存在が大きく、なかなかスタメンでは出場できていません。でも代打でしっかりと結果を残しています。さらに1番安藤選手(④西条)もヒット、続く代打の有馬選手(②近江)もヒットで続き無死満塁のチャンスを作る。ここで3番のプロ注目野口選手(④鳴門渦潮)を迎える。ワイルドピッチで1点を返されるが、ここは三振に抑える。しかし関大のクリーンナップは強力で、1死2塁3塁で4番の久保田拓選手(④津田学園)がタイムリーツーベースで1点差に迫ると、5番の上神選手(③佐久長聖)が同点となるタイムリースリーベースで一気に同点に追いつく。近大は投手を寺沢選手(②星稜)にスイッチするも、1死3塁から6番小河選手(③大社)の犠牲フライで勝ち越しを決める。最終回宮崎選手(③東海大仰星)がピンチを招くも0点に抑え、見事に逆転勝利を収めた。(写真:同点タイムリーを放つ関大の上神 雄三 選手、最終回を抑える宮崎 隼輔 選手)

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関西学院大と同志社大の1回戦。同志社大は初回に小西幸選手(③天理)のタイムリーで幸先よく先制すると、5番橋本選手(②倉敷商)に2ランホームランが飛び出し3点を先制。関学は直後の2回に1点返し、ヒットを重ねるもなかなか得点ができない状態が続く。日も落ちた終盤、7回同大はピンチを背負うと、エースの小倉選手(③同志社国際)を投入。エース登場に動じず、関学は大谷選手(④大社)のタイムリーで1点差に迫る。そして8回2死1塁2塁の場面で小倉選手がひじに違和感をおぼえ負傷交代。髙橋恭選手(④高田)が救援するも、関学はそこを攻めたて2死満塁で主将の杉園選手(④明豊)のタイムリーで一気に逆転。最後は山本晃選手(④佐久長聖)が締め、立命との2回戦同様、主将の一振りで見事な逆転勝利を収めた。(写真:逆転タイムリーを放つ杉園 大樹 選手と代走を出されてランコーをしていた佐藤 海都 選手)

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1日3試合を満喫し、余韻に浸りながら翌日も球場へと足を運ぶのであった。

関大と近大の2回戦。関大は2回に先発の鷲尾選手(③登美ケ丘)に打球が当たり降板する事態に。そんな中緊急登板で好投を見せたのが桃尾選手(④滝川第二)。緊急登板でありながら5回まで2失点で切り受ける。一方関大打線は今日も好調、4回に野口選手(④鳴門渦潮)のツーベースや久保田拓選手(④津田学園)の2点タイムリーツーベース、主将の坂之下選手(④大阪桐蔭)の走者一掃のタイムリースリーベースなどで5点を先制。6回以降はリーグ戦初登板となる金丸選手(①神港橘)が投げ切り4回を1失点にまとめ快勝。上位に来ることの多い立命近大から見事に4連勝を決める。(写真:①緊急登板で好投、桃尾 岳宜 選手。②走者一掃タイムリーを放つ坂之下 晴人選手。③リーグ戦初登板、金丸 夢斗 選手)

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関西学院大と同志社大の2回戦。関学が初回に中村選手(④三田学園)のタイムリーで2点を先制。投げては先発の執行選手(②県伊丹)が5回を1失点に抑える。同志社大は11本の安打を放つも1得点しか奪えず、一方関学は3安打で3点という昨日のゲームとは全く逆の展開でありながら、関学が粘り勝った試合となった。

