【試し読み】非モテのままだと淘汰される  〜一億総モテ時代から、弱肉強食の恋愛資本主義時代へ〜

たいへん心苦しいのですが、まずあなたに残酷な真実を申し上げなければいけません。

「非モテは女性から選ばれないし、恋人も出来ないし、生殖できない」

なんでだ!ひどい!差別だ!許せない!
という男性の阿鼻叫喚が聞こえてきますが、これが事実なので落ち着いてお聞きください。

前提として、女性からすると恋愛とは、純然たる差別の結晶なのです。
それは女性の体の仕組みが、一年という長い時間をかけて子どもを育み、命を賭けて産み、長期間養育するという、「生殖コスト」が非常に高い仕様になっているのが理由です。
男性と比べて、この生殖コストは女性が圧倒的に高いんですね。

なので、口説いてくる男性すべてを無差別に愛せる女性はほぼいません。
たいていは言いよる男性の中から、「これは!」という1人をゴリッゴリに選別します。
「この男の精子は受け入れて、この男のは絶対ダメ」
女性はこの人権が尊ばれる社会 において、平等意識のかけらもない差別をごく日常的に行なっているのです。

それ故に、この本を手に取ってくれているあなたは、女性から「選ばれる」存在になる必要がありますが、ここで残酷なルール変更をお伝えします。
今の世の中は、いわば「恋愛資本主義社会」です。
モテる者はモテ、モテざる者はモテない、そんな弱肉強食のモテ格差社会だということです。

ひととき前は違いました。
平成30年版・内閣府「少子化社会対策白書」によれば、 男性の1970年の50歳時未婚率は1.7%と、ほぼ全員が結婚できた「一億総モテ時代」でした(図1)。

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しかし、時が下るに従って未婚率は年々増加し、2015年は23.4%もの男性が結婚から「あぶれて」います。

さらに国立社会保障・人口問題研究所発行の出生動向基本調査によると、未婚者のうち、「性交経験がない」と回答した割合は、直近調査の2015年に、30〜34歳をのぞく全ての年齢で増加傾向、総数で見ても増加基調にあり、「モテ強」と「非モテ」の格差が年々広がっていることが明らかです(図2)。

画像2

こうなった背景には、①女性の社会進出②社会の風潮の変化③テクノロジーによる出会いの変化、が要因としてあるように思います。

① 女性の社会進出の実現

男女雇用機会均等法が施行され、女性が社会的にお茶汲み腰掛けOL以外の役割を認められて以降、「女性が経済的に自立する」ということが可能になりました。
すなわち、「経済的理由だけのために結婚する」という選択をしなくて良くなったのですね。
「自分で食っていけるし、好きでもない男と添い遂げるくらいなら、独りでいたい!」
という選択肢を女性が選べるようになったのは大変喜ばしいことですが、恋愛においては男性に対する要求を引き上げ、モテ格差を拡大させる結果になってしまったようです。

②社会の風潮の変化

「女性はクリスマスケーキ」という言葉を聞いたことがありますか?
昭和〜平成初めくらいまでは、25歳を過ぎて未婚の女性は「売れ残り」「ハイミス」と呼ばれて、「結婚できなかった負け組」としての社会からの厳しい視線に晒されていました。
この刺すような視線は、良くも悪くも「早く結婚しなくては!」と女性をせっつき、「私もそろそろ、このあたりで手を打っておこうかしらん」などと、男性選びのハードルを下げていたんですね。

しかし、現代で「女はクリスマスケーキ」などと発言しようものなら、秒で人事に呼び出しを喰らうレベルまで世の中は様変わりし、「結婚の適齢期」は実質なくなりました。
これの何が問題かというと、「結婚のデッドエンド」が消え失せたことにより、女性がいつまでも「理想の王子様」を求められるようになってしまったことです。
その結果、男女の立場が逆転し、今度は男性が「一定水準以上の男じゃないと認めない」という、女性の厳しい目線から逃れられなくなってしまったのです。

③ テクノロジーによる男女の出会いの変化

インターネットが発達する前の男女の出会いと言えば、友人の紹介やお見合い・職場など、身近なものが主でした。
そうした出会いでは、お互いのレベルが大体釣り合っているものですし、その範囲内で「まあアリかな」と思われればいいので、わりと簡単にマッチングできていたのです。
しかし、現在は、マッチングアプリなどのおかげで世界中の異性と出会うことができるようになりました。これはライバル・比較対象の爆発的な増加を産み、「釣り合い」を無視した異性への自由なアプローチを可能にしました。
男性であれば、相手とレベルが釣り合わなければ門前払いを食らうので目が覚めやすいのですが、女性は(体目当て含め)自分以上のレベルの男性にもリーチできたりするので、要求水準以下の男性には、まったく目がいかなくなる現象が起きています。
出会いが階層型から無差別級になり、モテ強が圧倒的有利になったのも、恋愛慣れしていない男性にとってはモテ格差を広げる、手痛い変化と言えるでしょう。

さて、このようなひどい世の中で女性をゲットするにはどうすればいいかというと、「モテ強者」になるしか道がありません。
非モテからモテ強になるしかありません。
恋愛においては、男性は「選ばれる性」です。
「選ばれる」ために自分を磨き、行動しなければなりません。
非モテのままでは選ばれないのだから、モテ強になって恋愛資本主義社会の勝者になる必要があります。

でも、安心してください。
いまや、世のモテ強不足は深刻です。
なので、モテ強のエッセンスを少しでも取り入れられれば、周囲の男性と比べて、簡単に頭一つ抜け出ることができます。
この本では「モテ強」になるための答えをギッチギチに詰め込みましたので、一緒に「選ばれるモテ強」を目指しましょう♡

⭐︎まとめ⭐︎
・非モテのままでは淘汰される
・男性は女性に選ばれる生き物
・ほとんどの男性は恋愛資本主義のルールを知らないので、ちょっと頑張るだけで圧倒的にモテる

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