見出し画像

ポケモン剣盾S23シングル 最終780位 白バドwithちからもっち

初めて構築記事を書かせていただきます。もっちと申します。剣盾から対戦を始めて早2年、念願の3桁順位を達成することができましたので、ひとつの成果として記事を書いてみることにしました。こういった記事を書いたことが全くないので、読みにくい記事になっていると思いますがどうかお許しを...

私は剣盾が発売される前から7世代の対戦動画をたまに見ていました。いわゆる見る専というやつですね。そのためこのダイマックスが無くなった環境は始まる前からかなり興味があり、気合いを入れて対戦に臨みたいと思っていました。竜王戦環境のときは色々な禁止伝説を試していましたが、今回の環境ではこれと決めた禁止伝説をずっと使い続けるようにして、構築の練度と完成度をあげるようにしました。

構築経緯

 まず私はいわゆるメジャーポケモンになりうるポケモンはあまり使いたくないという考えをずっと持っており、そのスタンスをできるだけ崩さないように構築を組んできました。そのため今回の環境で使う禁止伝説枠を決めるときには、「竜王戦環境ではメジャーであまり使う気にならなかった禁止伝説をこの機会に使いたい!」と思い、いい塩梅の順位にいた白バドレックスを採用しました。

 白バドレックスを採用すると必ずザシアンが重くなるため、ザシアンの攻撃を受けることができつつ火力が出せ、尚且つトリックルームとの相性も抜群なアローラガラガラを採用し、この2体を軸として構築を組み始めました。

 さらにトリックルーム下では先制技による縛りを抑えることができれば、もっと全抜き性能が上がるのではないかと考え、トリックルームとサイコフィールドを両方展開でき、黒バドレックス対策としても役割を持てるイエッサンを採用していました。

 これら3体に加えてカイオーガ対策のトリトドン、黒バドレックスに強く出れるかつ固有の性能を持っているバルジーナ、カプ・レヒレやイベルタル、ゼルネアス等を何となく見れるようにチョッキジバコイルを採用し、この6体で2ヶ月目(先月)までは潜っていました。

実際に使用していた構築

しかしこの構築には欠点が5つありました。

1.ゼルネアスがあまりにも重すぎる

2.ホウオウやネクロズマへの対抗手段が少なすぎる

3.トリトドン使用率10位に急上昇←!?

4.イエッサンの選出機会が少なすぎる

5.シンプルにウーラオスが重すぎる

これらの欠点を何とかするため、まず明確なゼルネアス対策であり、バルジーナとの相性補完にも優れているガラルヤドキングを採用しました。

またホウオウやネクロズマへの対抗手段を増やすためには、バルジーナの努力値をすばやさに振り、上からちょうはつできるようにしました。

さらにトリトドンの代わりとして、見た目上では判断が付きにくいちょすいヌオーを採用しました。

最後にイエッサンの枠に関しては、トリックルーム要員の中から黒バドレックスやウーラオス、ジバコイルが抜けたことによるイベルタル対策も必要になり、かなりポケモンを決めるのに難航しました。しかし最終日になり、構築の最終チェックをしていたところ、「そもそも選出機会少ないし、トリックルーム展開できないやつでもいいのではないか?」という考えに至り、黒バドレックスの対面処理ができるかつウーラオスやイベルタルに強いマリルリを採用しました。
この6体で最終的に完成となりました。

使用構築

個体紹介

1.白バドレックス@じゃくてんほけん 白の嘶き 腕白
207(252)-186(4)-222(252)-x-150-70

調整:HB特化

禁止伝説ならではの圧倒的な種族値のゴリ押し。

HBに特化しているため、物理攻撃ではほぼほぼワンパンされないという強さがあります。(ハチマキダルマのフレドラ確定耐え、ウーラオスの暗黒強打確定耐えなどなど...)

ザシアンに対しては対面からなら勝てる確率が高いです。ただ特化きょじゅうざんが37.5%の乱数だったり、電光石火があると対面は勝てないため、ここに関しては祈るばかりでした。

トリックルームがある前提の立ち回りをされるので、たまにトリックルームを打たない立ち回りをすることもありました。

技構成も剣舞があることにより、交換との択を安定択にすることができたり、耐久ポケモンや本来不利なポケモンをゴリ押せたりとかなり強かったです。

ウーラオスのふいうちの残りPPを数え間違えて負けたのはいい思い出。

2.アローラガラガラ@ふといホネ 石頭 いじっぱり155(156)-132(156)-155(196)-x-100-65

調整:
ザシアンの特化きょじゅうざん乱数2発(1.17%)
HとAが低くなりすぎないよう調整

ちからもっち①(実質)

トリックルームを展開した後の制圧力は言うまでもなく素晴らしいです。

最終的に剣舞はあまり打たなかったので岩技を採用した方が良かったかもしれません。

この環境ではいしあたま一択だと思いますが、逆にひらいしんを警戒する立ち回りはされませんでした。

僕のパーティにはザシアンが初手に来ることが多かったため、初手からガラガラを投げ、相手の裏に負荷をかけつつ崩していく動きをよくしていました。

3.ヌオー@たべのこし 貯水 しんちょう
202(252)-105-108(20)-x-126(236)-55

調整:
カイオーガの眼鏡冷Bたべのこし込確定3発
ようきウオノラゴンのげきりんたべのこし込み確3

カイオーガ対策かつ選出画面で仕事をするポケモン。

といいつつ最終日はめいそうカイオーガにボコボコにされまくった犠牲者でもあります...

