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ヨガは道徳みたいなもの。

私にはインド人の友人がいます
その友人はインドで生まれ
小学生の頃には
オーストラリアやイギリス、アメリカに移り住み
学生時代を過ごした後
日本に来て仕事をし始めました

というわけで
インドで暮らしていたのは
生まれてから10年ほどだったと思うのですが
その友人が50歳を過ぎてもなお
頻繁に繰り返し読み直すのが
バガヴァッドギーターなのだそうです


『バガヴァッドギーター』
ヨガの学びを深めていく上で
欠かすことのできない知識。
人生の取説といわれるヴェーダの
要約・エッセンスともいわれる経典です


友人は自分で
「僕はヨーギーではない」と言います
いわゆるヨガ(ポーズをとるヨガ)は
やったことがないからと

そんな彼にとって
『バガヴァッドギーター』は
今でも肌身離さず持っていたい経典


「日本で言うと、道徳みたいなものだよ」
と言っていました

小さな子供の頃から
親や先生
まわりの大人に
毎日の暮らしの中で教えられるもの


ヨガって何か特別な運動法だったり
健康法だったりするわけではないようです

さ!今からヨガするぞ〜!
ってするものではなくて
あたりまえに暮らしの中にあるものであり
本当に身の回りにある知識なのです

朝起きて夜寝るまで(寝ている間も?)
ヨガなのです

僕はヨーギーじゃないというインド人の友人
体は硬いし
蓮華座(パドマアーサナ)はできないから
と言いますが
彼の考えや言動の基本は
紛れもなく
バガヴァッドギーターにあり
ヨガそのものであるのに

その自覚がないところが
なんかアンバランスであり

一般的なヨガのイメージを物語っているようです

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