立命館大と京都大の2回戦。京大は2回に1死1塁3塁のチャンスを作ると、愛澤選手(③宇都宮)のタイムリーツーベースで2点を先制し、京大としてはいい流れにもっていく。しかし立命がじわじわと攻め、3回に石田選手(④履正社)のタイムリーで1点差、4回には池上選手(④報徳学園)のタイムリーで同点に追いつかれると、藤原選手(④立命館宇治)の内野ゴロの間に勝ち越しのランナーが生還、さらに代打野夫井選手(①社)にもタイムリーが飛び出し、4回終了時点で4-2と立命がリード。立命は荒井選手(①立命館宇治)、長屋選手(①浜松開誠館)の好投もあり試合は流れ最終回に。追い詰められた京大は岩城選手(④北嵯峨)のソロホームランで1点返し1点差とするも反撃はここまで。立命が連勝を飾った。(写真:先制タイムリーを放った京大の愛澤 祐亮 選手)

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関西学生野球の1日3試合日がこれにて終了。結局6試合全部観戦してしまいました。ナイターになる前の雰囲気とかもすごいきれいでいた。この時点で4連勝した関大が優勝へまっしぐら。次いで1敗の関学という構図に。そういえば来週は…。

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第4節 伝統の一戦関関戦、今年は天王山

首位は無傷の4連勝関大、2位は3勝1敗の関学。関関戦はこの首位攻防戦となった。ここの結果次第でリーグの結果が大きく左右する大一番。

その前に同志社大と京都大の1回戦。同大は先発の髙橋佑選手(③豊田西)、京大は水江選手(②洛星)の熱い投げ合いが繰り広げられる。同志社は好機を作るも、京大の見事な守備も飛び出しなかなか得点することができない。そのまま継投も挟みつつ、両チーム無得点のまま今季初の引き分けとなった。

関関戦1戦目、関学の先発は調整遅れの黒原選手(④智辯和歌山)がついに先発のマウンドへ。2回を投げピンチを招くも3奪三振を奪うピッチング。(写真:今季初登板となった黒原 拓未 選手)

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3回、関学は2つの四死球などで2死満塁のチャンスを作ると、定本選手(③三重)のワイルドピッチで1点を先制。しかしその裏、黒原選手に変わり西選手(③福岡大大濠)がマウンドへ。2番の中井颯(②報徳学園)がヒットで出塁すると、3番野口選手(④鳴門渦潮)の文句なしのホームランであっという間に逆転する。(写真:ホームランを放ちベンチ前で喜びを表現する野口 智哉 選手)

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その後、拮抗した状態が続くも、関学打線は関大先発の定本選手(③三重)を打てる気配なし。終盤は坂之下選手(④大阪桐蔭)、上神選手(③佐久長聖)、有馬選手(②近江)などのタイムリーで着実に加点し、終わってみれば8-1で関大の快勝となった。

そしてこの日から緊急事態宣言も解除となる情勢の中、ほっともっとフィールド神戸のみ外野での生演奏が可能となり、同志社大と関西大は早速吹奏楽による応援も。久しぶりに戻ってきた生の応援は非常に良かったです。

2回戦は平日のため見に行けずでした。同大は初回に小西選手(③天理)、青地選手(③大阪桐蔭)、橋本選手(②倉敷商)のタイムリーで3点を先制し、東山選手(③丸亀)、髙橋佑選手(③豊田西)の完封リレーでそのまま逃げ切り勝利。

関関戦2回戦は白熱のシーソーゲームに。初回、関大が上神選手(③佐久長聖)がタイムリーを放ち先制。しかしその裏、関学が大谷選手(④大社)のタイムリーですぐさま逆転。今季初の3番起用にしっかりと答えた。ただ、5回に3番野口選手(④鳴門渦潮)の犠牲フライで同点。4番久保田拓選手(④津田学園)のタイムリーで勝ち越し、さらに5番上神選手(③佐久長聖)のタイムリーで差を2点に広げる。関大のこのクリーンナップやっぱり強すぎます。その後1点追加し、3点ビハインドの7回裏、関学は中隈選手(③明徳義塾)のタイムリーで1点差。大谷選手(④大社)もタイムリーで負けられない関学は1点差まで迫る。しかし反撃もここまで。関大が無傷の6連勝で優勝に王手をかけた。

