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【38日目】2分の芝居を1日1本、50本書いていくnote 『リモートメンタルクリニック 』【#てれアクト】

家で1人で、誰でも演じることが出来て、スマホがあれば撮影も配信もできる、2分20秒以内の1人芝居企画「てれアクト ~workfromhomeactors~」
そんな「てれアクト」のための脚本を、劇作家モスクワカヌが1日1本、50本書いていくnoteです。

38日目の脚本は有料noteとして公開致します。
以下にあらすじと脚本の一部を掲載しておりますので、ご参照ください。
記事をご購入いただくと全文が読めるようになっております。

38日目
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リモートメンタルクリニック

〇登場人物
 リモートでメンタルクリニックを受診している人(性別は問わない)

〇あらすじ
 リモートでメンタルクリニックを受診している患者が、毎年5月や6月は調子がよくないのだが、今年はとても楽だと話をしている。普段は服薬しないと仕事に行けないが、自粛要請で外出が制限され、自分が皆と同じことが出来ているここ数か月はとてもメンタルにいい。このまま自粛が続けば自分も「普通の健康な人」になれるのではないかという患者に、医者は「調子悪そうですね。お薬だしますね」といつも通りの対応をする。

〇脚本冒頭


   通院中の患者がリモートでメンタルクリニックを受診している

患者 あ、こんにちはー。…はい、声聞こえてます。先生には、こっちの声届いてます? あ、届いてますよね、今、まさに、やり取りがありましたね、はい。すみません、今日はわりあい調子悪くて。…はい、いつもの通院だったら行けてない感じですね。リモート受診なら、なんとか。はい。

患者 5月はですね…楽、でした。いや、毎年5月と6月が、一番調子悪くって、過去の日記とか見返すとここ数年毎年5月と6月にメンタルがやばくてオーバードウズとかしてたんですけど、今年は例年に比べて、はい、楽で。日によってはリーゼだけでいけるみたいな。

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