うずしおで相手のポケモンをキャッチし、どくどくで処理するという動きは強かったです。

一応ウオノラゴンのげきりんはほぼ耐える調整にしてありますが、だいたいハチマキだったため受からずあまり対策にはなっていないと感じました。

きれいなぬけがらを持たせたかったのですが、耐久ラインがあまりにもギリギリなため持たせることができませんでした。

このポケモンのおかげでゴチルゼルを出されることが増え、ガラガラで無限にカモっていたのでそこはありがたかったです。

初めての3桁チャレンジでイベルタルにどくどく自己再生で粘ってたら悪の波動2連怯みして流石に声出た。

4.バルジーナ@ゴツゴツメット 防塵 わんぱく
217(252)-85-137-x-129(108)-119(148)

調整:
ようきウーラオスのインファイト確定2発
黒バドの特化眼鏡アストラルビット乱数2発(4.68%)
S164振りネクロズマ抜き

昔から信頼している受け枠。恐らくこのパーティ1の過労死枠。

HD特化がこのシリーズ最初に流行ったが、この技構成であれば素早さに振る方が強いと思っています。

ホウオウやネクロズマに対して上からちょうはつをすることで機能停止に持ち込めます。また上から羽休めをしやすいため、さらに受けられる範囲が広がっていたと思います。

ウーラオスなどの物理ポケモンにもある程度戦えるような調整になっており、このポケモン1匹で詰んでいるという試合もありました。

とんぼがえりが欲しい対面が無限にありました。技スペース5個あったらと1番思ったポケモンかもしれません。

最終日ハチマキネクロズマに当たって全てを破壊された。

5.ガラルヤドキング@くろいヘドロ 再生力 おだやか
201(244)-x-104(28)-130-176(236)-50

調整:
ようき水ウーラオスの鉢巻水流連打乱数2発(0.02%)
残りD

ゼルネアス対策かつ汎用特殊受け枠。このポケモンもかなり前のシーズンから愛用しています。

カプ・レヒレやウルガモスに強いのがこのパーティにとっては欠かせませんでした。

カプ・レヒレは型が豊富なため、様子見で殴ったり裏への読みが必要だったりと少し難しい立ち回りが要求されるかもしれません。

最終日当たっためいそうカイオーガに対してもギリギリ勝つことができました。

ウルガモスの炎の舞運ゲが始まると祈祷の時間が始まる。

6.マリルリ@とつげきチョッキ 力持ち いじっぱり
189(108)-112(252)-119(148)-x-100-70

調整:
A特化
余りHB
特化水ウーラオスの鉢巻水流連打乱数2発(0.0%)

ちからもっち②

構築の最後のピースとして最終日に滑り込んできた救世主。個人的MVP。

元々選出率の低かったトリックルーム要員だった枠をアタッカーに変えることにより、構築のパワーが格段に上がり、より完成度が高くなったと感じています。

イベルタルやウオノラゴン、ヒヒダルマ、両ウーラオスなどに軒並み強く、このパーティにピッタリハマっていると思いました。

黒バドレックスに対してのぶんまわすがあまり読まれず、眼鏡アストラルビットを耐えて返しのぶんまわすで処理する動きが決まりやすかったです。唯一ワンパンされるのが眼鏡リーフストームですが、特攻が下がるためその後他のポケモンの起点にしていける動きもできました。

相手が甘えたポケモンを受け出ししてきて予想外のダメージを与えるのがめちゃくちゃ楽しい。

しんどかったポケモン

眼鏡サンダー
受け出しからは誰も受からないため、バドレックスやヤドキングを先に展開しておく必要がありました。

カイオーガ+ゴチルゼル
カイオーガをヌオーで見ているため、キャッチされた瞬間ほぼ終了でした。

鉢巻バンギラス
マリルリがいない時は1番キツかったです。バドレックスで無理やり受けて返すというルートも一応あります。

Special Thanks

構築の軸になった弱保白バドを提案してくれ、終盤も通話しながら一緒に潜ってくれた シアくん

最後に

 今回の環境はダイマックス環境とは違い、強いポケモンを使っておけばある程度勝てていい順位までいける環境ではありませんでした。しかし逆に言えば今回の環境は、構築の完成度や練度が如実に成績に現れやすい環境と考えることもできるのではないでしょうか。どの環境よりも構築を考える時間が楽しかった最高のルールでした。ずっと4桁止まりだった自分がこのルールで今までで1番いい順位を取ることができて最高に嬉しいです!お疲れ様でした!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?