第5節 関大2年ぶりの優勝

近畿大と立命館大の1回戦。勝てば優勝が決まる関大。立命はわずかな優勝の可能性にかけ、絶対に負けられない一戦。秋山選手(③愛工大名電)が先発のマウンドへ。しかし序盤から普段の調子ではなく、1回に近大主将の片岡選手(④神戸国際大附)にタイムリーを浴びると、2回にも梶田選手(③三重)にタイムリーを浴び苦しい展開。ただ近大先発の大石選手(③近大付)も本調子ではなく、4回に2死満塁のピンチを招くと、立命代打の神先選手(③智辯和歌山)のタイムリーで2点を返し、同点に。5回には2死2塁3塁から主将の琉選手(④明豊)がタイムリーツーベースで2点を勝ち越すなど、5回終了時点で立命11安打、近大6安打3四球と両チームの先発が内容まとまらず。(写真:5回に勝ち越しタイムリーツーベースを放つ琉 尚矢 選手)

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その後立命は谷脇選手(②那賀)、近大は小寺選手(③龍谷大平安)の好投でゲームが進み立命2点リードのまま終盤に入る。7回裏、近大は2死1塁とすると、打撃好調の大塚選手(④長崎日大)にタイムリーツーベースが飛び出し、さらに続く竹谷選手(③星稜)もタイムリーを放ちこの回で4-4の同点に追いつく。(写真:同点打を放つ近大、竹谷 理央 選手)

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勢いに乗る近大は8回裏、先頭打者を四球で出塁させると、送りバントを決め1死2塁とし、守備で途中出場の黒川選手(③高陽東)が見事なタイムリースリーベースを放ち勝ち越し。最後は近大の寺沢選手(②星稜)が締め、白熱したシーソーゲームを制した。

優勝が決まってしまうのか関西大と京都大の1戦。京大は序盤ピンチを招きながらも守備にいいプレーが飛び出し、関大打線を0に抑えていく。試合が動いたのは4回裏、京大の攻撃、3連打が飛び出し1死満塁とすると、ここまで勝負強いバッティングを見せていた愛澤選手(③宇都宮)がここでも貴重な先制タイムリーを放ち京大が先制。(写真:先制タイムリーを放つ愛澤 祐亮 選手)

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しかし直後の5回、不運な当たりもあり無死2塁3塁を作られると、関大の代打目片選手(④比叡山)のタイムリー内野安打で同点に。さらに安藤選手(④西条)の内野ゴロの間に3塁ランナーが生還し、一気に逆転。京大にしては不運な内野安打2つを許し、リードを失う。

6回には関大が坂之下選手(④大阪桐蔭)のタイムリー、代打口分田選手(③近江兄弟社)の犠牲フライで京大を突き放し、優勝へ一直線。このままでは終われない京大は8回裏にも愛澤選手(③宇都宮)のタイムリーで1点を返すも、直後の9回表に主将の坂之下選手(④大阪桐蔭)の2点タイムリーで試合を決定づける。最後は金丸選手(①神港橘)が0点に抑えゲームセット。関西大学の2年ぶり38度目の優勝が決定した。

無傷の7連勝で文句なしの優勝を決めた関西大学、どんな試合でも勝ちきるところが本当に強いここまでの戦いぶり。今春の沈みようは観ていてこちらもつらくなる状態でしたが、よくここまで戻してきました。

翌日は平日のため球場には行けずでしたが、京大が3点を先制する展開に持ち込み1点リードで9回を迎えるも、関大が意地を見せサヨナラ勝利。近大と立命はまたもやシーソーゲームの様相も、今回は立命が勝利を収めました。

第6節 優勝が決まったからこその面白さ

さて関西大の優勝は決まりましたが、リーグ戦はまだ終わりません。残り数試合となりましたが、4回生には有終の美を飾ってほしいです。そんな中今節では、関大と近大が最終戦を迎えました。

