見出し画像

ニンジャのゲームを作る - ⑦続々:進捗報告と体験版について

お久しぶりです。製作中のニンジャのゲームについての進捗報告です。

●はじめに

画像1

Q.どれくらい完成したの?
A.現状の完成度については以下の通りになっています。

50% :ダンジョンマップの複雑化
80% :オリガミ・システムの作成
80% :エンハンスメント・ジツの作成
95% :アイテムの種類の増加
100%:敵の種類の増加
50% :それに伴うモデルの作成、モーションの設定
20% :バランス取り

遅れは出ていますが、開発中に蓄積したものもあってか各課題を解決するための時間や勉強量も減ってきてはいるので、焦らず急いでナントカ解決していきたいと思います。

また体験版の公開予定を11月中に決めました。しっかり期限を定めてキアイを入れるためでもあります。なのでこれからはその範囲(1〜15F)を繰り返しプレイしつつ、調整やバグチェックなどカイゼンを進めたり、足りないものを追加したりしていく予定です。

体験版のプレイ内容ですが、ストーリーなどはなく、単純に1〜15Fのダンジョンを踏破するのみとなります。せっかく遊んでいただけたので本編に引き継げる要素も入れたいところですが、スケジュール的にちょっぴり嬉しい程度のものになるかと思います。

●前回からの作業点

1.移動システムや行動の処理順絡み、テキストボックス内のスクロールなどに手が加わりました(見えない部分)
2.アイテムの種類を増やし、効果を実装しました。

画像4

アイテムは現状、カタナスシオリガミマキモノエメツ鉱石のカテゴリに分かれています。以下に解説を付記します。

①カタナ
武器です。最大2本まで装備可能ですが、強いカタナを1本と弱いカタナを2本では、後者の方が弱くなることもあります。

一部の武器には特殊効果が宿っており、合成することで他の武器に移し換える(ないしは拡張する)ことが可能です。ただし元の効果を含めて3つまでとなっています。

②スシ
食糧です。満腹度を回復します。本作の満腹度は行動時に加え、体力自然回復時にも減少するので減りやすく、スシの管理は非常に重要になります。

自然回復との兼ね合いで、行動時に満腹度が減らないとか、逆に回復するというのも検討したのですが、同じ階に留まることにリスクがないと稼げるだけ稼ぐのが正攻法になり、プレイが長引くのでボツになりました。

③草
使い切りアイテムです。体力回復や一時的な攻撃力増強、死亡回避などの様々な特殊効果を発揮します。効果は基本的に単体にのみ作用します。デメリットアイテムもありますが、投げ当てることで敵に押し付けることも可能です。

ニンジャの世界観とあまり合っていないような気もするため、余裕ができれば丸薬とかに置き換えようかとも考えています。

④オリガミ
オリガミです。折り方を変えることで様々な種類のデバフを掛け、戦闘を優位に進められるようになります。草と違い、複数まとめて手に入るため一つ一つの効果は弱めです。

使用に満腹度を消耗するか、オリガミの枚数を消耗するかはまだ考え中なのですが、バランス調整しながら見ていこうかと思っています。レベルアップや特定敵の打破などで折り方が追加できれば面白くなりそうかな、とも考えています。

⑤マキモノ
草と基本的な仕様は似通っていますが、効果が強く、効果範囲も部屋全体に及ぶものが多くなっています。残念ながら鉄芯が入っていないので武器にはなりません。

⑥エメツ鉱石
1つだけ装備可能なアイテムです。投擲ダメージで敵ニンジャを倒すことで、そのニンジャの特徴(能力)を付加することが可能です。そういう空間なのでそうした事象が生じます。大きな、巨大なと修飾語がつくものは複数の特徴を宿すことができます。

特徴はニンジャによって様々で、特だった能力を使ってこないニンジャから優秀な特徴が得られたり、敵に回すと脅威なのに特徴を得ても……というものも存在します。

本作はヘッズのみならず、まだヘッズでない方もプレイしたり、見たりする(してほしい)ことを想定していますので、敵キャラにゲーム上の障害だけではなく、意外性のある有益な情報を付加することで、そのニンジャに興味を持ち、初出エピソードを読み、やがてニンジャ真実に目覚め、深夜にニンジャセッションを始め、『天狗』『オハギ』『明智光秀』などのワードを見るだけでニューロンが焦げる……そういう世界に近づくためのフックとなってほしい、という思惑が籠もっている要素でもあります。(あとニンジャ名鑑や初出エピソードリンクとかも付けたい)

画像3


まとめ

画像4

長い間作業を続けてきましたが、そろそろ一つの節目を迎えられそうです。いろいろと苦労もあったのですが、ここまで来れたのも開発を見守ってくれた皆様のおかげです。いつもありがとうございます。(そして長くなって申し訳ございません)

体験版の公開に合わせて記事も更新する予定です。それではまた次回の記事にてお会いしましょう。

(続く)

それは誇りとなり、乾いた大地に穴を穿ち、泉に創作エネルギーとかが湧く……そんな言い伝えがあります。