素晴らしい編集者のはなし

SNSで良く見かけるようになったつらい話。

漫画家が編集者につらい思いをさせられるような。

ないとは言わない、多分にある、私も(つらい話ならいくらでも)ある!

しかしつらい話だけでは辛いので、今日は素晴らしい編集者の話をしたいと思う。

なお、漫画家と編集者の関係は、発注元と下請けでもあり、ビジネスパートナーでもあり、共にクリエイティブする仲間でもあり、夫婦のようでもあり、一概には言えないし人間同士だし相性もあるし、会社員と個人事業主だしで、普通のお勤め人からすると意味不明なこともたくさんあるのですが、そういう業界なんですたぶん…。ビジネスとクリエイティブの両立って本当に難しいですね。


まあそんな前置きはさておき、個人の相性はもちろんありつつ、今日は特に素晴らしい編集者の話をしたいと思います!!5社20人くらいに担当していただいたことがあるので、今お世話になっている出版社の話とは限りません!あと個人が特定できないように少しフェイクも入れますのでご了承ください!!!


*売れたのはこの人のおかげ

この方は私の長期連載の中盤あたりに担当してくださった方で、ご家族に漫画家さんがいるのにもかかわらず、あらゆる会合や交流会で私の漫画を推してくれていた。あなたが神か。足を向けて眠れぬ。はじめて私の漫画を心から面白い売ろうと思ってくれているのが言動すべてから伝わった。ネームには厳しく全然褒めてはもらえないが、最高に信頼している。


✳︎完結したのはこの人のおかげ

つらい話は割愛するが、長期連載中に色々あって私は激しく体調を崩してしまった。しかし休める状態でもなくドクターストップがかかったりしつつ自転車操業をしていた。心身ボロボロな時に担当してくださったこの方は、「この人の言葉以外はすべて雑音」と思わせてくれた。(それはそれで危険なのだが当時の私には救いだったのだ)

この人がいなければ私は長期連載を完結させられていなかったと思う。一生の恩人。


✳︎この人と仕事がしたいから漫画を続けよう

返事が早い。早い上に、ファンレターかのような長文の感想を毎回(!)くれる。早いのに。(大事なことなので3回言いました)

めちゃくちゃ忙しくてキャリアもあって立場もあって私以外もたくさん抱えているであろうに、まるで「私はあなたの作品だけを愛しています!」と作家に感じさせてしまう仕事ぶり。一夫多妻の世界に行ってもすべての妻に不満を持たせずにそれぞれの妻を愛せるタイプなんだと思う。他の妻の存在を感じさせない。すごい。(もちろん比喩です)

私もあなたに愛され続けるために努力します。


他にも素晴らしい方とたくさん出会いお仕事させていただいております。本当にありがとうございます。

誰が担当になってくれるかは基本、作家は選べない。

ので、つらいことも良くおきる。私も書けば書き切れないほどある。

でも素晴らしい編集者もたくさんたくさんいるので、つらい話以上にいい話も私は見たい。

と思ってまずは自分で書きました。


感謝の気持ちで今日もネームをします。





















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