関西学院大と近畿大の1回戦。試合が動いたのは3回裏、2番の金子選手(②創志学園)が俊足を生かした綺麗なバントヒットで出塁すると、すかさず盗塁を決め2死2塁とし、大塚選手(④長崎日大)のタイムリーで広島に1位指名された関学の黒原選手(④智辯和歌山)から先制点を取る。今季の近大はこの金子選手が足をいかし、大塚選手は勝負強いバッティングでチームにかなり貢献しました。

好投を続ける近大の大石選手(③近大付)でしたが、関学は5回に連打で無死1塁2塁とすると、代打守山選手(④鳥羽)がタイムリーを放ち同点に。彼はスタメンでの出場はほとんどありませんが、常にベンチで声を出しチームを鼓舞している選手の1人です。そんな彼の一打にチームが勢いづきます。続くチャンスで中隈選手(③明徳義塾)の2点タイムリーツーベースが飛び出し勝ち越しに成功します。その後6回に近大は1点を返しますが、試合はそのまま進行し試合終了。関学が勝利をおさめます。(写真:代打で同点タイムリーを放つ守山 竜成 選手)

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同志社大と関西大の1回戦。関大は3回、先頭の安藤選手(④西条)がヒットで出塁するなど無死満塁のチャンスを作ると、4番の久保田拓選手(④津田学園)のタイムリーで1点を先制。なおも1死満塁から有馬選手(②近江)がタイムり、2死満塁から主将の坂之下選手(④大阪桐蔭)にもタイムリーが生まれこの回一気に4点を先制し、王者の力を見せつけていく。

しかしその直後4回表、好投を続けていた定本選手(③三重)を攻め、同大が1死1塁3塁のチャンスを作ると、ここまで全試合ヒットを放っている橋本選手(②倉敷商)のタイムリーで1点を返す。その後バッテリーエラーもあり2点差とすると、代打の松井選手(②東邦)の犠牲フライで1点差まで詰めよる。4回以降は同大の真野選手(②天理)が関大打線を0点に抑えていく。すると7回表、2死1塁2塁のチャンスを作ると福岡選手(②京都国際)のタイムリーで同点、さらに守りのエラーもあり一気に逆転する。同大はその後、遠藤選手(④徳島城南)、東山選手(③丸亀)の継投で凌ぎ、王者関大から大きな1勝を飾る。

関大と同大の2回戦。実は先日から関大の野口選手(④鳴門渦潮)がリーグ通算100安打へあと2本というところで、1回戦ではノーヒットに終わっていた。この日のスタメンでは普段3番の野口選手に1打席でも多く打席に立てるように1番での起用となる。その第1打席、ショートへの強い当たりもライナー。4回の打席では見事センター方向にはじき返し、100安打まであと1本に。試合は4回に同大が真野選手(②天理)のスクイズで先制、5回には押し出しや橋本選手(②倉敷商)のスクイズなどで2点を追加し、今日も同大がリードする展開に。6回、回ってきた野口選手の第3打席。6球目をレフト前にはじき返しリーグ通算100安打を達成!コロナウイルスの影響もあり1季少ない不利な中でしたが、この記録の達成は本当に素晴らしいです。(写真:リーグ通算100安打を達成する野口 智哉 選手)

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後日の記事によると、この前日の1回戦でどうやら首を痛めており、かなりきつい状態だったようです。そんな中での100安打達成は本当にお見事でした。

試合は7回に上神選手(③佐久長聖)の2ランで2点を返しますが、最後は同大の東山選手(③丸亀)が連日にわたる好投で関大から2連勝を飾る。(写真:ホームランを放つ上神 雄三 選手、ホームランに沸く関大ベンチ、連日にわたり関大打線を抑える同大の東山 玲士 選手)

