悲しきかな、教育戦争

思い返してみると、最近は無料有料問わず教育サービスと人材サービスが過熱しているのでは?と思いそこから考えられる不都合な未来を書いてみる。

昨今、言われていることを箇条書きしてみる。

・国は教育よりも社会保障に力を入れている。
・学生に対しての授業料無償化が取り上げられた。
・大学進学率が上昇。
・教育ローン、貸与型奨学金利用者増加。
・優秀な人材獲得に向けて企業採用は加熱。
・日本の研究開発能力の低下危機がたまに報道。

人材はどんどん優秀な人材が求められて行く。そして優秀な人間にチャンスも金も、人脈も偏って行く。これは当然だし、誰かにとって都合がいい仕組みだ(活躍したくて運をつかんだ人、考えることを放棄した人、能力や境遇が恵まれた人など)。

では優秀な人材を育てるために必要なことを国はできるだろうか。

国ができるのは、最低限度の知識を与え、望むものを選別した上でさらに高度な知識を与えることだ。
優秀な人材を育てられる人、というのは優秀な人材よりも珍しく、希少価値があることはわかる。当然優秀な人材も希少価値がある。つまり、希少価値が高まれば高まるほど、教育と人材は有料化されていく。国は国民へ平等に優秀な人材の教育ということはできない。

活躍しない人が怒られ否定され、役立たずや邪魔者として排斥される社会になっている。一方で親に金や権力さえあれば国の選別関係なしに、優秀な人材の教育を受けられる。残念ながら、競争よりも世襲型貴族制の方が強くなっていないだろうか。変に能力主義社会と名打つことで貴族制にあった高貴なる義務だけが放棄されていないか。

あるサービスが栄えるところ、誰かにとっての困りごとがある。教育と人材が高度化し、高度化した人材が求められるとなるとその問題は結構深刻な状態だ。何故ならば供給が追いつかなくてどんどん青天井になるが、そのぶん参加のための前提条件が努力では足りないところが増えるからだ。

うーん、wikiやgitやなんやかかんやと無償で利用できるものだけを検索できる検索エンジンが欲しい。

何かを書く練習ですので、サポートいただけると最高に喜びます。