閃きがOSSになればいいのに

noteを読んでいて、時々見かける「好きを追求していくことの大切さ」に私は少し辟易している。

自分が好きなものはスキと言える。noteだって目について読んで、ちょっとボタンを押すだけでスキとなる。感想を書こうとすれば、どこがどう好きなのかまで具体的になる。じゃあ私はそこから、いつだって好きなもののために動き出すのだろうか。残念ながら答えは否である。

noteを読んで、日常の中で思い返して想像してみて、そこで止まってしまうことの多さよ。情けない。想像してもその考えが頭の中にあるうちは永遠に空論となってしまう。そうわかっていて、でも変わらない自分を自覚する。
(そうつまり作者は他人のnoteに感想を書いたことはないのである)

noteクリエイターは好きなことを楽しんで、よくなる方法を追求して、自分で行動して、だから人の心を動かしてる。きっとだから人の心を動かしている。

それに対して私の好きは「本気の好き」ではないのだろう。
なにかの好きを失う恐怖が私の足を竦ませる。好きの中に恐怖が混じって純粋なものではなくなってしまう。好きが積もるのと同じくらい、壊れる怖さが増していく。

だから私は、恐怖を克服するのに(つまり自分を変えることに)時間がかかるとわかった。こんな歳になって恥ずかしいばかりだが、小学生のように自分がやりたいこと、好きなことをやれるだけの力を身につけ直していきたい。

この世あるかもしれない「読んだだけで行動を起こせるようになる魔道書」を探すよりも地道に呪文を唱える練習から始めよう。そよ風を起こす初級風魔法を練習するように閃いたことを言葉にしていく。誰かがそれを面白いと言ってくれたなら楽しいし、誰も評価しなくても練習なのだと自分を励ますのみだ。もし、そのアイデアがすでに実現されていたとして、辿り着き方も同じかどうかは考察する余地が残る。いつか現実にそのサービスを作れたら楽しいな。

今日の閃き(今回は過去分含む)

・購買行動の可視化について
現在、家計簿アプリ、レシート写真、クレジットカード利用履歴から購買行動はかなり可視化されている。しかし、実際にその家の冷蔵庫事情を知っているかと考えた時に私は「賞味期限」が抜けていないかと思う。コンビニでは商品の破棄する時間が決まっていて管理されている。しかし現状、冷蔵庫の牛乳を、いつ買ったものか管理するプロセスはアナログのままではないだろうか。

・電子雑誌
最近、定額読み放題サービスで電子雑誌を読むことが増えてきたので不便に感じたこと。電子雑誌って紙面媒体をスキャンしたもののことを指すのか?場所取らなくて、持ち運びが楽なだけか。雑誌をせっかく電子化して配信するなら、商品情報をカートに入れる機能が欲しい。後から商品を見比べて、もう一度雑誌のページと往復してどれを買うか決定するプロセスをやりたい。雑誌を読むときも切り抜きや付箋貼りとかするのだからそこをもう少し楽にできる工夫があるといいのに。

何かを書く練習ですので、サポートいただけると最高に喜びます。