農業経験 @ 気分転換

この間、知り合いが子供達に農業体験させるから、その手伝いに来て!というので行ってきました。

農家の人の畑や田んぼを借りて、芋と米を手作業で植えて、秋頃収穫する企画。今回は畝作りと、米の種まき。

子供達はそれはもう元気に、土を掘り返してミミズとカエル探しに夢中になってました。(大人たちが作業をする)

今回思ったことは農業機械ってやっぱり偉大だなということでした。
昔はそれこそ、国民のほとんどが農民だった時代があって、今この国はそうではなくなっている。それが可能になったのって機械のおかげ。

畑耕すのってむちゃくちゃ大変なんですよね。土を鍬で持って混ぜ返して、そこに畝を作って行く。いうなれば畑全体を箒で掃いて、雑巾掛けして、家具を設置するみたいな作業。力作業の多いこと多いこと。鍬を綺麗に使えるようになるにも筋力がいる。土だって土嚢を運べばわかるけど、かなり重い。そりゃ、高齢化したらきついですわ。

農業の大変さを甘くみてました。土を均等に混ぜて、一定間隔で作物を植え付ける。定期的に水撒きをして、雑草を毟る。
ここら辺、均等さってほんと大変なんですね。人がやるとちょっとずれる。そしてそのズレが、畑の一部の実りの悪さに繋がる。ここら辺機械があってほんとよかったって思います。

それでも規模が違う。学校の花壇の雑草むしりも大変だったけど、畑は広さが違いすぎる。機械があるから楽勝でしょ、と思ってました。体育館を隙間なく雑巾掛けしてる気分でした。

しかも農作物がきちんと育つ間隔だけとって植えるんだから、収穫作業に大型機械は持ち込みにくい。土地を少しでも有効に使おうとすると、人の手でなんとかしないといけない部分が出てくる。鬼ですね。スイカの収穫が大変だって農家さんが笑ってましたけど、笑えないですよ。

農家のおばあちゃんが一個5kg以上もあるスイカを一輪車に積んで行くわけです。そして7,8個積んだら今度はトラックまでまた運ぶ。一輪車って言っても50kg程度もの載せて運んでる。

収穫するときは稲を刈って、乾燥させて脱穀、精米。もしくは収穫するところだけとってハサミで切り取るみたいな。重さと量とが忘れ去られてましたね。

足元は全てアスファルトではなく、土。何回こけそうになったことか。次の日は軽い筋肉痛。やっぱ農業って体動かす労働だわ。そして食べ物のありがたみがわかった経験でした。

何かを書く練習ですので、サポートいただけると最高に喜びます。