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ダイアモンドとは何か? 第一部マーケットを客観的に見た時の現在の状況理解

MOTHER’s DIAMONDのコレクションは完全受注生産です。
ご来店いただきサンプルをご覧ください。
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構成は2部で今回は第1部です。
1部    マーケットを客観的に見た時の現在の状況理解
2部 ダイアモンドの歴史とダイアモンドとは何か?

ダイアモンドとは何か?

どれほど、素晴らしい企業理念を掲げても、立派なコーポレートアイデンティティーを掲げてもダイアモンドが何なのかハッキリした明確な答えを出さない限り先には進めません。

MOTHER’s DIAMONDはその答えを
ダイアモンドとは「母性と愛情の象徴」
としました。

そして弊社の企業理念である
「ダイアモンドの新しい価値を創造すること」具体的にどのようなことなのか?

それは
「人生の節目に相応しいダイアモンドを生活に寄り添う形で提案・提供すること」
ということです。
具体的には弊社の製品などをご覧いただけば感じていただけると思います。

第一部 マーケットを客観的に見た時の現状理解

<世界中のジェエリーショーを飛び回り、マーケットの中から卸業界の動向を客観的に分析する>
*流通の変化
1800年代からダイアモンドの流通はデビアスがマーケットのシェアを独占しダイアモンドの価格を安定させるため供給量を制限してきた時代が長く続いてきました。その中で、ダイアモンドサイト、サイトホルダーなどデビアスがコントロールしやすい仕組みができ、ダイアモンドを取り扱いできる業者は特別だというイメージ構築が出来上がりました。

一般的に出来上がったダイアモンドの流通の流れはデビアス鉱山→サイトホルダー→カッティングセンター(ムンバイ、アントワープ、イスラエル、NY)→輸入業者→店頭です。

1957年ロシアでミール鉱山が操業開始、1985年オーストラリアでアーガイル鉱山が操業開始

1998年カナダでエカティ鉱山が操業開始、デビアスが所有する鉱山以外でダイアモンドが採掘されこれまで独占されてきたダイアモンドの流通経路の多角化により価格が変動するようになりました。

2000年初頭から日本の二次流通ダイアモンドが世界に飛び出し価格競争が徐々に厳しくなり、マーケットが不安定になっていきます。2000年初頭あたりから駅前に買取業者が増え始めました。このような二次流通のダイアモンドを取り扱っている業者と直接ではなく間にミドルマンをはさみ小売店や百貨店にダイアモンドがジュエリーとして流通していくようになります。
さらに香港のジュエリーショーに合わせ二次流通のダイアモンドオークションが開催されるようになり、インド人、イスラエル人、ユダヤ人、中国人など様々な国の人たちが買付を始めます。そして業者の中にはサイトホルダーと呼ばれる業者も買い付けに来ており、日本で啓蒙され百貨店や小売店で販売されてきた「新品ダイアモンド」の存在を信じられなくなりました。実際、日本ジュエリー協会のウェブサイトでは小売店ともに買取店質屋がジェエリー協会会員としてリストに載っています。

サイトホルダーが二次流通のダイアモンドの買付に入り、国内では二次流通のダイアモンドがダイレクトに還流し店頭に並び、いわゆる新品と呼ばれるダイアモンドと二次流通のダイアモンドの区別がつかなくなったといえるでしょう。自社で原石から買付、研磨できる会社は別ですが、国内の会社でそのような流通経路を持つ会社はほとんどいません。

サイトホルダー二次流通オークションで購入しているという記事
https://twitter.com/mothers_diamond/status/1656645066944036864?s=20

2018年あたりから合成ダイアモンドのマーケットに流通し始め、客観的に検査機器を使い判別できるとすれば天然か合成かの違いだけになったと感じています。
店頭で購入したダイアモンドやジュエリーを買取業者に持ち込むと非常に低い価格を言われ、エンドユーザーはよほどの機会がない限りゴージャスなジェエリーを購入しようと思わないでしょう。元々、ダイアモンドやジュエリーは富と権力の象徴とされてきた長い歴史があり、上級国民と揶揄される特権階級に疑問を抱き、嫌悪する人たちが日本のバブル崩壊後に増えていることや、ミニマリストと呼ばれる物を所有することに価値を見出さない人たちの台頭も需要減退に拍車をかけていると推測します。
そのためダイアモンドに限らずジュエリーの需要が減退し価格が低下していくと共にマーケットが不安定になり卸業者間でここ数年20%ほど価格が年間で上下します。
そもそも本当に希少で価値があるものならば時代の情勢に関わらず価格は変動しなません。相場と価値は別物です。そのためダイアモンドに相場があってもダイアモンド単体に本質的な価値は存在しません。
ダイアモンドの本当の価値はどこに存在するのでしょうか?
 

第一部を最後までお読みいただきありがとうございました。
次回は第二部ダイアモンドの歴史を書いていきます。

2023年9月20日
MOTHER’s DIAMOND
BRAND MANAGER


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