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関学と近大の2回戦。近大は4回に大塚選手(④長崎日大)のタイムリー、5回には金子選手(②創志学園)のタイムリーで2点を先行する。この2人は本当に大活躍です。近大が優位に試合を運んでいましたが、近大名物の好投しているのに急に投手を替えだす戦法が始まり、関学は7回に反撃開始。1死から髙波選手(③川越東)がツーベースを放つと、佐藤海選手(③市尼崎)のタイムリーツーベースで1点を返す。さらに代打金子選手(④報徳学園)もタイムリーツーベースを放ち同点に追いつく。その後は両チームと得点できず、引き分けで試合終了となった。(写真:タイムリーを放ち喜びを爆発させる佐藤 海都 選手と金子 将大 選手)

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これにて関大と近大は全日程終了。4回生のサプライズ起用もあり楽しかったです。これで残すは最終節のみに。さみしい気持ちがこみ上げてきます。

第7節 泣いても笑っても最後、4回生の最後の集大成

泣いても笑っても残り2試合で4回生にとっての大学野球に幕が閉じてしまいます。そんな彼らの最後を見届けに連日わかさスタジアム京都へ。関学立命同大の2位争いと青地選手と琉選手による首位打者争いに目が離せない最終節となっています。

関西学院大と京都大の1回戦。関学先発は広島1位指名を受けた黒原選手(④智辯和歌山)。この好投手を相手に京大はどう戦うのか。2回に関学が1点先制するものの、京大は4回に2死2塁のチャンスを作ると、様々な苦労もあった藤井選手(④半田)にタイムリーが飛び出し同点に追いつく。最終節で見事に結果を残しました。藤井選手は京大の硬式野球部のブログで彼の4年間が見えてくると思うのでぜひ読んでみてほしいです。

同点に追いついた京大は5回に、2死2塁3塁のチャンスを作ると今季は途中からスタメンの出場が増えてきた野田選手(④山口)のタイムリーツーベースで2点勝ち越しに成功。京大は水江選手(②洛星)、水口選手(③膳所)の継投で関学打線を2点に抑え、そのまま勝利し、今季2勝目を飾った。関学は最終回に主将杉園選手(④明豊)にホームランが飛び出るも反撃はここまででした。(写真:勝ち越し打を放つ野田 大雅 選手、好投する水江 日々生 選手)

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首位打者争いも気になる同立戦1回戦。伝統の一戦ですが試合は荒れ模様。同社は今季リーグ戦で1試合のみ守備のみでの出場だった主将の城下選手(④天理)と2回生の時からエースとして投げていた髙橋恭選手(④高田)のバッテリーという激熱なスタメン。ただ2回に立命が藤原選手(④立命館宇治)のタイムリーなどで3点を先制。試合は終始立命ペースで終わってみれば15-2と大差のついた試合に。同志社は投手も使い切り、野手もブルペンに行くほどの事態になってしまいました。首位打者争いの行方は立命の琉選手が4打数2安打、同大の青地選手が2打数1安打とお互いに譲らずも青地選手がかなり有利な数字に。明日どうなるのか。(写真:首位打者争いの同大 青地 斗舞 選手、立命 琉 尚矢 選手)

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関学と京大の2回戦。関学は執行選手(②県伊丹)がピンチを背負いながらも粘りのピッチング、京大は岩本選手(④洛星)が好投を続け序盤はお互いに得点できず。5回裏、関学はこの日1番に起用された中村選手(④三田学園)のタイムリーツーベースで先制すると、その後も2点追加し3点をリードして後半戦へ。その後も関学の勢いは止まらず得点を重ね、2-11で関学の勝利となった。京大は勝負強いバッティングの目立つ愛澤選手(③宇都宮)がタイムリーを放つも反撃とはならず。関学は最終回にベンチ入りするも出番のなかった赤井選手(④乙訓)が登板し、試合を締めた。(写真:今季リーグトップとなる4勝目を飾る関学 執行 大成 選手)

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泣いても笑っても今季の関西学生野球を締めくくる同立戦2回戦。同大はリーグ防御率トップの東山選手(③丸亀)が先発。昨日は立命打線に打ち込まれる試合展開になるも、彼がしっかりと序盤を抑えていく。対する立命先発の村上選手(④津名)も5回を無失点に切り抜け投手戦の様相。初回に青地選手(③大阪桐蔭)が安打を放ち首位打者がほぼ確定。その後3打席目以降は代打が送られました。4回表、同大の攻撃、橋本選手(②倉敷商)が内野安打を放ち、これで全試合安打を記録するも得点にはつながらず。立命は6回裏、チャンスを作ると4番白瀧選手(③履正社)のタイムリーで先制点を挙げると、宮崎選手(③創志学園)にもタイムリーが飛び出し3点を先制する。直後の7回、𠮷田選手(①中京大中京)の犠牲フライで1点を返しまだまだあきらめない。同大は土岐選手(①米子東)がリーグ戦初登板。立命打線を2回無失点に抑え味方の反撃を待つ。8回表、同大は代打の篠原選手(②甲府南)が四球で出塁。ここで二盗を決め、リーグトップタイとなる5つ目の盗塁に成功。さらにその後三盗も成功させリーグ盗塁数は単独トップに。彼はスタメンでの出場はなく、代走や代打での試合機会のみだったのでこの記録は素晴らしいです。しかし同大は得点できず立命が逃げ切り2連勝を飾りリーグ2位の成績を収めた。(写真:下級生にも慕われた4回生の主将 城下 力也 選手の代打シーン、盗塁を決める篠原 悠真 選手)

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まとめ

春は5位に沈んだ関西大学が、この秋は本来の力を発揮し見事に優勝。2019年の神宮大会準優勝メンバーが多く残る今の世代、春の結果に悔しさや周りからは計り知れないプレッシャーなどあったと思いますが、今季の戦いぶりはお見事でした。大阪市長杯でも勝ち進んでぜひ、神宮大会リベンジしていただきたいです。

春優勝の関西学院大学は今季は3位という結果に。リーグ序盤に黒原選手や西選手の調整で遅れにより主力メンバーを欠く中、春同様持ち前のチームの明るさはリーグ随一で、観戦していてワクワクするチームでした。ベストナインに選ばれる選手が少なかったのを物語るように突出した選手はいませんが、チームとして戦っている姿が素晴らしい世代でした。お疲れさまでした。

立命館大学は惜しくもリーグ2位という結果に。開幕節の関西大学戦はコロナウイルスによる非常事態の中でしたが、よく戦いました。終わってみれば立命と関大のあの試合が優勝の分かれ目になっていたかもしれません。最後のリーグ、石田選手など4回生の選手が新たに活躍することもあり、素晴らしい戦いぶりでした。

同志社大学は4位という結果に。1回生の神谷選手、川久保選手を皮切りに、スタメンには比較的若いメンバーが多かったです。投手陣は、エースの小倉選手がリーグ途中で負傷するなどアクシデントもありましたが、ベストナインにも選ばれた東山選手や真野選手が投手の新たな軸として確立しました。打線もつながれば怖い野手がそろっているので、今後が楽しみです。

近畿大学は5位という結果に。春は3位と力のある選手がそろっているイメージでしたが、うまくいかないリーグだったのではないでしょうか。今季何度も継投の失敗というシーンを何度も見ました。今季は久保選手が怪我で出られずその影響も大きかったかもしれません。

京都大学は6位という結果でしたが、今季は近畿大学と関西学院大学から1勝ずつしました。水江選手や水口選手が投手陣では軸となりました。打っても藤井選手や脇選手を中心に、リーグ終盤では片岡選手、山口選手もよく打ち、チャンスでは愛澤選手が良く打っていました。好守備をみせるシーンもあり、観ている側はすごいワクワクしながら観戦することができました。もう少しで勝てたという試合も多く、いずれAクラスに入っても不思議ではないかと思います。

以上個人的ななんとなくのまとめです。関学や同志社、京大がいつも上位だった近大、立命、関大とも互角に戦っている感じで、今後もワクワクです。

最後になりますが、選手の皆様おつかれさまでした。熱い熱い戦いがみられてとても楽しかったです。またコロナ禍の中、有観客での開催に踏み切った連盟の方々にも感謝申し上げます。

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↑ 閉会式のこの写真はフォロワー様にお借りしました。

番外編:関西大学の選手紹介

せっかくなので、関西大学の選手紹介を素人目戦にはなりますが少し?だけ。

1番 安藤 大一郎 選手(④西条)
春はベストナインにも選ばれ打率も.333を記録。今季は.233(43‐10)と打棒奮わずでしたが、2回生の時から関大の立派なリードオフマンです。

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2番 中井 颯良 選手(②報徳学園)
2番を任されるのはこの中井選手。春に観たときには小技も使えるようなシャープな選手かと思っていましたが、この秋はパワーを見せつけるような打球も多く、彼のパンチ力にも期待が持てます。

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3番 野口 智哉 選手(④鳴門渦潮)
オリックスにドラフト2位指名を受けた野口選手。追い込まれた最終試合でリーグ通算100安打を達成するなど心も強い選手。1回生時代からスタメンを張り、そのバッティングには要注目です。

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4番 久保田 拓真 選手(④津田学園)
元々はキャッチャーでしたが後輩の有馬選手にポジションを取られ、サードを守っています。コンバートしてまで使いたいそのパワー。三振も多いですがツーベースもよく打ちます。春は本塁打も3本放っています。

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5番 上神 雄三 選手(③佐久長聖)
どんだけ打てば気が済むのか。リーグ序盤は打ちに打ちまくり打率5割の時も。最後はあたりが止まりましたが、それでも.389(36-14)を記録。関大のクリーンナップは本当に怖いです。

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6番 有馬 諒 選手(②近江)
関大の期待の新星。正捕手だった久保田選手のポジションを完全に奪ってしまいました。捕手としても素晴らしく、打ってもチームで2番目の打率.370(27-10)を記録。初めてのベストナインも獲得しました。

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7番 小河 英一郎 選手(③大社)
周りがすごすぎて目立ちませんが、チャンスで犠牲フライを放つなどしっかり仕事のできる選手です。打率が残せませんでしたが、ここがつながれば関大打線に隙はありません。今後の奮起に期待です。

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8番 坂之下 晴人 選手(④大阪桐蔭)
今季は何といってもこの男、主将の坂之下選手。春季リーグではチャンスで回ってきてもなかなか打てずチームとしても苦しい展開になることが多々ありました。しかし今季は打率.364(33-12)で打点はチームトップの11を記録。恐怖の8番バッターです。

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先発 定本 拓真 選手(③三重)
関大のエース。春季リーグは彼本来のピッチングではなく悔しい結果になりましたが、今季は復調の兆しを見せています。

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中継ぎ 桃尾 岳宜 選手(④滝川第二)
今季は途中からの登板のみの出場ですがチームトップの3勝を挙げました。リードした場面、ビハインドの場面、先発投手の負傷交代による緊急登板など、どんな場面でも投げられる素晴らしい選手で、規定到達ならずも防御率は0.77と上出来。

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代打 口分田 楓太 選手(③近江兄弟社)
彼のポジションはファースト。そう上神選手と同じなのです。彼がすごすぎてスタメンになれないですが、代打で登場してしっかり打ちます。今季打率は.333(6-2)です。

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他にも代打で目片 洸希 選手(④比叡山)もよく出場。彼も4回生で代打での登場が多く、その中でもしっかり結果を残します。彼ら2人が代打で出てきた際は要注目です。

ここまでなが~~~~~~~~~い文章を読んでいただきありがとうございました。これを読んで実際に観られた方はこんなことあったなぁとか、観たことない人はちょっと気になるなぁ~と思ってくだされば幸いです。

10月31日(日)からは神宮大会出場をかけた大阪市長杯が南港中央野球場で行われます。他関西4連盟との戦いをぜひ観に行きましょう!!

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